慢性気管支炎と診断されたら!?慢性気管支炎の治療方法とは

原因不明の咳と痰(たん)が長期間続くときは、慢性気管支炎が疑われます。ここでは、慢性気管支炎と診断された場合に行われる治療について解説します。


慢性気管支炎の病院での治療方法

慢性気管支炎の治療は、患者が、ほぼ通常通り日常生活を送れる状態(慢性安定期)であるか、日常生活に支障をきたすほど病状が悪化した状態(急性憎悪時)であるかどうかで変わってきます。
日常生活を送るのにはそれほど支障がない、比較的安定した状態である場合は、咳や痰の減少、呼吸困難の改善、低酸素血症の改善、症状悪化の防止を目標とする治療を行います。
咳や痰の減少、呼吸困難の改善には、気道を拡げるβ2刺激薬、抗コリン薬、キサンチン製剤といった薬剤が有用です。咳が強いからと安易に咳止めの薬を使うと、かえって気道に痰などの分泌物が溜まりやすくなってしまうため、避ける必要があります。
分泌物が気道に溜まると細菌感染の温床となるので、去痰剤や吸入を使った痰の排出も行います。
インフルエンザ桿菌、肺炎球菌、緑膿菌などの細菌が原因となっている場合は、これらに対する抗生物質が処方されます。


入院が必要になることも

症状が悪化し、日常生活に支障をきたすほどになる「急性憎悪時」には入院治療が原則となります。入院が必要となる基準は、以下のようなものです。
1. 高度の息切れや、咳・痰が増加したことでの症状の悪化
2. 呼吸促拍(呼吸数の増加)、高度の血液ガス異常をともなう呼吸不全
3. 下腿浮腫(ひざから足首部分までのむくみ)、労作時呼吸困難の悪化をともなう心不全
4. 肺炎の合併
このような状態になった場合は、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。病院では、広域抗生剤や気管支拡張剤、去痰剤の投与や、呼吸不全の対策として酸素療法などが行われます。心不全の状態に対して、利尿剤や強心剤が用いられることもあります。
長引く慢性気管支炎は、治療にも根気が必要です。症状が少し軽くなったからと通院をやめてしまわず、気になることがあれば医師に相談しながら、しっかりと治療を行っていきましょう。

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