どうすれば治る?手汗の改善方法

手汗がひどいと、「パソコンや携帯がベタベタになる」「書いた文字がにじむ」「レジでお金を手渡すのが恥ずかしい」「握手ができない」など仕事でもプライベートでもさまざまな支障がでてしまい、深刻に悩んでいる方もいます。そこで今回は、手汗を改善するための方法をご紹介していきましょう。


手汗を改善する方法〜自律神経を整える

手汗が出やすい方は、「自律神経」のバランスが乱れている可能性があります。内臓や血管などの働きを調節している自律神経は、交感神経と副交感神経という2種類で構成されています。
交感神経は、体がアクティブになっているときに優位に作用して各器官の働きを活動的する神経。発汗を促すのは、この交感神経です。一方、副交感神経はリラックスしているときに優位に作用し、各器官の働きを抑制しています。
この2つの神経が必要に応じてうまく切り替わることで、私たちの体の機能は正常に保たれています。しかし、ストレスや睡眠不足で交感神経だけが過敏に働く状態が続いたり、不規則な生活により自律神経のバランスが崩れたりすると、体にさまざまな不調があらわれます。発汗異常も、この不調のひとつです。
それでは、自律神経のバランスを整えて手汗を改善する方法をご紹介します。
手汗を気にしすぎない精神的なストレスや緊張は、交感神経を刺激してしまいます。汗が増えるという悪循環に陥らないように、汗が出てもあまり気にしないようにしましょう。
ストレスと上手につきあう自律神経のバランスを乱す最大の原因は、ストレスだといわれています。ストレスを完全になくすことは不可能ですが、楽観的にとらえたり、うまく受け流したりしてストレスを溜め込まないようにしましょう。
生活リズムを見直す労働や運動には交感神経が、食事や睡眠、休養のときには副交感神経が優位に作用します。規則正しい生活を送っていると、体にリズムが刻まれて交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズに行われるようになります。自分なりの生活リズムをつくりましょう。
深い眠りを睡眠中は、副交感神経がもっとも活発になり、交感神経を鎮められる大切な時間帯です。就寝前にぬるめのお風呂にゆっくり入り、部屋の明かりを薄暗くしてTVやパソコンの画面を控えることで入眠環境を整えられるので、ぐっすりと眠れるでしょう。
体を動かす習慣を汗を流すと気分がすっきりして充足感を味わえるので、ストレスを解消できます。また、運動をすることで生活にリズムもうまれます。気軽にできるウォーキングなどを行う習慣をつけましょう。


その他の改善方法

食事脂っこいものや辛いものには、発汗を促す作用があります。手汗を改善するためには、このような食べ物は控えめにしましょう。
漢方薬漢方薬は特定の症状に直接作用するわけではないので即効性がありませんが、体全体のバランスを整える効果が期待できます。手汗の改善に有効とされる漢方薬には、「竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)」や「大承気湯(だいじょうきとう)」「荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)」などがあります。
病院で受診する手汗が異常に出てしまう「手掌(しゅしょう)多汗症」という病気があります。皮膚科や美容外科、整形外科などで治療を受けられるので、日常生活に支障をきたすくらい手汗が多い場合は受診するとよいでしょう。

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