生理予定日前にあらわれる妊娠超初期症状と身体の変化

妊娠したかどうかは、生理予定日になっても生理が来なかったり、基礎体温が上がりっぱなしだったりすることで気づくことが多いですが、妊娠の「超」初期症状に気づくというケースもあります。症状には個人差があるため、妊娠がわかってから思い当たることもあるようです。生理予定日の前にあらわれる妊娠超初期症状と身体の変化についてみていきましょう。


妊娠超初期症状とは

妊娠4〜5週ごろから、産婦人科で診察を受けて妊娠が確定するまでの時期を一般に「妊娠超初期」と呼びます。
妊娠週数は、前回の生理開始日から計算します。そのため、正常に生理が来ている方の場合、生理予定日を過ぎて遅れに気づくころには、妊娠4〜5週目に入っています。
そしてこの妊娠超初期には、女性の身体の内外でいろいろな自覚症状がでます。
ただ、妊娠超初期症状は個人差も大きく、いつからどのようにという明確な基準もありません。


妊娠超初期症状と生理前の症状はほとんど同じ

妊娠超初期症状で、自覚しやすい代表的な症状としては、
・腰痛
・下腹部の痛み
・トイレが近い
・便秘または下痢
・乳房の張りや痛み
・頭痛
・強い眠気
・臭いに敏感になる
といったものが代表的です。それから、身体のだるさ、イライラなどに加え、熱っぽさや喉の渇きを感じることもあるようで、風邪の引き始めに似た症状を感じる方もいるようです。
例に挙げた症状が引き起こされるのは、妊娠を継続するために必要なプロゲステロン(黄体ホルモン)が増加することが原因ですが、実は生理前の症状に非常によく似ています。そのため、これらの症状に思い当たることがあっても、妊娠しているかどうかの判断をゆだねる材料としては弱いといえます。


生理前に起こる「月経前症候群」(PMS)のほうが、症状が多い?

参考として、「月経前症候群」(PMS)の症状には次のようなものがあげられます。
体の症状・乳房が張って痛い
・胃や下腹部の痛み
・吐き気
・下痢や便秘
・身体が重くてだるい
・腰痛
・肩こり
・冷え症
・頭痛
・手足のむくみ
・ひどい眠気、または睡眠リズムの崩れや不眠
・食欲増進(特に甘いもの)
・のぼせやめまい
・肌荒れ
・ニキビなどの吹き出物
心の症状・イライラして怒りっぽくなる
・不安が膨らむ、憂うつで後ろ向きな気持ちになる
・集中力が低下する
・うっかりミスが増える
・やる気・意欲が低下する
・性欲が増進、または減退する
このように、生理前に感じる症状はたくさんあります。


妊娠超初期症状に特徴的なのは、強い眠気と臭いへの反応

さまざまな妊娠超初期症状の中でも、「強い眠気」と「臭いに敏感」は、比較的多くの人が感じるようです。
いくら眠っても眠くなるのは、排卵後に増加するプロゲステロン(黄体ホルモン)が原因で生じる体内のむくみと持続的な体温上昇が動作を鈍くさせることも考えられるでしょう。
臭いに対して敏感に反応するようになるのは、女性ホルモンのエストロゲンが関係していると考えられます。嗅覚の感受性を高めるエストロゲンは妊娠により増加し続けるため、臭いに対する反応は非常に敏感になり、お気に入りの「匂い」すら「臭い」となって不快になることもあります。


「月経前症候群」(PMS)と妊娠の判断は、まず体温を測ることから!

PMSと妊娠、自分はどちらなのかは妊娠検査薬を使えばわかりますが、「検査薬を買いに行くのに勇気がいる」という人もいるのではないでしょうか。PMSと妊娠、どちらかを簡単に判断するには、体温を測ってみることです。
排卵すると体温は高温期に入ります。受精が成功し、妊娠が成立した場合にはこの高温期が継続します。よって基礎体温をつけている場合は、次の生理予定日あたりで体温が下がることがありません。高温期が3週間以上続いている場合には、妊娠の可能性があると考えてよいでしょう。


PMSでも妊娠でもなく婦人科系の病気であることも

PMSの症状か、妊娠による症状かと思っていたら、どちらも違っていたということもあります。
早期の更年期障害の場合微熱、月経不順や頭痛、肩こり、イライラや不安感といった症状がおこります。
黄体機能不全の場合高温期が短い、あるいは1回の月経周期で高温期が2度あります。(M字型になっている)
基礎体温は女性にとって、婦人科系の不調を表してくれるものでありますし、妊娠のチャンスを知らせてくれるものでもあります。日頃から基礎体温をつけておくと、このように、何かあった時に早く変化に気づき、早めに対処することができます。
婦人科に関わる病気や体調の変化は似ている症状が多く、自分ではよくわからないこともあります。その場合は自己判断せず、婦人科を受診しましょう。


基礎体温の正しい測り方

基礎体温の「低体温期」と「高温期」の差は、実際には1℃程度の差でしかありません。したがって、正しい基礎体温を把握するためには、0.01度刻みで計測できる専用の基礎体温計(婦人体温計)を使って、毎日なるべく同じ時間に同じ状態で計測することが必要です。
朝、目が覚めたらすぐに測る一日を通して、身体がもっとも安静な状態であるのは朝、目覚めたときです。起床後、身体を動かしたり、起きた時間が遅かった時などでは体温も上がってしまいます。そのため、一定の時間で、横になったままで計測してなるべく正確な基礎体温を測るようにします。万が一、いつも違う時間となった場合には、備考の欄に測った時間を記録しておきましょう。
計測は舌の裏側で基礎体温計の先端を舌の裏側にあて、必ず同じ場所で正しく計測するようにします。舌の裏側の奥にある真ん中のすじ(舌小帯)の左右どちらかで正しく測ることができます。舌の上で測ると0.04〜 0.10℃の差が出てしまい、正しい数値が得られませんので注意しましょう。
基礎体温は3か月ほど続けて記録すると自分の身体のリズムがわかってきます。毎日記録することが大事になってきますが、最近の基礎体温計には計測したデータをPCへ転送してくれるものや、基礎体温計自体にデータを保存して液晶部分でグラフ表示するものもあります。また、5分程度の計測時間で正しい体温が測れる実測式のタイプや、わずか10秒程度で計測できる予測式のタイプなどさまざまあり、ご自身の生活スタイルや好みに合わせて、基礎体温計を選んでみてください。


妊娠検査薬でも調べる方法も

基礎体温を測る以外に妊娠の有無を調べる方法として、妊娠検査薬を使う方法もあります。
ただし、市販されている多くの妊娠検査薬は、生理予定日の約1週間後から検査可能となっています。これは、それ以前に検査をすると尿内に排出されるhCGホルモンが判定可能な量に達していない可能性があるためです。妊娠検査薬は、尿の採取部分がスティック状になっているので、採取部分に直接、尿をかけるか、あらかじめコップにとった尿の中に浸しましょう。検査薬を水平な場所に置いて数分待つと、妊娠反応の有無がわかります。


すぐ知りたい!早期妊娠検査薬はいつから使える?

どうしても早く結果を知りたいという方には、生理予定日の1週間後より早く妊娠を判定できる、早期検査専門の検査薬も販売されています。
早期妊娠検査薬は、hCGホルモンに対する感度が高いため、標準タイプの検査薬より1週間早い生理開始予定日から使用可能です。
また、標準タイプの妊娠検査薬の判定可能なhCGホルモン濃度が50mIU/mLであるのに対し、早期妊娠検査薬は25mIU/mLとなっています。使い方は標準タイプの妊娠検査薬と同様です。
ただし、hCGホルモンが分泌される速度には個人差があるため、100%確実にわかるというものではないことを心に留めておきましょう。妊娠を確実に知りたい場合は、産婦人科を受診しましょう。

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