カンジダ膣炎はなぜ繰り返す? 再発を食い止めるポイントを教えて!

デリケートゾーンの悩みは、人には相談しにくいものです。カンジダ膣炎は、デリケートゾーンのトラブルの中でも多い疾患のひとつです。

かゆみやおりものの変化など、不快な症状が特徴のカンジダ膣炎ですが、完治したと思っていたのに、なんども繰り返すことがあります。

そこで、カンジダ膣炎の再発の理由や予防方法について、ご紹介します。

要チェック項目


□カンジダ膣炎は常在菌であり、カンジダ膣炎はだれにでも起こりうる
□カンジダ膣炎を防ぐためには免疫力を高めることが重要
□カンジダ膣炎が再発する原因は再感染と再繁殖の2種類

カンジダ膣炎の症状
カンジダ膣炎は、カンジダ真菌というカビの一種が膣に繁殖することで起こる炎症です。かゆみなどの不快な症状を引き起こします。

膣の内側・膣の周辺の強いかゆみ


膣の中や周辺に強いかゆみを感じます。夜も眠れないほどのかゆみが襲うこともあり、とても不快な症状であるといえます。

白くてポロポロしたカッテージチーズのようなおりものが増える


カンジダ膣炎の特徴的な症状のひとつが、この白くポロポロとしたおりものが増えることです。おりものの様子がかわったことで、カンジダ膣炎を予測する人も多いようです。

膣がヒリヒリする


膣が炎症することによって粘膜が敏感になり、ヒリヒリとした感じがするようになります。また、熱を持っているような灼熱感を感じることもあるようです。

膣周辺の赤みやただれ


膣の周辺が赤くなったりただれたりして、痛みを伴います。痛いだけでなくかゆみも伴うため、とても苦痛な症状がみられます。

排尿痛


炎症が尿路にまで及んだ場合、排尿時に痛みを感じるようになります。また、頻尿などのような尿道炎のような症状が見られることもあります。

性交痛


炎症によって膣内が荒れているため、性交時に痛みを感じるようになります。また、膣壁がもろくなっているため、性交時の刺激によって膣壁が傷ついて出血してしまうこともあります。

カンジダ膣炎の感染経路とは?
カンジダ真菌の主な感染経路は、自己感染です。自己感染とは、自分の体の中で起こっている感染のことです。

カンジダ菌は、消化管や性器の粘膜周辺、皮膚などに無数に存在する常在菌です。健康な人は、カンジダ菌によってトラブルが起こることはありません。

しかし、なんらかの原因によって免疫力が落ちたり、カンジダ菌が繁殖しやすい環境が整っていたりすることで、カンジダ菌が異常に繁殖してしまい、炎症を起こすことがあるのです。

自己感染以外にも、性交渉によって感染することもあります。

これは、カンジダ膣炎を発症している人と性交を行うことで、カンジダ膣炎が移ってしまうものです。炎症を起こしている状態のときに性交を行うことで、より感染の可能性が高まるといわれています。

性交によるカンジダ膣炎の感染は比較的少ないといわれていますが、免疫力が落ちているときなど条件が揃えば、感染の可能性は十分考えられます。

カンジダ膣炎を再発する理由
カンジダが再発する理由は、主に2種類あります。カンジダ膣炎を繰り返している人は、どちらのタイプなのかを知ることで、再発を食い止める手がかりになるかもしれません。

再感染しているケース


カンジダ菌は腸管にも存在しているため、腸管にいるカンジダ菌が肛門から膣に感染してしまうことがあります。これは、排泄時にトイレットペーパーで拭く際に、後ろから前へと拭く癖のある人に多いといえます。

また、性交渉によって新たに感染する場合があります。相手がカンジダに感染している場合、そのカンジダが感染源になってしまっている可能性があります。

最繁殖しているケース


カンジダ膣炎の症状が治まったあと、検査で検出できない程度のカンジダが膣内などに残っていた場合、何かしらのきっかけでそれが活発になり、再び膣炎を引き起こす可能性があります。

カンジダは常在菌です。そのため、生活の根本を見直さない限り、増殖を防ぐことは難しいといえます。免疫力を高める生活や、体を清潔に保つことなど、できるだけカンジダが増殖しにくい環境をつくることが重要です。

カンジダ膣炎の治療方法
カンジダ膣炎を発症してしまった場合には、適切な治療を受けることで治すことができます。

自然治癒する場合もある


カンジダは常在菌です。つまり、人の体のどこにでもありふれている菌であるということです。カンジダとうまくお付き合いをしていけば、炎症などを起こすこともないのです。

カンジダは、体力や免疫力が落ちているときに悪さをするようになります。日和見感染のひとつでもあるため、症状が重くない場合には自然治癒するケースもあるのです。

自然治癒しない場合には


症状が酷かったり、なかなか治らない場合には、婦人科で治療をすることで確実に治すことができます。

検査の結果カンジダ膣炎であると診断されたら、膣内を洗浄して膣の中の雑菌やカビなどを洗い流してリセットします。症状や医師にもよりますが、この処置を何回かする必要がある場合もあります。

また、膣に直接入れる膣剤と塗り薬でカンジダ真菌を排除します。

外陰部の炎症が酷い場合には、炎症を抑えるための塗り薬も処方されます。

カンジダ膣炎を繰り返さないポイント
カンジダ膣炎を繰り返している人は、生活を見直すことで、再発を食い止めることができるかもしれません。

カンジダ膣炎を繰り返さないためのポイントについてみていきましょう。

免疫力を高める


カンジダ膣炎の再発に深く関わっているのが、免疫力です。常在菌であるカンジダ菌は、健康な人であれば特に何も問題のない菌です。

しかし、ストレスや疲労・食生活の乱れ・睡眠不足などによって免疫力がひくくなったときに、カンジダ膣炎を発症してしまうのです。

規則正しい生活を心がけ、ストレスを発散する習慣を身に着けることで、カンジダを繰り返すことをとめることができるかもしれません。

通気性の良い下着を身に着ける


カンジダは、蒸れた環境で繁殖しやすい傾向にあります。そのため、化学繊維の下着や締め付けのある下着など、蒸れやすいものを身に着けていると、感じだが繁殖しやすくなります。

綿の下着やゆったりとした服装など、通気性や汗の九州が良い下着を選ぶことで、カンジダの繁殖を防ぐことができます。

デリケートゾーンを清潔に保つ


カンジダは不衛生な部分に繁殖しやすいため、デリケートゾーンを清潔に保つことも大切です。

排泄時は前から後ろに拭いて、腸管のカンジダが膣に入らないようにすることや、生理中のナプキンはこまめにかえることなど、何気ないことを意識して守るようにしましょう。

入浴などでデリケートゾーンがぬれた場合には、清潔なタオルで完全に乾かしてから下着をはくようにしましょう。

デリケートゾーンの洗いすぎに注意


デリケートゾーンを清潔に保つために、たくさん洗いすぎてしまうのも、カンジダを繰り返す原因となっているかもしれません。

膣内には、有害な菌やウイルスから膣を守るための常在菌がいます。デリケートゾーンを洗いすぎてしまうことで、この常在菌まで洗い流してしまい、膣が無防備な状態になってしまうことがあります。

すると、カンジダが繁殖しやすくなってしまうのです。

デリケートゾーンを洗うときには、石鹸などを使いすぎないようにしましょう。また、中まで洗うと常在菌まで落としてしまうため、外陰部だけを優しく洗うようにしましょう。

カンジダ膣炎の再発をくいとめよう
カンジダ膣炎は、再発を繰り返す人が多い疾患です。しかし、免疫力を高める生活を心がけたり、デリケートゾーンを清潔にすることで、再発を食い止めることもできます。

カンジダ膣炎の再発を予防して、かゆみやおりものの増加など、不快な症状に悩まされる生活から卒業しましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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