小林麻央さんが投与しているFECとは?抗がん剤を休薬した際の影響

2016年10月18日(火)乳がんで闘病中のフリーアナウンサー小林麻央さんのブログでは、抗がん剤休薬による体調の変化が綴られておりました。

小林麻央さんはFECやタキソールといった抗がん剤を投与しており、現在休薬中とのことですが、FECとはいったいどのような薬なのでしょうか。

今回はこの「FEC」の投与方法、副作用などを医師に解説していただきました。

抗がん剤を休薬した際の影響

抗がん剤の平均休薬期間


一般的には1~3週間の間抗がん剤を1クールとして投与し、そのあと1~3週間程度の休薬期間をおいて、これを1つのセットとして行う場合が多いです。

抗がん剤休薬による体調面の変化


嘔気や脱毛、口内炎など抗がん剤の作用によって出ていた副作用がある場合は、休薬によって一般的には徐々にもとに戻ってくると考えられます。

抗がん剤休薬による精神面の変化


こちらも体調の改善に伴って、精神的にも抗がん剤の最中よりはずいぶん改善される方が多いのではないでしょうか。

FECとは
FECは乳がんに対して行われる化学療法の行い方の一つで、F(フルオロウラシル)、E(エピルビシン)、C(シクロフォスファミド)を組み合わせて行うやり方です。

FECの作用

F(フルオロウラシル)


5‐FUとも略され、代謝拮抗剤です。DNA合成に使われるウラシルと似通った形をしていて、ウラシルの代わりにDNAに取り込まれることで効果を発揮します。

E(塩酸エピルビシン)


抗腫瘍性抗生物質と呼ばれる種類のお薬で、アントラサイクリン系という系統に属します。

C(シクロホスファミド)


アルキル化剤と呼ばれるDNAのコピーを阻害するタイプのお薬で、世界的に非常に広く用いられています。

FECによる副作用

■吐き気やおう吐

■便秘

■骨髄抑制

■色素沈着

■心機能障害

■爪の変色(保冷剤で爪を冷やすなどの対処を行います)

■口内炎(対策として口腔内を氷で冷やしたりします)

FECを用いた治療方法

治療方法


初日にFECのお薬を投与されるということになります。そのほか、生理食塩水や、胃の薬、ステロイド剤などを含めて投与されることもあります。

抗がん剤そのものは3週間に1度となります。

治療期間


3週間ごとに1回ずつ、計4回の静脈注射を行います。各々の投薬の間は休薬期間ということになります。

費用


1コースにつき10万円前後です。

医師からのアドバイス
抗がん剤は副作用が強いものも多く、非常につらい治療ではありますが、乳がんは抗がん剤による治療が効果的といわれるがんの一つでもあります。休薬期間にはしっかり体力をつけて、次の抗がん剤に備えたいですね。

(監修:Doctors Me 医師)

【関連記事】
小林麻央さん帯状疱疹を患う 乳がん患者が気をつけたい5つの病気
小林麻央さん乳がんサバイバーと出会う 闘病する人々のネットワーク
乳がんの手術前はどのような流れなの?事前に受ける3つの検査を解説

Doctors Me 10/19

このページのトップへ