《アフターピル》緊急避妊薬における正しい使い方とリスクについて

アフターピルって皆さんご存知ですか? アフターピルはモーニングアフターピルとも呼ばれる緊急避妊薬です。

欧米では一般的ですが、日本では他の避妊法に比べてあまり知られていないのが現状です。ここではアフターピルについて、その使い方など詳しく述べていきたいと思います。

要チェック項目


□アフターピルは緊急避妊薬。避妊成功率はおおよそ80%前後
□日本での入手方法は産婦人科での処方、もしくは通信販売のみ
□アフターピルを飲むと血液が固まりやすくなる

アフターピルって何? ピルとは違うの?

アフターピルってどんなもの?



アフターピルはモーニングアフターピルとも呼ばれる緊急避妊薬で、基本的には避妊に失敗した時に使用します。

ピルといえば通常、長い期間飲み続けることで効果を発揮する低容量ピルの事を言いますが、アフターピルはそれとは違って、性交後でも避妊効果を得ることができる薬です。

違いは含まれている女性ホルモンの量です。低容量ピルはホルモンが50マイクログラム未満のもので、アフターピルは中容量ピルにあたります。中容量ピルにはちょうど50マイクログラムのホルモンが含まれています。

アフターピルの使い方


アフターピルは性交後72時間(3日)以内に服用し、1度目の服用から12時間後にさらにもう1度服用する方法が一般的です。製品によっては1度の服用で済む場合もあります。

避妊成功率は服用するタイミングにもよりますが、おおよそ80%前後と言われています。また、服用してから、数日後から3週間以内に出血が起こります。

出血が起こる時期は服用した際の体の時期によって変わりますが、この出血があれば避妊に成功したと思って良いかもしれません。

ただし出血量が少なかったり出血自体が無かった場合には妊娠の可能性があるため、妊娠検査薬などで確認をしてみる必要があるでしょう。

アフターピルの作用とは
アフターピルの大まかな作用は、受精卵の着床を防ぐことにあります。排卵された卵子が精子と出会い、受精した場合、受精卵は7日かけて子宮内膜に着床します。

着床さえしなければ妊娠は成立しないため、子宮内膜を強制的に剥がして着床を防いでいるのです。

服用が72時間以内とされている理由はここにあり、着床を防ぐことのできるぎりぎりの時間が72時間という事になります。

服用が早い方が避妊できる確率が高く、正しい処方を守る必要があります。

アフターピルの入手法は?


日本ではアフターピルは市販されていないため、頭痛薬などのように手軽には手に入りません。その入手方法は2つです。

産婦人科で処方してもらう


問診を受け、特に問題がなければすぐに処方してもらえる事が多いようです。ただし保険適用外になるため病院によって差はあり、だいたい1万円から1万5千円程度といわれています。

通信販売で入手する


アフターピルは通信販売でも手に入れることができます。産婦人科で処方してもらうよりも安価です。1/5から1/10程度、およそ2千円程度で購入できます。

また産婦人科では1回分しか処方を受けることができないため、ストックしておくことが出来ません。通信販売ではそういった制限がないため万が一のために用意しておくことも出来ます。

アフターピルを服用する際の注意点は?
通信販売でも手に入れる事ができるアフターピルですが、やはり注意点がいくつかあります。

値段の問題がありますが、体の事を第一に考えればきちんと病院で処方を受けた方が安全と言えるでしょう。

副作用がある


アフターピルには副作用があります。副作用が少ないとされる低容量ピルと異なり、含まれているホルモン量が多いため、吐き気や嘔吐(おうと)、頭痛などの症状がおきやすいとされます。

それでも通常は24時間以内に収まるとされ、対症療法を受けることも少ないようです。副作用はありますが、中絶手術を受ける事に比べれば、精神的にも経済的にもリスクを低く抑えることができますね。

血液が固まりやすくなる


ピルには血液が固まりやすくなるという作用があります。そのため血栓ができやすく、高血圧を患っている場合やヘビースモーカーの場合には処方ができない可能性があります。

実際にこういった症状を持つ人がピルを服用して亡くなった例もあるようです。

アフターピルは自己管理で安易に飲み続けるには危険があります。病院で自分の体を管理してもらいつつ、きちんと処方を受けることが大切です。

リスクを理解し正しい避妊法も考えよう
アフターピルはあくまで、避妊に失敗した場合や望まない性交をしてしまった場合の緊急用です。前述の通り、副作用や妊娠の可能性もあります。

また性感染症のリスクも出てきます。アフターピルに比べ、コンドームは手軽に手に入れる事ができ、性感染症の予防にも繋がります。

月経が規則正しいのであれば、基礎体温を計ることで妊娠の可能性の低い時期をおおまかに予測することもできます。

パートナーと話し合い、お互いが本当に望む時期に、安心して子供を得ることができるよう心掛ける事も大切です。

まとめ
アフターピルはあくまで最終手段です。副作用もあり、避妊が確実に成功するとは限りません。できればコンドームや経口避妊薬で避妊をする事が望ましいでしょう。

しかし望まない性交では、女性にとって、とても重要な避妊法です。正しい処方と使い方を知っておく事が大切ですね。

(監修:Doctors Me 医師)

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