浮気されるたび「別れる」の? 別れずに関係を修復する方法

「私の彼(夫)は絶対浮気しない!」

女性であれば、誰しもそう思うものですよね。
だけどもし浮気されてしまったら……、そのときあなたはどうしますか?

別れる? 別れない?

「別れる」を選んだそこのあなた。もし、次の相手も浮気したら? そのたびに「別れ」を選択しますか?

“男という犬”は、突然、噛んだりします(浮気します)。
それは、しつけが悪いわけでも、あなたのせいでもありません。
“男という犬”は、元来、噛む(浮気する)生き物なのです。
(『浮気とは「午前4時の赤信号」である。』の「はじめに」より)

9月26日に発売した『浮気とは「午前4時の赤信号」である。』では、「男の浮気との向き合いかた」について、自称“浮気おじさん”であるすずきBさんが自身の体験を例に紹介しています。

「別れ」以外の選択で、彼の「浮気」問題を解決したい女性は多いはず。そんな女性たちのために、「男の浮気との向き合いかた」について、著者であるすずきBさんにお話を伺いました。

※ここでの「浮気」は、2人きりでデートをすることから定義します。

>>前回のインタビュー「「浮気で離婚しない」夫婦は“妻”が違う」を読む

■浮気が強める夫婦の絆とは?

編集部:本を読んで、すずきさん夫妻はまるで、浮気と言う名の「鬼ごっこ」を楽しんでいるように感じました。すずきさんが浮気したら奥さんが怒って追いかけてくる……ような。

すずきB:そうですね。ただ前ほど鬼(妻)が追っかけてこなくなったので、今は気を使うようになりました。本では「浮気マイレージ」と表現しましたが、浮気を反省し、償いをするようになりました。

編集部:奥さんが鬼として追いかけて来なくなったら「浮気」はもうしないですか?

すずきB:う~ん……浮気にもいろいろありますが、合コンとかデート的な、この本でいうところの「レジャー」は続けると思います(笑)。鬼がいないのでイマイチ刺激がないかもしれないですけど。……でもちょっと不安になるかもしれないですね。あまりに何も言わなくなったら、控えるかもしれないですね。離婚されちゃうんじゃないかって不安になります。

編集部:奥さんが追っかけてくるのを楽しんでいますからね(笑)。本でも、実際は家で1人寛いでるのに、あえて心配させるために奥さんの電話に出なかったりしてましたよね。

すずきB:そうそう(笑)。まずは心配させようって。

編集部:夫婦の絆を強めたと思う、浮気のエピソードはありますか?

すずきB: 本にも書きましたが、浮気がバレるたびに強まってると思います。でも一番は、実際は浮気をしていないのに、浮気だって決め付けられたときですね。僕の言葉より他人の話(目撃談)を信じるのかって。まぁ、もともと僕は合コンや女性との食事が好きなので、そう簡単に信用できないのは分かります。でもやってないものはやってない。だから、別れるつもりはなかったですが、浮気をしていないことを信じて欲しくて「離婚届け」を叩きつけました……とはいえ相手がサインしようとしたら紙をやぶるつもりでしたが(笑)。

編集部:結構な修羅場を乗り越えたからこそ改めて絆が深まったんですね。ちなみに、ふつう浮気の話になるとシリアスになりがちですが、お二人のやりとりは、クスリと笑っちゃいます。シリアスな問題として捉えるのではなくて、笑いに昇華できたキッカケってなんだったのでしょうか? また、浮気を笑いにできる夫婦とできない夫婦の違いってなんだと思いますか?

すずきB:うちの場合は、最近気付いたんですが、鬼(妻)が「ドS」ってことですね。完全に僕をからかってるんです。口も悪くて僕を「鼻毛」とか「浮気おやじ」って呼ぶし。そのせいで子どもも僕のことを「鼻毛」とか呼びます。だから家庭というピラミッドの中で僕は底辺なんです。

それで思ったのですが、僕は「家の中で威厳はあるけど外でレジャーできない」よりも、「威厳はないけど多少レジャーできる」ほうがいいなって。家族に馬鹿にされてもいいから自由が欲しい。なので、もし浮気した彼氏や夫のことを許せないんだったら、けちょんけちょんに馬鹿にして心ゆくまでいじめてやればいいと思います。それでスッキリすることが大事だと思います。逆に不満や本音を吐き出しきれずに心に留めて我慢してしまうと、いつまでも怒りは消えないどころか、2人の関係も前進できないし、絆は強まらないと思います。

僕はたまに「なんで許してくれるの?」と嫁に聞くのですが、嫁は「今から別れて再婚するとか面倒くさい。だったら別れるのではなく、こいつを遊びながら(いじめながら)調教していったほうがいい」と言います。その言葉どおり、部屋でエロDVDを開いたら、「こいてんじゃねぇ。働け!」っていうポストイットが貼ってあったこともあるし、飲み屋のおねえさんから「先日はご馳走様でした」ていう葉書が来たときは、「ご馳走してんじゃねえよ!」って、葉書に落書きがしてあったこともありました。

こんな感じで、イタズラだけどちょっとドキっとする、そんな男の浮気心に対する目の光らせ方やストレスの発散の仕方をしているので、嫁は僕と一緒にいることが出来るのかなと思います。男の浮気には「イタズラして責める」。そしてめげずに浮気を見つけるたびに突っ込む。そうして浮気をキッカケに絆が強まっていくんじゃないかと思います。

編集部:女性の方も、「浮気された、悲しい」っていう気持ちや恨めしい気持ちを隠すのではなく、すべて相手にぶつけることが大事なんですね、そしてその気持ちのぶつけ方には、陰湿ではなく、笑える要素があることも重要だと。

とはいえ全ての浮気を笑いに変えて許すのは難しいかと思います。そこでお互いに守るべき「浮気のルール」などはありますか?

すずきB:まず、女性側ですが、相手の携帯をみるのは、離婚するって100%決めたときにすべきです。それは絶対にやってはいけないと思います。本にも書きましたが、「携帯を開かない」ことは受験でいうところの合格祈願なんです。祈ったからって試験中に正解が浮かぶわけではない。でも祈願してるとものすごく心強い。つまり「開かない」という「祈願」は実はすごく意味があるんです。疑心暗鬼の状態で見ると、全てが疑わしくなるものなんです。修復できる問題であっても、携帯を見て想像を膨らますことでマイナスの方向にしかいかない。

僕は浮気を肯定しているつもりは全くないですが、どうしてもレジャーが我慢できないときはせめて、男性側が守るべきルールとして浮気する「相手」と「場所」を間違えないことだと思います。パートナーと近しい関係の女性に手を出したり、自宅に浮気相手を呼んだりするのはNGですよね。

編集部:なるほど……でも男性の中で浮気のルールを心得ていない人って多いですよね?

すずきB:多いですね~。まず、結婚してることを隠して女性に近づくのはダメですよね。浮気は本当はダメですけど、せめて男性は浮気の仕方をわきまえる、そしてまた女性も、男性がいきすぎないようきっちり手綱を締めてあげる。そうしたことができれば、浮気をキッカケに破局してしまうカップルは減ると思います。

この本は、そういった意味で僕の経験から学んだ、浮気の作法について沢山紹介しているので、男女両方に読んで欲しいですね。

編集部:今日はとても勉強になりました。すずきさんの話を伺い、今度浮気されたときは「こいつ仕方ないなっ」って男性を調教できる気がします!(笑) 今までは「浮気されないためにはどうしたらいいか」ばかり考えていましたが、浮気をされた後の対処法も大事だと分かりました。また、浮気されたら「別れる」のではなく上手に「罰」をくだすことで、男性を直して育てていく、そして2人の関係を積み上げていくことができる女性になりたいと思います!

(取材・文/マイナビウーマン編集部 梅津千晶)

■『浮気とは「午前4時の赤信号」である。』(ワニブックス)

男の浮気との正しい向き合い方を紹介! 浮気されて悩んでいる、浮気されないかと心配、私は浮気されないと自信がある……すべての女性に読んでほしい浮気の取扱説明書です。

■お話を伺ったのはこの方!

すずきBさん

放送作家。1970年4月5日、静岡県生まれ。早稲田大学在学中、雑誌『HotDogPRESS』のライターを経て、90年「さんまのナンでもダービー」で放送作家デビュー。「学校へ行こう」「ウンナンのホントコ」「内村プロデュース」「桑田佳祐の音楽寅さん」「グータン・ヌーボー」など多くのバラエティ番組を数多く手がける。現在、「秘密のケンミンSHOW」「ぷっすま」「ヒルナンデス」などを構成。漫画「食べもの愛がハンパない」の原案も担当した。

すずきBウェブサイト:

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