おむつかぶれや乳児湿疹にも!ワセリンを使った赤ちゃんのケア方法

世間で保湿剤として注目を集めているワセリン。実は、成人の方が保湿に用いるよりも、赤ちゃんのスキンケアに使ったほうが役立ちます。ここでは、赤ちゃんにとってワセリンが有効であることを詳しく解説していきます。


ワセリンは赤ちゃんの皮膚を保護するのに有効

実は、世の中で言われているほどワセリンの保湿効果は高いわけではなく、表面を覆って角質層からの水分蒸発をいくらか抑える程度です。しかし、皮膚を覆う性質があることを踏まえると、肌表面を保護する機能は充分に期待できます。
特に、生まれたばかりの赤ちゃんは母体のホルモンによる影響で皮脂分泌が盛んです。しっかりと洗ってあげないと、皮脂の過剰分泌によって黄色っぽいカサブタが生じることがあるのですが、かといって洗いすぎると逆に乾燥するという問題があります。そこで、洗う時にはしっかりと洗いつつ、洗い終えたらワセリンで肌表面を保護するという対策が有効となります。
また、生後2ヶ月くらいになると赤ちゃんの肌は乾燥しがちになります。さらに、口の周りにミルクがついたり、ティッシュで拭いたりといった刺激に負けて、発赤が生じることもみられます。これを乳児湿疹と言います。乳児湿疹には肌表面をワセリンで保護することが有効です。ワセリンは舐めても問題ないですし、表面をしっかり覆ってくれるので食べ物の付着や摩擦による刺激も低減してくれるのです。
さらに、お尻に塗っておけばおむつかぶれを予防することにもつながるので、赤ちゃんの肌を保護する上では非常に用途が広いと言えます。


過信は禁物!ワセリンは薬ではありません

確かに、ワセリンは赤ちゃんの肌を保護するために有効ですが、過信してはいけません。ワセリンは皮膚を害することがなく危険性のない成分ですが、別に薬理作用があるわけではないため、かゆみや炎症を抑える作用は一切ありません。万が一、発赤が目立つ場合や、かゆみなどの不快感を覚えている様子が見られる場合には、必ず皮膚科クリニックを受診するようにしてください。
また、肌荒れの予防にワセリンを用いる時は、なるべく白色ワセリンを選ぶことも大切です。黄色いワセリンはあまり精製度が高くないため、多少の刺激を生じることがあります。赤ちゃんの肌はデリケートですから、あらゆる面で万全を尽くすことが大切と言えます。

【関連記事】
治らないおむつかぶれに注意!カビが原因の「乳児寄生菌性紅斑」とは
【医師が監修】乳児の「おむつかぶれ」の原因とケア方法
どういった状態なら受診が必要?おむつかぶれの治療と薬とは
お肌に優しい、赤ちゃんのお布団の選び方
赤ちゃんの青いあざ(2)異所性蒙古斑

このページのトップへ