すそわきがにはどのような石鹸が効果的?

すそわきがは、医学的には「腋臭症(えきしゅうしょう)」と呼ばれ、病気ではなく遺伝による体質的なものです。陰部のアポクリン汗腺から出る汗と、皮脂腺から出る脂肪酸が一緒になり、それを皮膚の表面にある細菌が分解することでニオイが発生します。この、ニオイのもとである細菌の繁殖を抑えるためには、陰部を清潔に保つことが重要です。すそわきが対策に効果的な石鹸と、陰部を清潔に保つための洗い方をご紹介します。


すそわきがによい石鹸

陰部には、善玉菌と悪玉菌という2つの常在菌があります。ニオイのもとは悪玉菌で、アンモニアやインドール(大便のニオイ成分など)、低級脂肪酸(悪臭の脂肪酸)などの悪臭を発生させます。
すそわきがの人の陰部は悪玉菌が活性化した状態で、たくさんの細菌が繁殖しやすくなっています。よって、ニオイを軽減するには、善玉菌が繁殖しやすい環境にしてあげることが大切なのです。
悪玉菌などの細菌の多くはアルカリ性の環境を好み、反対に善玉菌は弱酸性の環境を好みます。そのため、善玉菌は肌を弱酸性にして守ろうとします。このことから、弱酸性の石鹸を使えば、ニオイの原因である悪玉菌の繁殖を抑え、善玉菌を増やすことが期待できます。デリケートゾーン専用に売られている低刺激のものを選ぶと、なおよいでしょう。


洗い方の注意点

すそわきがは強烈なニオイを放ちますが、それを消そうと力強くゴシゴシ洗ってしまうのはよくありません。ゴシゴシ洗いは皮膚に刺激を与えるため、炎症を起こす可能性があり、肌を守る善玉菌を減らすことにもつながります。そもそも、シャワーだけでも約80%の善玉菌が流れ、湯船に浸かることでは約90%がなくなっています。残った10%は、約24時間かけて元の数に戻るのですが、ナイロンタオルなどでゴシゴシ洗ってしまっては、この数少ない善玉菌までなくなってしまう可能性があるのです。さらに、アルカリ性の石鹸やボディソープであれば、ほとんどが洗い流されてしまうでしょう。
洗いすぎがいけないのは、陰部の周りだけでなく膣内にも言えます。それは、膣内にも善玉菌がいるためです。必要以上に洗ってしまうと、汚れだけでなく善玉菌まで洗い流してしまうのです。善玉菌がいなくなった膣内は細菌が繁殖しやすくなり、すそわきがのニオイを悪化させることにつながります。
陰部は、弱酸性の石鹸を泡立てネットなどでたっぷり泡立て、やわらかい泡で包むようにして洗いましょう。指の腹で前から後ろへとやさしく丁寧に洗うのがポイントです。
陰部を清潔に保ち、細菌を増やさない環境を保つこと。これが、すそわきがのニオイを抑えることにつながるので、ぜひ心がけてください。
(この記事の監修: 池袋ガーデンクリニック 院長 / 丸山直樹 先生)
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