脂肪が燃焼するとはどういうこと?

脂肪を燃焼させて体脂肪を落とす!脂肪を燃焼させてダイエット!というキャッチコピーを耳にすることも多いと思いますが、具体的に「脂肪が燃焼する」ということはどのようなことなのでしょうか?ここでは脂肪の燃焼について詳しくご紹介していきます。


そもそも脂肪とは?

そもそも人が肥満に陥る原因は脂肪細胞の増加や増大にあります。人間の体には約250億個〜300億個の脂肪細胞が存在しており、そのほとんどが白色脂肪細胞と呼ばれる脂肪細胞です。白色脂肪細胞は食事などから摂取され、消費せずに余ったエネルギーを蓄える役割をもっています。その逆に、脂肪を燃焼し熱を産生する働きを担っているのが褐色脂肪細胞です。人間の体内にはこの2つの脂肪細胞が存在し、それぞれ、人体の活動をすこやかに保つために大切な働きを担っています。
白色脂肪細胞とは?皮下や内臓に分布し、体内の余分なエネルギーを蓄積した脂肪のことです。最近まで、白色脂肪は思春期を過ぎるとその数は増加しないと考えられていましたが、近年の研究で思春期を過ぎても、存在する白色脂肪細胞が脂肪を蓄えられなくなると、細胞の数を増やすことがわかってきました。
褐色脂肪細胞とは?褐色脂肪細胞は主に鎖骨付近や胸まわりに少量分布し、脂肪を燃焼し熱を産生する働きを担っている脂肪細胞のこと。つまり、脂肪細胞でありながら、脂肪を燃焼させる役割を持つ細胞ということです。この褐色脂肪細胞は赤ちゃんの頃に多く存在しているもの。また、BMIや内臓脂肪量が多いほど褐色脂肪細胞の活性が低いという実験結果も報告されています。さらに、痩せていて正常な血糖値をもっている成人ほど、褐色脂肪細胞がより多く存在することがわかってきました。


褐色脂肪の活性化が脂肪燃焼につながる

褐色脂肪細胞には、体内に蓄積された余分なカロリーを熱に替えて放出する働きがあります。つまり、脂肪を燃焼させたいのであれば、褐色脂肪細胞を活性化する必要があるということです。
白色脂肪細胞にノルアドレナリンやアドレナリンなどのホルモンが作用すると脂肪を分解して血中に放出します。その血中に放出された脂肪を燃やす働きを担っているのが褐色脂肪です。
褐色脂肪細胞の中の「ミトコンドリア」には、UCP(脱共役タンパク質)というタンパク質が存在します。「ミトコンドリア」には、エネルギー生産する働き(エネルギーとなる脂肪を作り出す働き)と脂肪を燃焼する働きがあり、その2つは連動して作用しています。脂肪を燃焼する働きだけを活発にできれば脂肪燃焼をスムーズに行なわれますがエネルギー生産と連動しているため、そう簡単にはいきません。そこで注目されているのがUCPです。
UCPはエネルギー生産が働いていない状態でも、脂肪燃焼だけを働かせることができる物質。褐色細胞での脂肪燃焼に深く関与していると考えられています。UCPを多量につくるためにはアドレナリンやノルアドレナリンなどのホルモン分泌が必須。これらのホルモンをアドレナリン受容体が受け取ることでUCPが大量に生成され、血圧・心拍数・体温上昇などを起こし、脂肪燃焼に繋がるのです。

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