歯ブラシ、使いすぎていませんか? 毎月8日は「歯ブラシ交換デー」

毎日歯を磨くことは忘れなくても、歯ブラシの交換をきちんと習慣にしている方は少ないのではないでしょうか。



今年から、歯にちなんで毎月8(ハ)日が「歯ブラシ交換デー」に制定 *され、歯ブラシの交換が推奨されるようになりました。


最近は歯のケアも大人のエチケットとして、ホワイトニングなどの人気も高くなっていますが、健康で美しい歯を保つ基本はやはり歯磨きです。


歯磨きの効果を高めるために欠かせない歯ブラシ交換のポイントを、歯科医師の彦坂先生に教えていただきました。





歯ブラシを交換するタイミング 

歯磨き方法を教えてくれる歯科衛生士


手動の歯ブラシは 1カ月使用したら交換することが好ましいです。


交換忘れが無いように 歯ブラシ交換の日を決めて、毎月の交換を習慣にすることがオススメです。


ただし、毛先が開いたり、歯ブラシの毛の中が黒ずんできたら、交換日を待たずに歯ブラシをすぐ変えましょう。


数週間しか歯ブラシを使用していないにも関わらず、毛先が開いてしまう場合は歯を磨く圧が強すぎる可能性があります。


かかりつけ歯科医院の衛生士さんに教わるなど、正しい歯の磨き方を習得することも大切です。




同じ歯ブラシを使い続けるデメリットは?

交換が必要な毛先が開いた歯ブラシ


歯磨き効果の低下


長期間の使用で毛先が開いた歯ブラシは、プラーク(歯垢)の除去効率が落ちるため、定期的に新しいものへの交換が必要です。


また、歯ブラシは毎日使うものですから、毛の劣化や、弾力性の減少も起こるため、早め早めに交換するくらいがちょうどよいです。


常に良い状態の歯ブラシを使うことを心がけましょう。



菌の繁殖


歯ブラシ自体にも菌が繁殖するため、歯ブラシを清潔に保つだけでなく、定期的に新しいものに交換する必要があります。


そもそも歯ブラシは、一本が比較的安価な値段であり、1カ月から長くても2カ月程度で交換することを前提に作られているものです。歯ブラシ一本を惜しんでむし歯や歯周病が進行してしまっては本末転倒です。


  


歯ブラシの清潔さが免疫にも影響する? 




免疫が弱くなっているときに、不潔な歯ブラシを使用することは好ましくないです。歯ブラシが黒ずんでいたり、毛先に開きがあれば、新しいものを使用しましょう。


また、人間の口腔内には何億という数の細菌がウヨウヨしていますので、 歯ブラシの共用は絶対にやめてください




歯磨きで気をつけるポイントは?

鏡を見ながら歯磨きする女


歯磨きをする際に、「磨いたつもり」になっている方が意外と多いです。歯磨きは適切な圧で、適切な場所に歯ブラシをあてることで、きちんと磨いている状態となります。


自分に合った歯ブラシを選び、正しい歯の磨き方を習得することが非常に大切です。


自分に適切な歯ブラシで 


ヘッドが大きすぎる歯ブラシを使うと、奥歯に届かない場合があります。また、柔らかすぎる歯ブラシでは歯のプラークを取ることが難しいです。


ひとりひとりの口の中の状態、大きさによっても適切な歯ブラシが異なるため、かかりつけの歯科医、歯科衛生士さんに相談しましょう。


鏡を見ながら


鏡を見つつ歯磨きを行うだけでプラークの除去効率が高まるため、 鏡を見て歯磨きする習慣がオススメです。とくに歯と歯茎の境目は汚れが溜まりやすいため、意識して磨くなど注意が必要です。




最後に彦坂先生から一言 




歯磨きを丁寧に行うか否かが歯の寿命を左右し、ひいては健康寿命に直結している、といっても過言ではありません。


日本では口腔ケアに対する意識がまだまだ薄いですが、大切な歯を守れるのは自分しかいないことを再確認し、今日からより一層歯磨き時間を大切にしていってほしいと思います。


歯ブラシを1カ月以上使っている人は多いと思いますが、まずは毎月歯ブラシの交換を行うことから始めてみましょう。


*出典: 歯と口の健康を守るために、毎月歯ブラシを交換する習慣を広める 毎月8日を「歯ブラシ交換デー」と制定

【監修:歯科医師 彦坂 実な美】
プロフィール)
鶴見大学歯学部卒業後、研修医を経て一般歯科医院で経験を積む。一般診療全般をこなすが、メタルフリー治療や審美歯科、ホワイトニングを得意とする。最近力を入れているのは予防医療でニューヨークのニューヨーク大学にも研修に行くなど、積極的に欧米諸国の歯の健康に対するモチベーションを学ぶ。メタルフリー学会に所属し、銀歯の金属アレルギーやリスクについての知識の普及のため記事の執筆や講演も行っている。一児の母

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