肌のために自身のストレスチェックを!

肌はさまざまな要因によりいろいろな影響を受けます。ストレスも肌のトラブルを引き起こす原因のひとつです。ストレスによる肌荒れには、活性酸素が大きく関わっています。ストレスと肌荒れのメカニズムやその解消法について詳しく解説していきます。


ストレスと肌の関係

私たちは、普段からたくさんのストレスを受けて生活しています。ストレスの影響はさまざまな部分で現れますが、肌のトラブルもそのひとつです。肌が受けるストレスは、「外的ストレス」と「内的ストレス」に大きく分けられます。
外的ストレス外的ストレスとは、紫外線による影響や空気の乾燥などによる刺激のことを言います。肌に合わない化粧品などの刺激や摩擦も含まれます。
内的ストレス過労や疲労がそれにあたります。食生活の乱れや睡眠不足などの、生活習慣の乱れも含まれます。過度のアルコール摂取や本数の多い喫煙習慣も内的ストレスのきっかけになる場合があります。そのほか、人間関係や仕事での悩みなどの精神的なストレスも、この内的ストレスになります。


ストレスによる活性酵素の影響

人間はストレスを感じると、アドレナリンなどのホルモンを分泌します。アドレナリンには、血管を収縮させたり、血圧を上昇させたりする作用があります。これにより、体内には活性酸素が大量に作られます。活性酸素は「老化の原因」として知られる物質です。
活性酸素とは活性酸素そのものは悪い物質ではありません。強い酸化力により、体内の悪い細菌を駆除する役割をもつ、本来はなくてはならない物質です。しかし、増えすぎるとその強い酸化力のため、細胞を酸化させてしまいます。酸化とは、細胞がさびるということです。肌をはじめ、体の老化を早めてしまう影響があるといわれています。
活性酸素を増やしてしまう原因ストレスは、活性酸素を増やしてしまう原因のひとつですが、そのほかにもさまざまな要因があります。食品添加物や大気汚染もそのひとつです。体内に悪い影響を及ぼす物質が入ると、活性酸素が働き、細胞を守ろうとするからです。また、激しい運動も活性酸素を増やしてしまいます。運動により、多くの酸素をとり入れるため、必然的に体内の活性酸素量が増えてしまうからです。活性酸素は、普通に生活しているだけでも作られます。呼吸からとり込まれた酸素の約2%は、活性酸素になるといわれています。


ストレスによるバリア機能と免疫について

ストレスは、肌のバリア機能や免疫力も低下させてしまいます。紫外線や乾燥した空気は、肌に直接ダメージを与えます。角質や細胞が傷つけられることにより、バリア機能が低下してしまいます。また、内的ストレスは、内臓系を刺激するため免疫力を低下させます。2つのストレスを受けることで、肌は予想以上に大きなダメージを受けていると言えます。


ストレスと肌荒れ

ストレスは、体の外側と内側の両方から、常日頃受けています。ストレスを受けると、体内では老化を早める物質「活性酸素」を大量に発生されます。活性酸素は、肌の老化も促します。シワが増えたり、肌荒れが増えたりしたら、活性酸素が影響していると考えられます。また、ストレスは、肌のバリア機能・免疫力も低下させます。肌が弱っている状態でストレスを受け続ければ、肌がボロボロになる理由もうなずけます。


ストレスチェック法、解消法

ストレスは、知らず知らずのうちに体内に蓄積されています。放っておくと、自分でもコントロールできないほどになってしまいます。心はゴムボールのように、ストレスをかけられたときは歪みますが、自然に元の状態に戻ろうとする働きがあります。ストレスが強かったり頻繁に起こったりすると、元に戻るまでに時間はかかります。大事なことは、心は自然と元の状態に戻れるということです。その気持ちを忘れてしまうと、体調不良や病気などの症状が現れるまで、自分の心がストレスにより歪んでいたことに気づくことができません。
ストレスチェックの方法ストレスの初期症状は、不眠や肩こり、胃腸障害など、体の不調として現れます。ストレスが積み重なっていくと、体以外にも症状が現れます。特に、女性の場合は、過食症や買い物依存症などの行動に現れることが多くあります。いずれも、ストレスによるサインに気づき、早期治療を開始することが大切です。心が元気な時と比べて、今は心のレベルはどのくらいにあるのだろうと、心の健康状態を意識することが大切です。
ストレスの緩和方法ストレスを完全に排除することは不可能に近いと言えます。上手に付き合っていくことが、現代社会では必要です。ストレスの対処方法はさまざまあり、以下はほんの一例です。自分に合う方法で、うまく付き合っていきましょう。
気持ちを落ち着かせ、リラックスする自分に合わせたリラックス法を見つけておきましょう。読書や音楽を聴くなど、自分が好きなことをして体と心をリラックスさせます。
ストレスの原因を減らす、なくすストレスの原因が判明しているなら、それをなくしたり減らしたりする工夫をしましょう。周りの人に相談したり、逃げたりすることも、立派な方法です。
体の緊張をほぐす体が緊張していると、頭痛や肩こりを招きます。軽い運動やストレッチをして、体の緊張をほぐしましょう。ストレス発散につながり、心の緊張もほぐれます。
物事を深刻に考えすぎない物事を否定的にとらえたり、くよくよ考え込んだりすることは、不安な気持ちを高めてしまいます。「ま、いっか」と気楽に考えられるよう、心の訓練をしましょう。考え方はすぐに変えることは難しいです。時間をかけて、ゆっくりとポジティブ思考になれるように練習しましょう。
(この記事の監修: ベスリクリニック 院長 / 田中伸明 先生)
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