爪水虫の病院での治療法とは

爪水虫の場合、足水虫と違いかゆみを感じないため、なかなか気づくことができない水虫といわれています。ここでは、爪水虫について詳しく見てみましょう。


爪水虫は治りにくい?

爪水虫は、痛みやかゆみといった自覚症状を感じにくく、症状が進行して始めて気づくことも多いため注意が必要です。爪水虫の症状や医療機関による治療の必要性、治療のポイントなどについて解説します。
足水虫にかかっていれば爪水虫の可能性も爪水虫の場合、かゆみや痛みなどがありません。そして、軽症の爪水虫は見た目で水虫かどうか判断することが難しく、爪がおかしいかもと実感するときには、すでにかなり症状が進行してしまっているケースが多くあります。早期発見、早期治療を行うために、爪水虫の特徴的な症状を知ることが大切です。
爪水虫の症状は、多くは足の親指に見られます。進行すると足の爪すべてに症状が広がることもあります。ただし、親指以外の指だけに感染することもあるため、親指が問題ないから大丈夫と思い込むことは危険です。爪水虫の症状は、爪が白く濁る、爪が厚くなる、爪がボロボロともろくなるというものがあります。女性はペディキュアをしていること多く、それが原因で発見が遅れることも多いため、定期的に爪自体を観察して、異常がないかどうか確認しましょう。万が一、このような症状が少しでも見られるようであれば、早急に専門の医療機関でチェックを受けることをおすすめします。
また、足水虫にかかっている場合、爪の周りの皮膚に水虫の菌が広がると、それが爪に入り込み爪水虫になってしまうケースがあるため要注意です。爪水虫が進行すると、爪甲変形(爪の形がおかしくなる)を起こし、周囲の皮膚を圧迫することで痛みが出たり、二次的に細菌感染を起こしたり、爪囲炎という強い痛みをともなう状態になることもあります。また、進行してから爪水虫を治療しても、爪甲変形が完全に元に戻らなくなる場合もあるため早めの治療が肝心です。
医療機関を受診しで治療をしましょう爪水虫の治療で注意しなければならないことは、市販薬では完治が難しいという点です。水虫治療に用いられる多くの市販薬は、足水虫を治療するための塗り薬のみです。ところが、爪水虫にはそのような外用薬は効果が薄いといわれています。なぜなら、爪水虫の場合、病巣は表に露出していない爪の根元の奥にも存在しているため、その部分には塗り薬などは届かないからです。ですから、爪水虫の場合、医療機関での治療が必須になります。
治療のポイントは「継続性」どの水虫でもいわれることですが、爪水虫についても「継続治療」が不可欠です。継続することは、何よりも大切な治療のポイントです。自己判断で、治療途中で処方薬の服用を中断したり、中止したりすることは決して行わないでください。治療を開始し、症状がなくなったように見えても、実は目に見えない部分に白癬菌が残存していることがあります。菌の有無は、医療機関で爪の一部を採取し、顕微鏡でチェックすることでやっと判明するほど小さい変化です。決して自己判断で治療をやめないようにしてください。
爪水虫の治療は、爪が生え変わるまで半年程度を要する場合も多く、途中で治療が面倒くさくなってしまう方もいらっしゃると思いますが、中途半端な治療でやめてしまうと、すぐに菌が増え始め、あっという間に症状が再発してしまいます。自分ばかりか、家族にも感染する可能性もあるため、確実に症状が完治するまで治療を継続しましょう。


爪水虫の治療法

医療機関では、内服薬や外用薬による薬物治療が行われます。以下に内服薬、外用薬それぞれによる治療について解説します。
内服薬治療は身体の調子を見ながら内服薬として一般的に使用されるのは、テルビナフィン塩酸塩、イトラコナゾールという2種類の薬です。いずれも、水虫の原因菌である白癬菌(はくせんきん)を死滅させる効果が期待できる薬です。内服する場合、血液検査で肝機能障害などがないことを確認しながら継続しなくてはならないため、完治までの数か月の間に、数回の採血検査を要します。また、飲み合わせがよくない薬もあるため注意が必要です。
場合によっては外用薬が有効なことも一般的に、爪水虫には効果が薄いとされていた外用薬ですが、近年、爪水虫用の高濃度の外用剤が新たに処方できるようになりました。内服治療ができる場合は、確実性は高いのですが、肝障害がある場合や、さまざまな理由により内服治療ができない方には、高濃度の爪水虫用外用剤での治療がおすすめです。


爪水虫にレーザー治療は効く?

もう一つの治療方法として、レーザーでの水虫治療があります。抗真菌薬での治療が効かない、肝機能が悪くて内服ができないという方が適応になると思います。レーザー治療の場合、痛みや副作用は少なく、施術時間も10〜20分と短時間ですむため、爪水虫の治療法として期待は高まりますが、治癒までの期間は爪の伸びる期間を考えると、内服や外用治療とあまり大差はありません。また、保健適用外であるため治療費は割高になる可能性があります。この治療法を希望する場合、施術にかかる費用や期間、リスクなどの詳細については専門の医療機関に相談するとよいでしょう。
(この記事の監修: 秋葉原スキンクリニック 院長 / 堀内祐紀 先生)
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