女性の薄毛治療薬(7)ホルモン補充療法

女性の抜け毛対策としてホルモン補充療法を説明します。さらに、その効果・特徴について記載します。


ホルモン補充療法とは

ホルモン補充療法は更年期障害治療のひとつ。加齢とともに女性ホルモンの分泌量は低下するため、女性ホルモンを補充して更年期障害の症状を抑えるのです。それが、なぜ薄毛治療にも使われるようになったのでしょうか。
ホルモンバランスの乱れが薄毛を引き起こすメカニズムそもそも女性の抜け毛はなにが原因なのでしょうか?
一般的にいわれる女性の抜け毛の原因は、妊娠や出産と無理なダイエットの際の食生活の乱れなどがあげられます。特に体に無理なダイエットは、栄養不足だけでなくホルモンバランスも乱れるため、ホルモンバランス以上による抜け毛も疑われます。
女性ホルモンを補充すると薄毛が改善できる?女性は年齢を重ねると女性ホルモンが減少したりホルモンバランスが乱れたりして、薄毛や抜け毛といった症状が出ます。そのため、ホルモン補充療法を行なって体内に女性ホルモンを補うことができれば、抜け毛は改善されるのではと考えられています。
ただ、ホルモン補充療法が女性の薄毛を改善させるという臨床実験やデータなどがまだないため、薄毛治療を目的としたホルモン補充療法はあまり普及していませんが、形成外科などでは、アンチエイジングの一つとして薄毛対策をあげているところもあります。
さまざまな方法でホルモンを補充ホルモン補充療法は、補充するホルモンの種類によって、内服薬や貼り薬などが販売されています。また、病院では注射による補充も行なっています。
薄毛治療が目的の場合は保険が適用されない現在のところ、ホルモン補充療法で保険が適用されるのは、更年期障害によって起こる心や体を治療する場合です。薄毛の治療を目的としてホルモン補充療法を受ける場合は、保険の適用外となり、継続して治療を行なう場合には治療費が高額になります。病院によっても異なりますが、女性ホルモンの補充を受ける場合、1か月に1万〜1万5,000円程度の費用がかかります。


ホルモン補充療法の効果と特徴

実際に、ホルモン補充療法を行なった場合、どのような効果がみられるのでしょうか。
女性ホルモンを補い健康的な髪を保つ女性ホルモン分泌量の減少は、加齢による薄毛や抜け毛に大きくかかわっています。女性ホルモン補充療法によって、女性ホルモンの分泌量を適切な状態に戻すことで、症状の改善や健康な髪の保持が期待できます。
抜け毛だけではなく外見上の老化も改善また、女性ホルモンを補うことによって、肌のシワやたるみといった老化現象の改善や肌にハリを与えるなどのアンチエイジング効果が期待できます。
薄毛を改善するといった確かなデータはまだ無いものの、女性の髪の健康に女性ホルモンが関わっているのは事実ですので、ホルモン補充療法には今後も効果が期待されます。


ホルモン補充療法の副作用と注意点

ホルモン低下による抜け毛を治療する方法にホルモン補充療法があることは前でも説明しました。
しかし、この方法に副作用はないのでしょうか?ホルモン補充療法の施術を行う頭髪外来の紹介サイトを見てみると、注意書きの中に副作用として血栓やホルモン産生腫瘍の発症リスクがあるのが見えます。
この、発症リスクはもともとホルモン補充療法に使われるホルモンが「合成ホルモン」であることに起因するといわれています。
合成ホルモンは体内で異質な代謝物に変化して副作用の原因ようですが、「ナチュラルホルモン」による補充療法ではこのような副作用は起きないともいわれており、すべてのホルモン補充療法で副作用が起きるわけではないようです。
もし、薄毛治療でホルモン補充療法に取り組む場合はナチュラルホルモンのホルモン補充療法を受けましょう。
(この記事の監修: ノエル銀座クリニック 院長 / 保志名勝 先生)
【関連記事】
女性の薄毛治療で活用される 漢方薬の種類と効果
女性の薄毛治療薬(9)育毛メソセラピー
女性の薄毛治療薬 パントスチンの効果と特徴
女性の薄毛治療薬(9)育毛メソセラピー
女性の薄毛治療薬 ミノキシジルの効果

このページのトップへ