赤ちゃんの抱き癖はつけるorつけない?ママが知りたい抱き癖対策

乳幼児の抱き癖の賛否については、年代や国でも様々な考え方の違いがあります。


ただ、ママにとっては肉体的に辛い時があると思うので、少しでも負担が軽くなるような方法があれば良いですよね?


今回は、抱き癖について詳しく医師に解説をしていただきました。






抱き癖とは 

抱き癖のある子ども


・赤ちゃんが、抱っこされていないと泣いてしまう

・抱っこを求めてしつこく泣く

・抱っこされるまで泣き止まない

・抱っこされて眠りについても、寝床におろされると泣きだす




抱き癖の考え方

抱っこされる赤ちゃん


昔の考え方


子どもの数が多く、便利な家電などがなく家事や農作業に手がかかっていた時代は、子どもが泣いても放置しておくしかありませんでした。


それを「抱くと抱き癖が付くから、放置しておいた方がよい。それが子どものためでもある。甘えさせてはいけない」と正当化していたようです。


現在の考え方


赤ちゃんが抱っこを求めて泣いているのであれば、その要求に答えてあげるべきでです。


「泣く→抱っこしてもらう→安心する」この過程を繰り返すことで、大人と愛着関係・信頼関係が形成されます。


また、「自分は常に守られている」という安心感を持つ様々なことに挑戦することができ、健やかな自立を促すことができるという考え方が主流になっています。


その他にも、抱っこで寝付いたのに、寝床に降ろされると泣きだすという場合、真っ平らな寝床で寝るのが辛いからだという考え方もあります。


欧米


新生児期から子どもの自立を促すべく、簡単には抱っこせず、夜泣きに対しても無視すれば赤ちゃんのほうが諦めるという考え方がありました。


これは現在も一つの考え方として残っています。




赤ちゃんが楽な姿勢

子宮の中にいる赤ちゃん


生後6カ月ぐらいまで、特に3カ月までの赤ちゃんは、子宮の中にいた時のように、首も背骨も丸くなり、足は三角座りをするように深く折り曲げた姿勢が一番楽だとも言われています。


抱っこだとこの姿勢が保てますが、寝床は真っ平らであり、この丸いカーブが崩れます。


そのため、以下のようによく眠れるよう工夫することもあります。


・丸いカーブを保ったまま眠れるような寝床

・バスタオルなどでくぼみを作った寝床に寝かせる

・おひなまきと言われるような、大きな布で赤ちゃんをくるんで背骨のカーブを保つ




ママの負担を軽減させる赤ちゃんの抱き癖の対処法 

抱っこ紐とスリング


抱き方


■ 生後半年頃まで

背骨と首の丸いCカーブを保つように抱きます。腕の力だけで抱いていると腱鞘炎などのリスクもあり、スリングや抱っこひもを活用しましょう。


■ 生後6〜7カ月以降

お座りができるようになる生後6〜7カ月以降は、おんぶも良いでしょう。お母さんと密着しているという安心感があり、赤ちゃんはリラックスしますが、お母さんは両手が空くので用事ができます。


泣き止ませる方法


・ホワイトノイズを聞かせる(子宮内で効いていたのと似たような音)

・体をマッサージする

・顔をティッシュやハンカチでなでる

・顔に息を吹きかけてびっくりさせる

・外の景色を見せる

・散歩に出る

・気分を変える

・輸送反応※


※ネズミなどの生き物でも、親に首筋をくわえられて移動している間は暴れないという現象がみられ、「輸送反応」という本能的行動と言われています。移動中はおとなしくしていた方が敵に襲われる可能性が減るということです。


人間で言うと抱っこしてゆらゆらしたり、車の振動やベビーカーの振動を感じている間は、移動していると考え、泣き止んでおとなしくなるということになります。




最後に医師から一言

二世帯住宅


高齢の方から「抱き癖をつけないように、すぐに抱いてはダメ」と言われることがあるかもしれません。その方の時代にはそれが絶対の常識だったのです。


このように育児の常識は時とともに変化するものです。今子育て真っ最中の方も、その赤ちゃんが大人になって孫が生まれた時、新しい常識にびっくりするかもしれません。新しい情報を受け入れる柔軟性を持っていたいですね。


(監修:Doctors Me 医師) 



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