鹿沼憂妃「私、東京に出たい」大好きな故郷を飛び出した理由<TGCインタビュー>

ファッション誌『Ray』で専属モデルを務め、女性ファンから多くの支持を集める鹿沼憂妃さん。2017年9月2日開催の「マイナビ presents 東京ガールズコレクション 2017 AUTUMN/WINTER」(以下TGC)に登場し、キュートな笑顔全開で会場を魅了しました。マイナビウーマンはランウェイ直後の鹿沼さんを直撃! モデルとしてTGCに懸けてきた思いや、美容とファッションのこだわりについてお話を聞きました。

鹿沼憂妃がモデルとして TGCに抱く思いとは?

「あ、目が合った」ファンとのつながりを感じるランウェイ

――今季初のコレクションでしたね! ランウェイを歩いた感想はいかがでしたか?

久しぶりのランウェイだったので、ちょっと緊張しました。でも、私の名前を書いてくれたボードが見えたり、みんなが声援を送ってくれたりしたので、最後は楽しく歩くことができました。やっぱり「鹿ちゃん」って書いてくれたボードはまず目につきますね! そうそう、今日は「投げキッスして」と書かれたものも多かったな。だから、客席に向かっていっぱいぶちゅぶちゅしました(笑)。

――客席の様子はランウェイからもよく見えているんですね。

それはもう! 毎回感じていることですが、TGCのランウェイからはみなさんの顔がはっきり見えるんです。「あ、目が合った!」って思う瞬間もたくさんあります。今回はランウェイを歩く時間が長く取れたので、みなさんといっぱい触れ合うことができて幸せでした。

「第一目標だった」故郷を飛び出して目指したTGC

――モデル活動9年目に突入した鹿沼さん。さまざまなお仕事を経験してきた中で、TGCはどんな意味を持つ場所ですか?

モデルをはじめたとき、実はこのTGCに出ることが第一目標だったんです。だから、本当に思い入れの強い場所ですね。はじめてランウェイを歩いたときは、当たり前だけどものすごく緊張していて……。あのころは、それを笑うことでごまかしていた懐かしい思い出もあります。若い世代のモデルさんが多く出てきている中、いまだにこうして出演させていただけることが本当にありがたいです。

――鹿沼さんのSNSを見ていると地元・福井への愛をとても感じます。モデルを目指す思いは、そんな故郷を飛び出すほど強かったんですか?

知人から「本気でモデルをやりたいのなら、東京に出なきゃはじまらないよ」と言われたのが、福井を飛び出した大きなきっかけでした。そのひと言を聞いた瞬間から「私、東京に出たい。大好きだけどもう福井にはいられない」って。自分が思っていた以上に、この仕事がしたかったのだと思い知らされた瞬間でしたね。18歳のとき「今だ!」と、勢いで出てきたときのことは今でも覚えています。

――上京してから地元への思いに変化はありましたか?

今は「福井のみんながいるから、モデルとしての自分が成り立っている」と感じています。この気持ちは、東京に来てからどんどん強くなっていったな。家族や仲の良い友だちはみんな地元にいて、悩んだときはすぐ電話するんです。ちょっと声を聞いただけで気持ちを持ち直せますね。別に励ましてくれなくてもいい、聞いてくれるだけで十分なんです。

鹿沼憂妃の魅力を作り出すヘア&ファッション

髪へのこだわりは人一倍! 鹿沼流「ほにゃほにゃカラー」って?

――では、ファッションや美容についてもお話を聞かせてください。鹿沼さんの髪はいつもカラーが絶妙ですよね。何かこだわりが?

そうなんですよ! 意外だと言われるんですが、実は剛毛なんです。それに量も多くて。だから、柔らかい印象に見えるようカラーリングは本当にこだわっています。自分では「ほにゃほにゃカラー」と呼んでいるんですが、光に当たったときの透明感と抜け感を大切にしていますね。今のヘアカラーはアッシュをベースにしているけど緑色っぽさが強くない、パキッと見えないための計算をした色味なんです。

――ツヤツヤの髪質はどうやって作っているんですか?

髪をタオルドライしたあと、ドライヤーで乾かす前にクリームタイプとオイルタイプの洗い流さないトリートメントを混ぜて使っています。これが効果的だとヘアメイクさんから聞いたので、ずっと実践していて。髪がすっとまとまりやすくなるんです。

――カラーはもちろんですが、以前SNSで披露されていた短い前髪もすごくお似合いでした。

私、本当は髪で遊びたい性格なんです。でも、雑誌の撮影がはじまると、前髪の長さを一定に保たなくちゃいけなくて……。だから、ヘアスタイルを自由にできる期間が1週間以上続くときは、前髪をすごく短く切ってしまうことも。これでも、ちゃんと撮影日までに伸びるよう計算しているんですよ! だけど、たまに伸びきらなくて編集長に怒られちゃう(笑)。とはいえ、気分転換になるから懲りずにカラーやカットの変化を楽しんでいます。

注目のトレンドアイテムは、断然ブラウンのチェック柄!

――今日の衣装、鹿沼さんの柔らかい印象にぴったりですね。お気に入りポイントはどこですか?

レトロな花柄がすごくかわいいんだけど、上品な雰囲気があって好きです。ミニワンピのデザインなので、大人っぽさの中にかわいらしい女の子が存在するイメージもあって。ランウェイ上では大人のかわいさを伝えたいな、と思いながら歩きました。普段は白や黒などのモノトーンを着ることが多いので、鮮やかなグリーンのワンピースは着ているだけでワクワクします。それでいて、甘々すぎないのもお気に入り。

――服によって気持ちが変化することってありますよね。

そうそう! 私、着る服によってテンションが変わるタイプなので。今回はカラフルな衣装だったからすごく気分が上がりました。

――TGCでは秋冬のトレンドが出揃いましたが、注目しているファッションアイテムを教えてください。

今年は断然チェック柄ですね。それもブラウン系のチェックに注目! 展示会でハイネック襟のブラウスとワイドパンツを購入しました。もうすでにチェック柄のトップスとボトムス、2着をゲットしているんです。

――さすがトレンドに敏感! ちなみに普段はどんな系統の私服を着ていますか?

そうだな~、ひと言で表現すると布で覆っている感じ(笑)。

――布で覆っている感じ、とは!?

普段は電車移動が多くて歩くのも好きなので、(日焼けを避けるために)肌を露出した格好はあまりしないんです。アイテムはデニムが好きですね。シンプルにまとめたいから、トップスはTシャツがほとんど。肌寒くなってきたら、シャツを羽織っています。最近の私は大人嗜好なので、ベージュの色味やとろみ素材を選ぶことが多いかな。自分の年齢に合わせて、自然体な大人っぽさを取り入れていきたい!

――年齢を重ねるごとに、ファッションの楽しみ方も変化しているんですね。では、そんな鹿沼さんが人生で一番思い入れのある服を教えてください。

う〜ん。幼いころにずっと履いていた、赤いミニスカートですね。今はもちろん履く機会がないけれど、似たような赤いスカートを見かけるとそのときの記憶が蘇るというか。

――その服にはどんな思い出が?

保育園に入ったくらいのとき、自我が芽生えて「この服はやだ」「あの服もやだ」と駄々をこねるようになって。そんな中、いつも自分で選ぶのがこのスカートでした。当時の写真が残っていて、おばあちゃんからも赤いスカートをよく履いていた話を聞かされます。写真を見るたびに「自分らしいな」って思える服ですね。ファッションへのこだわりはもうそのときからあったんじゃないかな。

彼女が笑うと花が咲く。多くの人を魅了し続ける笑顔とは?

花が咲いたように笑う人だな。目尻を大きく下げ、満面の笑みであいさつをしてくれた鹿沼さんに抱いた第一印象。彼女はその人懐っこい笑顔を崩すことなく、現場を終始ハッピーな空気で包んでくれました。そのキュートすぎる笑顔は、28歳になった彼女が等身大で語る話と対照的でちぐはぐに思えるほど。どうしてこんなにも屈託なく笑うんだろう。そんな疑問さえ浮かびました。

インタビューを通してわかったその理由は、彼女がモデルという仕事を純粋に楽しんで愛しているということ。大好きな福井を飛び出し、モデルを目指したときの思いについて、目をキラキラ輝かせながら語ってくれた鹿沼さん。「モデルの仕事が好きで好きでたまらない!」そう言わんばかりの眩しい笑顔がそこには咲いていました。

鹿沼憂妃(しかぬまゆき)プロフィール

1989年2月25日生まれ。福井県出身の28歳。2009年よりモデル活動スタートし、現在はファッション誌『Ray』で専属モデルとして活躍中。ドラマ「私の嫌いな探偵」「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)などでは女優業も務めている。

(取材・文:井田愛莉寿/マイナビウーマン編集部、撮影:天野莉絵)

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