産後の便秘が辛い! 効果的なツボと食べ物まとめ【産後の不調 #3】

産後は、体のさまざまなところに不調が出てしまいがち。なかでも便秘は多くのママが悩まされているようです。前回は簡単ケアについてメインに話しましたが、今回は便秘に効く「ツボ」や食事について、漢方美容家で美のスペシャリストである、余慶さんに教えてもらいました。
産後、ママの悩みあるある CASE.2

産後の便秘ケア <後編>

前回に続き、今回も便秘解消のためのケア法を私が専門とする漢方薬膳の観点からご紹介しますね。

まずは、お腹まわりの「ツボ」を刺激し便秘解消・むくみにも効くもの、また女性に特にいいとされるツボもご紹介していきます。
そもそも「ツボ」って?
「ツボ」とは、東洋医学の治療法である針やお灸、按摩の際に刺激する反応点であり、正式名を「経穴(けいけつ)」といいます。

東洋医学では、人間を構成する3要素を「気」「血」「水」と考えています。「気」だけが西洋医学にない概念で、分かりやすく言うと、元気や営気などの「気」がそれにあたります。この生命活動のエネルギーにあたる「気」と「血」の通り道を「経絡(けいらく)」と呼び、カラダの奥深い内臓から皮膚に近い浅いところまで隅々まで張り巡らされています。その経絡線上にある皮膚に近い反応点が「ツボ」であり、そこを刺激することによって、気血の巡りを改善し、臓腑の機能を活性させ、健康を取り戻すというのが東洋医学の治療法<針やお灸、また按摩>になります。

お腹周りは、お通じやむくみ改善、または婦人科系に効く「ツボ」が集中している場所なのです。

ツボの場所はどうやって探すの?

これから皆さんにお腹周りのツボについてご紹介するにあたり、より正確にツボの場所をお教えしたいので、「寸」という長さを表す単位を使って説明していきます。その「寸」という単位の定義は、皆さんの指の幅です。親指幅を1寸、そして、4本指幅を3寸と割り出します。「寸」の長さも微妙に違ってくるのです。

何となく「ツボ」の場所が定かでない……という方も大丈夫!「ツボ」の大きさは、500円玉くらいの大きさがあると言われます。もちろんピンポイントはあるのですが、あんまり神経質に考え過ぎずに、圧してみて痛いところやくぼみがあるところ、気持ちいいところを刺激してみてください。また、より本格的にしたい方は、セルフお灸でジンワリと温めるものもいいですね。
お通じ、むくみ改善に効果的な「ツボ」6つ

(1)気海(きかい) 脂肪燃焼  
おへそより1.5寸下。文字通り「気の海」、元気が増します。

★その他の効果:月経不順、月経痛、おりもの、勃起不全、むくみ

(2)関元(かんげん) むくみ解消
おへそより3寸下。元気を養います。女性特有の不調に効きます。

「気海」と合わせて、「丹田(たんでん)」という総称。

★その他の効果:月経不調、月経痛、不妊症、おりもの、性欲減退、勃起不全

(3)大巨(だいこ) 便秘・むくみ解消
おへそより2寸下、左右外側に2寸。腹部の張りを解消。

★その他の効果:便秘、不眠、下腹痛

(4)天枢(てんすう) 便秘・むくみ解消
おへそから左右外側2寸。お腹の機能を改善する。

★その他の効果:お腹の張り、月経痛、月経不調、精神不安

(5)水分(すいぶん)むくみ、デトックス
おへそから1寸上。文字通り、体の水分の巡りを調整。

★その他の効果:胃内停水(胃のちゃぷちゃぷ)、腹痛、お腹の張り、顔のむくみ

(6)中脘(ちゅうかん)代謝アップ
おへそより4寸上。胃の働きを改善。

★その他の効果:胃痛、お腹の張り、つわり、胸やけ、精神不安

これらのツボは痛すぎない程度に刺激してみたり、温めたりしてみてくださいね。
便秘解消に効果的な薬膳食材

これからは乾燥の季節となり、カラダの潤いが失われがち。そうなると、ますます産後の便秘に加え、乾燥により、便秘がさらに加速していく恐れが……。カラダに潤いを与え、便秘解消に効果的で積極的に食べていただきたい薬膳食材をご紹介します。
【潤す白食材+α】
一般的に薬膳では、秋~(乾燥の時期)には「白い食材」を積極的に摂ることによって、便秘解消だけでなく、お肌のかさつき、乾燥を嫌う「肺」を潤し、空咳や喉の痛みを予防・改善しましょうとされています。その中で私も積極的に食べているもの、また、白食材以外でもおススメしたいものをご紹介します。
おすすめ食材
豚肉、白ゴマ、梨、いちじく、はちみつ、大根、白菜、卵、牛乳、豆乳、豆腐、松の実、くるみ、キムチ、昆布、なつめ など
この中で少しだけ見ていくと、お肉の中でも豚肉は腸を潤し、便秘解消・美肌効果があるとされています。また産後の体力回復、滋養強壮にも適しています。豚肉と相性がいい白ゴマもおススメ。ゴマには、黒と白がありますが、味や風味だけでなく、効果もそれぞれ違うのです。黒ゴマは滋養強壮やアンチエイジングに効果的で、白ゴマはカラダを潤す働きが強くなり、便秘解消・肌の乾燥対策にもおススメです。
おススメ料理!【豚キムチ】

豚肉と相性がいい「白菜キムチ」もとってもおススメ。「白菜キムチ」は、おつまみ感覚で、単品メニューでもOKだし、料理の材料としても大活躍の重宝する一品。

発酵食品でカラダにいいだけでなく、今話題の「植物性乳酸菌」の代表格です。日本人と植物性乳酸菌との付き合いは長く縄文時代からという説があるくらいです。味噌や醤油なども植物性乳酸菌の発酵によって作られたものなので、馴染み深く、カラダにすんなりと受け入れやすいものです。また植物性乳酸菌は、チーズやヨーグルトに代表される動物性乳酸菌よりもはるかにたくさん多く、生きたまま腸に乳酸菌が届き、便秘解消に大活躍の頼れる存在。そのため植物性乳酸菌をたっぷりと封じこめた「白菜キムチ」がおすすめです。さらには、食物繊維が豊富で、余分な水分を排出する作用が高い白菜も便秘解消を後押ししてくれます。

是非とも、白菜キムチ×豚肉×白ゴマ で、最強の便秘解消料理「豚キムチ」をフライパン1本で作ってみてください。
【ナツメ】

ナツメは、まだ日本では馴染みが薄いですが、中国や台湾、韓国ではよく見られ、ここ数年で人気が定着している火鍋や薬膳鍋、そして、韓国料理のサムゲタンなどに入っている赤い実の果実のことです。

古来中国より「一日食三棗終生不顕老」の果実とされ、なつめを1日3粒食べると老けないと今でも好まれて食べられています。また、蒸して乾燥させたなつめは「大棗(たいそう)」と呼ばれ、特に女性特有の症状にいい漢方薬として重宝されているのです。

このなつめ、実は、便秘解消&むくみ解消の最強デトックスの果物であることはあまり知られていません。

実は、食物繊維やカリウムがたいへん豊富なのです。ただ、なつめ自体がなかなか手に入り辛く、例え手に入ったとしても少し食べづらい点が難です。そこで最近注目されているのが、韓国生まれの「なつめチップス」。乾燥ナツメをそのままノンフライ・チップスにした「薬膳おやつ」です。韓国では結構メジャーなもので、ご存知の方もきっと多いと思います。

このなつめチップスを例にしてみると、食物繊維がごぼうの2.3倍、カリウムがバナナの3.6倍と大変豊富に含まれています。また鉄分や葉酸、ミネラルも多く含まれ、授乳中のママにはピッタリの血を補う力や疲労回復、イライラ解消、便秘&むくみ解消に効果的。まさに産後のママのための美味しい薬膳おやつなのです。ちょっと小腹が空いた時のおやつとして、試してみてくださいね。
まとめ

産後の便秘について、『<前篇>簡単ケア・<後編>効果的なツボ・食材』にわたって紹介してきました。自分の生活に合わせて、始めやすいものから取り入れてみてください。

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  1. マイコ(99歳) ID:cCIT4・09/24

    朝イチのコーヒー!私はこれしか効かない…

  2. リリー(81歳) ID:w4whY・09/24

    子供前に抱っこ紐して、買い物を歩いてしてたら便秘知らずだった。

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