子育て中、除菌や殺菌にどこまで気をつければいい?

子育て中は除菌・殺菌対策に懸命になっているママも多いでしょう。確かにさまざまな病原菌のことを考えると、心配になりますよね。不衛生なのも問題ですが、過剰になってプチ潔癖症になるのも思わぬ弊害が。今回はどこまで除菌、殺菌対策に気をつけるか線引きをするためにも、子どもの衛生対策について紹介します。
やり過ぎは禁物!子育て中の過剰な除菌や殺菌はNG

生後間もない赤ちゃんが使う哺乳瓶は消毒しなければなりませんが、最近は子どもの除菌、殺菌対策を過剰にやり過ぎて、マイナスの影響が及ぶケースが増えています。ママがプチ潔癖症になると子どもにどんな悪影響が及ぶのでしょうか。
知らなかった・・・除菌と殺菌の違い
子育て中は子どもの衛生対策に何かと気を使いますよね。やり過ぎも禁物ですが、不衛生なのも困りもの。プチ潔癖症かどうか心配なママも、衛生対策に無頓着なママも、改めて除菌と殺菌の違いをはっきりさせておきましょう。ご参考までに抗菌と減菌、消毒の意味も載せておきます。

抗菌→菌の繁殖を予防&抑制する対策(付着を防ぐことは不可能)

除菌→菌を取り除き、数を減らす対策(手洗いなど)

殺菌→ある程度菌を死滅させる対策

減菌→減菌前の100万分の1以下の無菌レベルまで徹底的に滅ぼす対策

消毒→消毒したい場所に付着している菌を、害がない量まで減らす対策

どんな衛生対策でも菌をゼロにすることはできません。真面目なママは完璧主義に走らないよう、ほどほどに頑張りましょう。
子育て中の除菌対策で身体が弱い子どもに
徹底した除菌&殺菌対策が問題視されています。なぜなら、過剰なまでの除菌、殺菌対策でやっつけられてしまうのは、有害な菌だけではないからです。身体には、常在菌と呼ばれる菌も多く、身体に害を与える可能性がある病原菌の侵入を防ぐ働きをしています。

万が一侵入を許しても、常在菌が正常に働いていれば、有害菌の繁殖、活性化を防ぎ、深刻な事態に陥りにくくなります。ママのきれい好きの度が過ぎると、子どもの身体を守る有益な常在菌まで死滅させてしまい、病気の抵抗力がほとんどない身体の弱い体質にしてしまいかねません。

赤ちゃんは何でも口に入れてしまい、ペロペロ舐めるので、焦ってしまうママも。ただ、この仕草も実は免疫力を高める上で欠かせません。明らかに汚れているものを口に入れるのはダメですが、おもちゃを舐めるたびに取り上げたり、毎回除菌シートでお手入れするのは過保護過ぎる子育て対策かも知れません。

腸内細菌の種類は1歳から5歳頃までに決まると言われていますが、雑菌が免疫力を高めることが分かっています。腸の免疫細胞を活性化させるためにも、潔癖過ぎる環境を用意しないよう、意識しておおらかに遊ばせることが重要なようです。
ウォシュレットで殺菌して病気になるケースも
ウォシュレットやシャワートイレを愛用しているご家庭も随分増えましたよね。トイレトレーニング中、お尻の拭き方と一緒にウォシュレットの使い方を教えるママも珍しくありません。確かにウォシュレットは拭き残しが多い子供のお尻の汚れを洗い流すのにぴったりですし、暖かいお湯のシャワー効果で便秘が解消されることも。

ただ、お尻を除菌、殺菌しすぎると免疫力が低下することもあるので注意が必要です。肛門近くは腸内にバイキンが侵入しないよう。常に粘液が分泌されています。この粘液もウォシュレットで洗い流してしまうと、雑菌をガードし切れず、大腸炎や直腸炎を発症しやすい環境になることも。女の子の場合、膣を酸性に保つ善玉菌を根こそぎ洗い流してしまうことで、細菌性膣症にかかるケースも目立ちます。
除菌&殺菌処理の不安に陥りやすい3大スポット

子育て中はよだれやおしっこ、うんち・・・と不衛生になる場面も多々ありますが、子どもを連れてよく行く場所の衛生面が気になることも。
砂場は汚いから・・・マイ砂場は過保護過ぎる子育て!?
最近は公園の砂場が汚いと嫌がるママが増え、室内で遊べるマイ砂場を買い与えるケースが増えているようです。確かに砂場はどんなゴミが埋まっているのかも分かりませんし、猫のウンチが転がっていることも。管理が行き届いていない公園の砂場で遊ばせることにママが抵抗を感じるのも無理はありません。肌が弱いと原因不明の砂かぶれ様皮膚炎と言う皮膚疾患を引き起こすことも。

ただ、砂場遊びは雑菌に触れ免疫力をつけるのに最高の遊び場です。また、子どもの脳に良い刺激を色々与えることも分かっています。手は第二の脳と言われるほど、感覚神経が密集しています。その手で砂を触ることで、大脳に程よい刺激が伝わり、感覚や感性を伸ばす効果も期待できるそうです。砂で自分のイメージするものを形作ることも、創造性、想像力を育むのに役立ちます。他のお友達と協力して遊ぶことでコミュニケーション能力も養われます。
<改善策>
遊んでOKな公園かどうか、事前にママがチェックしましょう。子どもより大人が入り浸っていて掃除もされていない公園の砂場だと、タバコの吸殻やお酒の空き缶、ガラスの欠片などが落ちていて危険が及ぶ心配もあります。ママが見て大丈夫そうだな、と確認してから子どもを遊ばせてあげると安心です。爪に砂が入り込むので短く切手おくこと、遊んだあとはしっかりうがい手洗いをすれば、そう不安に感じることはなさそうです。また、ごく稀に水虫になる白癬菌が潜んでいることもあるので、裸足で遊ばせるのは避けましょう。怪我の予防にもなります。
水飲み場の水は除菌済!でも蛇口は殺菌するべき?
プチ潔癖症気味のママにとって、公園の水飲み場も避けたいスポットの1つですよね。水飲み場の水自体は、家庭の蛇口から出るのと同じ、除菌された飲用可能な水道水です。特別にお腹が弱い子でなければ、水道水を飲んだぐらいで下痢になったり腹痛を引き起こすことはないので、心配ありません。ただ、問題は水よりも蛇口です。

水飲み場の蛇口は公共設備で、基本的に24時間人の目で監視しているわけではありません。病気にかかっている子どもが直接口をつけて水を飲んだ可能性もありますし、路上生活をしている大人が夜中に水を飲みに来ることも。何かしらの菌が付着していることは間違いありません。特に恐ろしいのは、感染症です。実際、2012年、ネズミが小便をかけた蛇口から水を飲んだ子供が、感染症のレストスピラを発症し、死亡する事故が起きています。飲食店が多いエリアの公園はネズミがうようよしているので、少し神経質になった方が良いかも知れません。
<改善策>
公園に行く時は飲み物を持参するのが理想的です。どうしても蛇口を使う時は水で流し、除菌シートなどを使ってきれいにしてから使用するよう、子どもにも注意しましょう。直接蛇口に口をつけて飲まないよう指導して下さい。
菌が怖くて子育て支援センターに行けない
感染症は子供が集まる施設でうつされるケースが大半です。保育園や幼稚園はともかく、支援センターや公園など、同世代の子どもが利用する場所を徹底的に避けようとするプチ潔癖症のママも珍しくないようです。確かにインフルエンザが流行しているシーズンなど、人ごみを避けたい時期はありますが、菌が怖いと言う理由だけで子供の遊び場を制限するのは、どうなのでしょうか。
<改善策>
あまりにも菌を避け過ぎると、免疫力が弱くなり、いざ本格的な集団生活を始めた時に病気になりやすくなる可能性があります。菌の嵐である集団生活を避けて通ることはできませんから、保育園や幼稚園に通わせる前から、支援センターや公園である程度菌と触れ合う経験も大切です。

きちんとした支援センターは除菌、殺菌対策も丁寧に行っていますし、帰宅してからうがい手洗いを徹底すれば大丈夫です。
インフルエンザ対策は必須!子育て中に必要な除菌&殺菌

子育て中の衛生対策に神経質過ぎるのも問題ですが、インフルエンザなど毎年流行する怖い病気があるのも事実なので、最低限の除菌、殺菌対策は欠かせません。
子育てママの義務?ワクチンは除菌&殺菌対策より効く最高の予防策
普段はもちろん、インフルエンザが流行する時期は特にうがい手洗いを徹底する対策が大切ですが、一番手っ取り早いのはワクチンです。流行前にワクチンを打っておけば、もしかかっても重症化を防ぎ、死亡するような深刻な事態に陥ることを避けやすくなります。インフルエンザにかかると、看病するママも仕事を休む必要がありますし、家事や手当てに追われ、大幅に予定が狂ってしまいます。1年に1回、できれば家族でワクチンを打つ習慣をつけるのが理想的です。
うがい手洗いマスクは除菌の基本
正しい方法でうがい手洗いを行うことで、指や手に付着したインフルエンザウイルスを物理的に洗い流すことができます。ほとんどの感染症はうがい手洗いで予防することができます。ただ手を濡らすだけはNGで、肘の方までしっかり洗うよう教えてあげましょう。

マスクも効果的な対策になるので、人ごみに行く時は子ども用マスクを渡して下さい。流行し始めたら、繁華街や病院など感染者が多い場所をなるべく避けるのもポイントの1つです。寝不足の時、疲れている時も感染しやすいので、注意しましょう。
まとめ

子育て中の除菌、殺菌対策で気になることをまとめてみました。子どもの衛生対策はどこまでが必要で、どこまでがやり過ぎなのか、判断する参考になれば幸いです。徹底した殺菌対策は身体を守る常在菌もやっつけてしまい、免疫力を低下させてしまう可能性がありますが、公園の水飲み場で感染病になってしまった事故例もあるので無頓着過ぎるのも問題です。あまり神経質になり過ぎないよう、賢く除菌グッズを取り入れましょう。

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  1. グラシアーヌ(28歳) ID:olNZ9・09/10

    気付いたら床とか舐めちゃってるから適当に諦めてる。家の中のはいっかなって思っちゃうよね!

  2. アキ(43歳) ID:wJ37S・09/09

    なるべく娘が触りそうなところは除去シートで拭いている。(使った後も)拭き忘れていじりカミカミしちゃって(カミカミ後拭きました)夜お腹ぴーぴーになり高熱出したので怖くて気休めだけど除去シートで拭いている。(オムツ替えのベットは靴でドカドカしている子を見てから余計に気になり拭いている)

  3. ミユキ(91歳) ID:JzM7T・09/09

    神経質になればなるほどアレルギーが多い子になると思う。病院の滅菌室で育てたら?ってくらい異常に神経質な親もいる。「程々」が止まらなくなるんだろうなぁ。

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