妊娠線を消すことはできる?目立たなくする美容医療とは

妊娠線とは、妊娠がきっかけで腹部などに亀裂が入ったような線のことをいいます。日常生活に支障をきたすことはありませんが、どうしても消したいと悩んでいる女性はめずらしくありません。ここでは、妊娠線を消す方法について見てみましょう。


妊娠線はどうしてできるのか

妊娠線とは、その名のとおり、妊娠がきっかけで腹部に亀裂が入ったような線が入っている状態をいいます。どのようにして妊娠線ができるのかというと、皮膚が急激に伸びて、皮膚にある線維組織が破壊されることにより、亀裂が入ったような線ができるといわれています。妊娠そのものや皮下脂肪がつくことなどがきっかけでおなかが大きくなり、それにともなって肌の表皮全体が伸ばされます。しかし、皮膚の中でも柔軟性に欠ける「真皮」はその急激な変化に対応できず、その結果、皮膚が裂けたような線になります。妊娠線はおなかだけでなく、お尻や胸などにも現れることもあります。
また、ダイエットによって妊娠線のようなものが身体に残ってしまうということもあります。食事制限による血行が悪くなったり、運動によって筋肉が増加したりすることによってできると考えられます。このケースでは、妊娠線ではなく肉割れとなり、肉割れは女性だけでなく男性にもできるといわれています。妊娠線は、できる人とできない人が存在します。体質により左右されるかもしれませんが、妊娠がきっかけで大幅に太ってしまった人はできやすいといわれています。


妊娠線を消す方法はある?

妊娠線を確実に消す方法は現在のところありません。妊娠線以外にも肉割れというのがありますが、肉割れは理屈的にいえば妊娠線と同じで、違うのは原因です。妊娠線は、ホルモンバランスの変化などが原因と考えられる一方、肉割れは激しい運動や急激な筋肉量の増加などが原因とされています。肉割れも妊娠線と同様に消すことは難しいといわれています。
もっとも、腹部の妊娠線や皮膚線条に対して外科的な手術が行われることがあります。腹部の皮膚が垂れ下がっている状態であれば、その垂れ下がっている皮膚を切除します。腹部形成と呼ばれている手術方法です。ほとんどのケースだと、へその下の皮膚を切除することになるため、下着に隠れるような手術跡になるように手術を行います。
腹部形成の目的は、妊娠線や皮下線条を消すのではなく、余分な皮膚を切除して縫合することが目的でもあります。結果的に、妊娠線や皮下線条がなくなりますが、それらを持っているすべての人が受けられるというわけではありません。たるんでしまった皮膚の部位を切除するという手術なので、そうではない人は受けることができません。腹部リダクション腹部形成は傷跡が目立ちにくいことはありますが、傷跡がなくなるというわけではないことを理解しましょう。


妊娠線を目立たなくさせる方法

一般の皮膚科に相談するのもひとつの方法ですが、美容皮膚科に相談することをおすすめします。ただし、美容皮膚科の場合は、健康保険がほとんど適応されない自由診療になるので、高額になります。とはいえ、一般の皮膚科と美容皮膚科を兼任しているクリニックもあるので、そういったクリニックに受診する場合は、健康保険の適応の有無について相談してもいいでしょう。
美容皮膚科などで行われる妊娠線を目立たなくする方法について、以下、いくつか解説していきます。
フラクショナルレーザー皮膚の再生能力を活性化させて、古い皮膚から新しい皮膚に入れ替えるというレーザー治療です。レーザーを微細に照射することによって、コラーゲンを活発にしつつ肌の再生を促進し、新しい皮膚に入れ替えるというものです。これによって、妊娠線などの改善に期待が見込めるでしょう。
サーマクールレーザー光線より何倍もの強さを持つラジオ波を発する治療機器で、腹部にそのラジオ波を当てることで、真皮を収縮させつつコラーゲンを再生させるという治療方法です。皮膚の引き締め効果によって、できてしまった妊娠線などを薄くすることが可能とされています。
ヤグレーザーピーリングレーザー治療の一種です。皮膚深部までにレーザーを照射してコラーゲンの増殖を促し、妊娠線などを改善することが可能です。しかし、血流を弱めてしまうというデメリットがあるといわれていますが、そのデメリットを利用して妊娠線や皮膚線条にある赤い部分を減らし、引かせることも可能とされています。
(この記事の監修: スキンクリニック藤枝 / 小野 健太郎 先生)
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