消せるの?「毛細血管拡張症」による顔の赤み

顔の赤みの原因には、いろいろなものがありますが、中でも、もっとも多いといわれているのが「毛細血管拡張症」です。今回は、この毛細血管拡張症の治療法や、赤み対策について、ご紹介していきます。


毛細血管拡張症とは

皮膚の上から二層目にある「真皮」という層には、毛細血管が密集しています。血管は、通常であれば、自律神経の働きによって、拡張や収縮がくりかえされ、血流の量や速度などが調整されています。しかし、なんらかの原因で、毛細血管が拡張したままになり血流量が増加した状態になると、血液の流れが滞ってしまい、それが透けて肌が赤く見えてしまうのです。これを「毛細血管拡張症」といい、特に頬や鼻などに、症状が現れやすい傾向があります。
毛細血管拡張症の原因はまだはっきり解明されていませんが、自律神経のうち、血流など、体の各器官の働きを促進する「交感神経」が緊張したままになることが原因ではないかという説があります。また、気温差の激しい場所をくりかえし行き来したりすることも、原因になるといわれています。


毛細血管拡張症の治療法

毛細血管拡張症の赤みを消す治療には、「レーザー治療」や「フォトフェイシャル」が用いられます。レーザー治療とは、特殊な装置で発生させた光を患部に照射する治療法で、血管中のヘモグロビンに反応する光を照射して、毛細血管を凝固、収縮させます。
レーザー治療は、気になる部分にピンポイントで照射していきますが、フォトフェイシャルは顔全体にソフトな光線を当てていきます。フォトフェイシャルもレーザー治療と同じで、毛細血管を収縮させて赤みを目立たなくさせますが、波長が弱いので、効果はレーザー治療よりもマイルドです。


自宅での赤み対策も重要

毛細血管拡張症による赤みを改善するためには、自宅でも、次のようなことに気をつけましょう。
自律神経を整える交感神経は、活動的なときに優位なる神経ですが、ストレスがかかっているときも、活発に働きます。できるだけ、ストレスを溜めないように、自分なりのストレス発散方法を見つけましょう。また、リラックスしているときや眠っている間は、副交感神経を優位になるので、意識的にリラックスタイムを設けたり、十分な睡眠時間を確保することも大切です。
控える飲食物香辛料やカフェインなどの刺激の強いものやアルコールを摂りすぎると、血流が増加して停滞しやすくなり、顔の赤みが目立ちやすくなります。なるべく控えめにしましょう。
腸内環境を整える毛細血管拡張症には、腸内環境の悪化も関係しているのではないかという説があります。便が溜まったままになっていると、発生した腐敗物や有害ガスが、腸壁から血液に取り込まれて全身を巡るので、さまざまな肌トラブルの原因になるからです。乳酸菌や食物繊維を積極的にとり、腸内環境を整えるようにしましょう。
寒暖差に注意寒暖差の激しい所を行き来していると、皮膚の温度を調節している自律神経が疲れ、毛細血管が拡張したままになりやすい傾向があります。冬の外出時には、マフラーなどで顔を覆うなど、できるだけ顔を冷やさないように心がけましょう。
スキンケア肌が薄いと、毛細血管が透けて見え、顔の赤みにつながります。クレンジングや洗顔などの際に、ゴシゴシこすって、角質層を削り取ってしまわないように注意しましょう。また、刺激が強すぎる化粧品も、皮膚を薄くする原因になります。
保湿する角質層を健全な状態に育てるためには、保湿ケアが欠かせません。洗顔後は、保湿成分が入ったスキンケア用品を使って、しっかりと保湿しましょう。
(この記事の監修: 渋谷高野美容医院 院長 / 高野洋一 先生)
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