【医師取材】猫背は矯正できる!? 起こりうる体のトラブル3つ

最近はスマホやパソコンなど生活習慣などが原因で、猫背になってしまっている女性が増えているよう。さらに、産後の女性の日常習慣でより猫背になりやすいと聞きます。背中が丸まって後ろに曲がり、顎が突き出た状態の猫背。見た目が悪いのはもちろんのこと、放っておくと体の不調・トラブルを引き起こす可能性もあること、ご存知でしたか?







この記事の取材先ドクター

整形外科・スポーツ医学・救急科、眞鍋憲正 先生

信州大学医学部卒業。市中病院で臨床をしながら信州大学大学院スポーツ医科学講座にて研究を行う。医師+(いしぷらす)所属。

猫背になる原因は?

猫背はどうしてなってしまうのでしょうか? 生活習慣など日常的な動作が原因でなってしまうことが多い猫背。まずは猫背になってしまうメカニズムを確認してみましょう。
生活習慣が原因
猫背は日常生活の動作の中で楽な姿勢をとろうとするがゆえに発生してしまうというように考えられています。そして、その楽な姿勢が習慣づいてしまい、使わない筋力は低下していき、常にその姿勢になってしまいます。長時間のデスクワークや、前かがみでのスマホ使用はもちろん、立って仕事をしていても作業環境によって猫背を長時間強いられると、猫背が慢性化してしまう可能性が! さらに、産後の女性は一日複数回に及ぶ前傾気味で行いがちな授乳の姿勢や、長時間の抱っこも猫背になりやすい要因です。
筋肉の低下が原因
現代社会では運動不足が慢性化している女性も多く、その結果、体を使う機会が少なくなり、使わなくなった筋肉の筋力低下が原因の一つとして考えられます。しかし特定の筋力の低下というよりも、前述した生活習慣による影響も加わり、上半身の筋力だけでなくお尻や骨盤部分の筋力なども背筋の姿勢悪化には影響しています。
猫背を放っておくと

猫背は、馴染みのある言葉なため、「猫背になっているよ」と言われても、正直そこまで気に留めないのかもしれません。しかし「たかが猫背」と放っておくと、思わぬトラブルを引き起こす可能性も!
内臓の圧迫
猫背のように背中が丸くなってしまう姿勢が慢性化すると、おなかの内蔵が圧迫されてしまうことがあります。例えば、おなかにある胃や腸などが肋骨に圧迫され、それにより胃腸の機能が低下し、食欲不振や便秘など便通異常が起きたりします。また胸の内側では呼吸をするために重要な横隔膜の動ける範囲が低下し、息苦しさを感じたりするということも起こりえます。
血流の悪化
また、前述したおなかの圧迫により内蔵への血のめぐりも低下しやすくなるため、これらの症状に拍車がかかりやすくなります。さらに内蔵だけでなく、猫背に限らず長時間同じ姿勢をとることで、筋肉などへの血のめぐりが悪くなってしまいます。そうすると、痛みを引き起こしたり、疲労がたまりやすくなります。長時間抱っこをしていたり、デスクワークに夢中になったりしていると、つい自分の背中が丸くなっていることから意識が遠のきがちですが、定期的に身体を動かしてほぐすことが大事です。
自律神経の乱れ
私たちの身体の血のめぐりや内蔵などを自動的に調整してくれる自律神経。しかし、ストレスの影響を受けると、自律神経は乱れた状態に。猫背は直接的な原因ではないですが、それに伴う疲労や痛みで自律神経が乱れてしまい、これらの調整が悪くなることで疲労や痛みにさらに拍車がかかる可能性も!
まとめ

今回解説したように、身体の不調以外にも、下腹が出てしまったり、見た目も老けた印象に見られがちな猫背。整った姿勢は、壁に背をつけて立った時に後頭部・肩甲骨・お尻・かかとがしっかり壁についた状態の姿勢です。なるべく意識的に気にかけて姿勢を整えたり、腕を前後に回したり肩甲骨を開くなどのストレッチを試してみましょう。

関連リンク
【医師監修】妊娠中にめまいが起こる5大原因! やってはいけない対処法は? | マイナビウーマン
鈴鹿サーキットへ家族で行こう!子連れでの楽しみ方ガイド | マイナビウーマン
大和田美帆さん「子育て、どうですか?」と聞いてもらうことのメリット | マイナビウーマン

このページのトップへ