【医師取材】基礎体温計の正確な測り方! 管理の仕方や記録方法は?

女性なら誰しも一度耳にしたことがある「基礎体温」。けれど、普通の「体温」とどう違うのか、測ることによって分かるものなど、きちんと知識として認識している人は意外と少ないかもしれません。妊活において「基礎体温」を測ることの重要性はよく耳にしますが、具体的にどのような効果があるでしょうか?







この記事の監修ドクター

産婦人科専門医 中林稔 先生

日本医科大学卒業。東京大学医学部付属病院で研修後、三井記念病院医長、虎の門病院医長、愛育病院医長を経て現在三楽病院産婦人科長。

診療のみならず、学会・各地講演をはじめとする医学の普及活動を行う傍ら、教育にも幅広く従事しており、2008年には中林助産師学院を共同設立。自ら講師を務め、6年間連続助産師国家試験合格率100%を達成中。

基礎体温を測りカラダリズムを知ろう

基礎体温とは?
基礎体温とは、起床直後の体が安定した状態の時の体温のこと。なぜそのタイミングで測るのかというと、動いてしまうと体温が上昇し、正確な値が計測できないためです。女性の体温は運動やストレスなど様々な生活要因で0.3度〜0.5度ほどの間で変化しますが、毎朝起床直後に体温を測っていると、一定のリズムで体温が変化しているのに気づくでしょう。基礎体温が低い時期は月経から排卵前までを指す「低温期」、基礎体温が高い時期は排卵後から次回月経の直前までを指す「高温期」

に分かれているのが理想と言われています。

体温計と基礎体温計の違いは?
基礎体温を測り、毎月の身体のリズムを掴むことは、生理周期や妊娠しやすい時期の把握はもちろん、それだけでなく、女性特有の体調の変化や、子宮に関する病気を患っている可能性をいち早く察知するためのバロメーターになることもあります。では、測り方は? 自宅でも風邪を引いたときによく使う、通常の体温計で計測しても問題ないの? と一見思いがちですが、実は基礎体温は専用の基礎体温計で測る必要があります。前述したように基礎体温は0.3度〜0.5度の範囲で体温が変化するため、通常の体温計では小数点第一位までしか計測できないため、この変化は測れません。基礎体温計は、小数点第二まで測ることができるため、微細な変化も気づくことができるのです。
基礎体温の正確な測り方と管理表

正確な測り方
一般的な体温計は脇にいれて測りますが、基本的に基礎体温計は舌先で測ります。下の裏のすじの両側、なるべく根元にあてて測定します。前述したように、動くと体温が上がってしまうため起床直後に計測するのがポイントです。なるべく同じ起床時間に計測するのが望ましいとされていますが、夜勤などがあったり、仕事などの関係で睡眠サイクルが不規則な場合は、数時間寝た後に測定するといいでしょう。
続けて測ることが大切
では実際、基礎体温はどの程度の期間測ればよいのでしょうか? 実は数日程度計測しただけでは、正確な生理周期など身体のリズムやサイクルを掴むことは難しいので、ある程度長期に渡って測った方がよいです。そうでないと生理周期がわからないため、3周期程度は測ったほうがよいでしょう。
基礎体温の記録方法は?
毎日測った基礎体温は、忘れないよう記録しておくのがおすすめです。雑貨店や薬局などで市販されている基礎体温表のほか、インターネットで無料ダウンロードできる基礎体温表記録シートも多数あります。今では基礎体温入力アプリも人気です。数値を入れるだけで自動的にグラフ化してくれるものがスタンダードなので、忙しい方でも続けやすいですね!
まとめ

いかがでしたか? 基礎体温をつけると、生理周期や排卵期を把握できるだけでなく、自然に睡眠の質や生活リズムに気をくばるようになり、体の健康状態も整ってくる嬉しい効果も期待できます。妊娠や出産を考えている方はぜひ、基礎体温の記録をはじめてみてはいかがでしょうか?

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