【医師監修】これって妊娠超初期の症状? 身体に変化を感じるのはいつから?

早く赤ちゃんが欲しい、と望んでいる女性は「これって妊娠超初期の症状?」と気になることもあるでしょう。下痢便やおならなどおなかに変化が出ることもあるほか、熱や寒気など体温に異常が出るケース、頭痛、出血、乳首の症状で気づくケースなど症状はさまざま。変化はいつから?飲酒したけど大丈夫?など知りたい情報が満載です。







この記事の監修ドクター

藤東クリニック 藤東淳也先生


女性のトータルライフをお任せいただけるような診療を目指し、
女性のライフサイクルを応援します。
https://fujito.clinic
妊娠超初期症状はいつから出る?

世の中には安定期まで妊娠に気づかなかった、なんて妊婦さんもいらっしゃいますが、早く妊娠したいと望む女性は妊娠超初期の症状にも敏感です。妊娠の兆候は早い段階から出るので、気のせいとは限りません。
妊娠の兆候は早ければ生理前から現れる
一般的な妊娠検査薬が使えるのは生理予定日から1週間後ですが、生理予定日より1週間前の超初期から妊娠の兆候が現れるケースもあります。海外の検査薬は生理予定日の4日前から判定できるものもありますが、いずれにしても妊娠が早い段階で分かれば身体を労わることができるので安心です。「うっかり薬を飲んでしまった」、「深酒してしまった」なんてトラブルも避けやすくなります。
最初の兆候で見られることのある着床出血とは
妊娠超初期は、妊娠0週から3週、4週までが該当します。赤ちゃんができた時、逆算して最終生理の初日から妊娠0週とカウントします。排卵日前後に性交し、卵子と精子がうまく出会えば受精卵が誕生します。受精卵が無事に子宮まで辿り着き、着床に成功すると、出血することがあります。着床出血は必ず出るとは限りませんし、ちょうど生理予定日頃と重なるので見分けるのが簡単ではありません。ただ、後日妊娠が発覚した時「そういえば出血が・・・」と思い当たるかも知れません。着床直後から身体は大きく変化し始めるので、さまざまな症状が出始めます。
着床出血は個人差が激しい
着床出血は生理予定日の1週間前から3日前頃に起きやすいものの、生理サイクルが不順だと生理と間違えてしまうことも。妊娠を待ち望んでいるとがっかりしてしまいますが、着床出血の可能性もあるので決めつけは禁物です。一番危険なのは、生理と思い込み、薬やお酒を飲んでしまうことです。生理予定日前後に出血したら着床出血の可能性もある、と頭に入れておきましょう。ちなみに、着床出血の有無、出方は個人差が激しいのが特徴です。着床出血が無かった、という妊婦さんも多くいます。茶色い色から赤いものまで色もばらばらですし、量も差があります。ほんの少しだけ出血して終わるケースもあれば、生理のように1週間近く続くケースもあるので、この時期はまだ判断がつきません。
体温や便の変化も妊娠超初期の症状

妊娠超初期にどのような症状が出るのか個人差がありますが、特に多く見られる症状にはどのようなものがあるのでしょうか。
熱や寒気も…風邪と間違えやすい妊娠超初期の体温の変化
早く赤ちゃんが欲しい、と希望している女性は、基礎体温から妊娠に気づくケースが多いでしょう。なぜなら、妊娠すると高温期が続き、体温が高くなるからです。一般的に、平熱より0.5度から1.0度高くなる高温期が14日以上続いた時、妊娠している確率が高くなります。微熱が出て寒気がすることもあるので、風邪と間違えて薬を飲まないよう注意が必要です。妊娠12週から20週目に突入する頃、ようやく基礎体温は下がり始めます。
高温期の途中で起きるインプランテーションディップとは
妊娠すると高温期が2週間以上続きますが、高温期の途中で急に体温が下がって戻ることがあります。これはインプランテーションディップと俗に呼ばれている現象で、妊娠の目安にされることもあります。医学的に認められている現象ではなく、下がらずにずっと高温期が続くケースもあります。1つの目安として覚えておいて下さい。
妊娠超初期には乳首が痛いこともある
妊娠超初期に乳首が痛み、胸が張る症状を経験している妊婦さんも少なくありません。これは、出産後の母乳育児に向けて乳腺や乳管が発達するためです。服やブラジャーが擦れる度に悲鳴をあげてしまうほど痛みが強く出ることもあります。痛みが激しい時は乳首を労わるために、薄いタイプの母乳パッドでカバーするのもおすすめです。生理の時も乳首が敏感になるので、この症状だけで妊娠に気づくのは難しいかも知れません。
下痢便になることも!妊娠超初期はおならなどお腹に変化が
妊娠超初期は便などお腹に変化が出ることもあります。急に下痢になったり、おならが妙に臭くなったりすることも。妊娠すると女性ホルモンの分泌量が増加しますが、女性ホルモンのひとつ黄体ホルモンには腸の蠕動運動を鈍くする作用があります。その影響で便秘になることもありますし、下痢になるケースもあります。便秘になると腸内の便が発酵してガスが溜まり、臭いおならがよく出るようになります。「おなら=赤ちゃん」と結びつきにくいかも知れませんが、妊娠超初期の症状のひとつです。
頭痛や腰痛も妊娠超初期症状のひとつ
妊娠に気づく頃、頭痛に悩まされることもよくあります。これは、妊娠初期に分泌量が増える黄体ホルモンの影響です。黄体ホルモンは、血液の循環をよくするために血管を拡張させる働きを持ちます。その影響で偏頭痛のようなズキズキした頭痛が現れることがあります。もともと頭痛持ちの体質だと、つい薬を飲んでしまいそうになるかも知れません。この時期に薬は厳禁なので、生理予定日前後の頭痛にはご注意下さい。また、妊娠するとどんどん子宮が大きくなります。骨盤も広がるので、女性ホルモンのリラキシンが分泌されて関節が緩くなります。リラキシンのせいで腰痛が出ることもあります。
嗅覚の変化や肌荒れもよくある兆候のひとつ
妊娠超初期は卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌量が大きく変化します。ホルモンバランスの変化や乱れによってニキビや吹き出ものが出やすくなります。肌が荒れると不安になって美肌によいサプリを飲みたくなる方もいるかもしれませんが、美肌サプリの中には、妊娠中過剰摂取が禁物の脂溶性ビタミンAを含むものも多いので、注意が必要です。そのほか、嗅覚を敏感にする卵胞ホルモンの分泌量が増える影響で、普段気にならなかったにおいにも敏感になる傾向もあります。妙ににおいが鼻につくようになったら、赤ちゃんがお腹に宿ったサインかも知れません。
妊娠超初期のお酒と薬の影響とは

妊娠超初期の飲酒はどのようなリスクがあるのでしょうか。
フランス人は妊娠中でもワインを飲むから大丈夫、の誤解
昔の映画、漫画には、妊婦さんが妊娠のお祝いにシャンパンなどで乾杯するシーンが多く、驚かされます。「フランス人は妊娠中でもワインを飲む」と言う情報もあり、妊娠初期の飲酒はさほど問題ないと考える人もいるようです。確かにヨーロッパでは妊婦さんもワインを飲むことが多いようです。ただ、近年の研究により、ワイン文化の影響でフランスは日本よりも胎児性アルコール症候群の発生率が高いことが判明しています。しかも、日本人は欧米女性よりも体格が小さい上、アルコールの解毒力も弱いことが分かっています。妊娠超初期の妊娠2~3週はともかく、器官の形成が始まる4週目以降のアルコールの影響は軽く見ることができません。
胎児性アルコール症候群の症状とは
妊娠中の女性がアルコールを摂取すると、生まれてくる赤ちゃんが胎児性アルコール症候群になる可能性があります。胎児性アルコール症候群の症状としては、発育の遅れや中枢神経障害、胎児性アルコール症候群独特の顔つきになる、などがあります。最近はADHAなど発達障害の子どもが増えていますが、女性がアルコールを飲む機会が増えていることも一因と指摘されています。妊娠超初期のアルコールは胎児に影響を与えない、と考える人もいますが、大量に飲酒すれば影響はゼロとは言えない、とも言われています。そもそも妊娠中の飲酒は流産リスクも上昇するので、少しでも妊娠の可能性がある時は飲むのを控えるべきです。
薬を妊娠超初期に飲む弊害は
妊娠超初期の0週から3週までは、あまり薬の影響を心配することはありません。この時期は受精してもまだ器官の形成は始まっていません。ただ、妊娠4週目以降、重要な器官がどんどん形成されるようになるので、薬やアルコールの影響を受けることがあります。「薬=奇形児」とは限りませんが、催奇形性の薬によって奇形児が生まれる確率が少しでも上昇することは本当に深刻な問題です。薬の影響で赤ちゃんの目や鼻が小さくなるケース、低体重症を引き起こすケースも多いので、用心が必要です。
催奇形性リスクを伴う薬とは
薬の中でも妊娠超初期に避けたいのは、催奇形性リスクを伴う薬剤です。塩酸ミノサイクリン、クラビットなどの抗生物質は、赤ちゃんに毒になる成分が多いので注意が必要です。ロキソニンなどの鎮痛剤も催奇形性が強いので、少しでも妊娠の可能性がある方はカロナールなど妊娠中でも使用できる薬を処方してもらいましょう。そのほか、高血圧の治療で使う降圧薬、抗凝固薬のワーファリン、抗てんかん薬なども、妊娠超初期に避けたい薬のリストに入っています。迷った時は産婦人科の先生に相談するのが一番ですが、製薬会社に問い合わせてみてもよいでしょう。
まとめ

妊娠超初期は頭痛、乳首の痛みなど、さまざまな症状が出ることがあります。おならや下痢、便秘など便に異常が出ることもよくあります。基礎体温を測っている方は、高温期が続くので妊娠に気づきやすいでしょう。微熱が出て寒気がすることも多いので、風邪と誤解して薬を飲まないよう注意しましょう。

関連リンク
【医師監修】妊娠中にめまいが起こる5大原因! やってはいけない対処法は? | マイナビウーマン
鈴鹿サーキットへ家族で行こう!子連れでの楽しみ方ガイド | マイナビウーマン
【医師監修】出産の瞬間ってどんな感じ?どう迎える?よくある不安・疑問を解消しよう | マイナビウーマン

このページのトップへ