【医師監修】指しゃぶりはいつまで? 4歳までにやめさせる方法とは?

「うちの子、いつまで指しゃぶりをするの?」と心配していませんか? 指しゃぶりは年齢によって意味が違うので、新生児から1歳、2歳から3歳まで、乳幼児が指しゃぶりをする心理をご説明します。「4歳になったらやめさせるべき?」、「おしゃぶりグッズは使っても良いの?」など、この時期気になる疑問に答えます。







この記事の監修ドクター

わだ小児科クリニック 和田直樹先生

これまで30年余りの病院小児科での経験をいかして お子様の健康と病気全般を扱うクリニックにしてまいりたいと思っています。また背の低い子供の診療も積極的に取り組んでいきたいと思っています。
わかりやすい説明をモットーに子供たちの頼れるかかりつけ医をめざしています。日々お母さんたちが抱いている疑問や悩みについても気軽にご相談ください。
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指しゃぶりはいつからいつまで? 赤ちゃんの指しゃぶりの時期

指しゃぶりはいつからいつまでするのが普通なのでしょうか。時期によって意味が違うので、ママもきちんと把握しておきましょう。
いつから指しゃぶりを始める?
生まれて2ヶ月から3ヶ月すると、指をしゃぶるようになります。実は赤ちゃんはママのお腹の中にいる時から、指しゃぶりをしています。お腹にいるときの指しゃぶりは、生まれてから母乳を吸うための練習となっていると考えられています。また、赤ちゃんには生まれつき吸啜反射が備わっています。生まれてから母乳やミルクをスムーズに飲めるよう、口の周りに触れたものに無意識に吸いつく本能です。カンガルーケアを経験したママは、生まれた直後の赤ちゃんがおっぱいに吸いついて感動したことがあるかも知れません。赤ちゃんは大人が教えなくても、自分でおっぱいを飲む原始的な能力があります。この時期は指に限らず、口に近づくものは何でも吸いつこうとしますが、とても大事な欲求なので、無理に止めてはいけません。指しゃぶりを行いながら口の中で吸いつく力加減を学び、指の感触を確かめています。
・足の指もしゃぶっているけど大丈夫?
赤ちゃんが足の指をしゃぶるのは、異常なことではありません。足の指をしゃぶることで、自分の身体がどこまであるのか、確かめています。衛生面が気になるかも知れませんが、手の指しゃぶりと同じように、足の指しゃぶりも無理に止めさせてはいけません。成長の大切な一過程だと認識し、そっと見守ってあげて下さい。
歩き始めると指しゃぶりは減ってくる
生後2~3ヶ月で始まった指しゃぶりは、5ヶ月頃にピークを迎えます。指はもちろん、あらゆるものをしゃぶりたい、と言う欲求が高まる時期です。赤ちゃんはしゃぶることでものの形などを学習しています。ただ、ハイハイからつかまり立ちを覚え、伝い歩きを始め、一人で歩けるようになると、指しゃぶりが歩行などの妨げになるため、自然と指しゃぶりの回数が減ります。
赤ちゃんの指しゃぶりは何のサイン?
赤ちゃんが指しゃぶりをする時は、何らかのサインを出している可能性があります。よくあるのは、お腹が空いているサインです。空腹を感じると授乳の準備をするために、無意識に指をくわえることがあります。また、不安を感じる時も指をしゃぶって落ち着こうとする傾向があるので、赤ちゃんがリラックスしていない、と感じたら意識して抱きしめてあげて下さい。スキンシップをたくさんすることで赤ちゃんの気持ちは安定します。
1歳から2歳、3歳で指しゃぶりをする心理

産まれたばかりの赤ちゃんの指しゃぶりは本能的なものですが、1歳以降は特定の意味があります。年齢によってどんな心理で指しゃぶりをするのか、チェックしましょう。
1歳から2歳の乳幼児が指しゃぶりをするときの心理
歩き始めると自然に指をしゃぶることが少なくなりますが、まだ完全に卒業する時期ではありません。日中は積み木遊びや人形遊びなど指を使う遊びに夢中になるので、遊んでいる時は指をしゃぶっている暇がありません。眠い時、退屈だと感じている時などに指しゃぶりをする傾向があります。
3歳までに指しゃぶりをしなくなる子が大半
3歳を過ぎると今までほどママにべったり、と言うことはなくなるので、お友達とも遊ぶ楽しさを覚えてくれます。外の世界で遊ぶようになると、自然に指をしゃぶらなくなるケースが大半です。3歳以降、まだ指しゃぶりをする時は暇を持て余しているサインかも知れません。遊ぶ時間が足りていない可能性があるので、積極的に公園などに連れ出してあげましょう。
4歳以降で指しゃぶりをするのは問題?
指しゃぶりをやめる時期は個人差があります。4歳頃になると指しゃぶりをする子どももだいぶ減ってほとんどいなくなってきます。ただ、指しゃぶりに関しては専門家の間でも意見が分かれています。指しゃぶりは生理的な欲求なので、4歳以降で行為が続いていても強引に止めさせることはない、と考える小児科医師が大半です。ただ、小児歯科医は4歳から5歳を過ぎても指をしゃぶっていると噛み合わせに問題が生じる、と指摘しており、前歯などにすき間ができると矯正が難しい場合もあります。臨床心理士も4、5歳を過ぎても指をしゃぶっている場合は「何らかの親子関係の問題を抱えている可能性がある」と指摘しています。そういう可能性がある、と言う話ですから、あくまでも参考として考えて下さい。
指しゃぶりをやめさせる方法は

赤ちゃんの指しゃぶりはまったく問題ありません。ただ、4歳を過ぎても1日の大半の時間、指をしゃぶって過ごしているようなら、やめさせるための作戦を考えなくてはいけないかも知れません。
こんな指しゃぶりに注意!
2歳頃までの指しゃぶりは健全に成長している証拠なので、神経質になる必要はまったくありません。ただ、4歳、5歳以上の年齢になっても指しゃぶりを頻繁にしている場合は、習慣化しないよう周りの大人がサポートする必要があります。吸い方が強く指だこができてしまっているケース、1日中指をしゃぶってふやけてしまっているケースも、そのまま習慣化する確率が高いので興味をそらす対策を検討しなければなりません。
自然に指しゃぶりをやめさせる方法とは
自分で歩けるようになっても指しゃぶりの時間が妙に長い場合、親子間のコミュニケーション不足、外遊びの時間が足りない可能性があります。指をしゃぶることを忘れてしまうほど、外遊びに夢中になれるよう、工夫して下さい。家の中でも、手や指を使う遊びは効果的です。スキンシップが足りない、と自覚している場合、意識して子どもの手を握ったり抱きしめる時間を増やしましょう。寝かしつけの時、子どもが寝るまで放置しているママもいるかもしれませんが、絵本をたくさん読んであげて、手をぎゅっと握ってあげると安心して熟睡します。目をじっと見て微笑み、言葉でも「大好きだよ」、「いつも一緒にいるよ」と伝えることも大切です。
長引く指しゃぶりの弊害
ある程度の年齢になっても指しゃぶりを続けている場合、噛み合わせや発音に問題を生じる確率が高いと言われています。歯並びや噛み合わせが悪くなり、舌足らずになるケースもあるようです。前歯が出てきて唇を閉じにくくなり、口呼吸の癖がつくとも指摘されています。
おしゃぶりを利用するのも手
もしお子さまの指しゃぶりがひどい時は、おしゃぶりも試してみて下さい。おしゃぶりも賛否両論あるグッズですが、泣いている赤ちゃんに加えさせた途端、泣き止むケースもあります。気持ちを落ち着かせる効果、入眠しやすくなる効果がある、とも言われています。ただ、指しゃぶりと同じよう、過剰に使い過ぎると歯並びや噛み合わせに問題が生じることもあるので、その点はご注意下さい。
まとめ

赤ちゃんの指しゃぶりは本能的に行うもので、母乳やミルクを吸う大事な練習です。無理にやめさせることはないので、暖かく見守りましょう。1~2歳の指しゃぶりは「眠い・・・」、「退屈・・・」なんて心理を表しているようです。3歳頃になると自然にやらなくなるケースが大半ですが、もし4歳以降になっても頻繁にするようなら対策を考えた方が良さそうです。まったく問題ない、と考える小児科の医師も少なくありませんが、歯並びや噛み合わせ、発音に問題が生じやすい、と指摘する医師もいます。気になるときはかかりつけの小児科医に相談してみてもよいでしょう。

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  1. ビアンカ(45歳) ID:Jz8Td・08/25

    うちの息子は生まれてからずーっと指しゃぶりが激しかったけど、3歳のある日「指しゃぶり、いつやめるの?」と聞いたら「4歳の誕生日にやめる」と。その宣言通り、4歳の誕生日にスッパリ辞めました(^^;

  2. アキ(43歳) ID:wJ37S・08/25

    歯が生え始めでかゆくては手を食べていたけれど指しゃぶりはしない。(今2歳8ヶ月)この間指しゃぶりしながら商品をベタベタさわっている(口にも入れる)子がいたけれど親は何にもしなかった。指しゃぶりをしない方から見ると「汚い。買い取って」と思ってしまった。

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