冬こそ強化! オーラルケア

冬は寒さに加え、乾燥の季節でもあります。冬の乾燥肌がアンチエイジングにとって大敵というのは、言うまでもありません。
実は、乾燥に弱いのはお口も同じで、乾燥すると虫歯や歯周病にかかりやすくなります。お口のアンチエイジングには、冬のオーラルケアが重要になるのです。


口の中が乾燥すると……

乾燥すると、お口の中をうるおす唾液の量が少なくなります。
唾液は、食べかすや汚れを洗い流す自浄作用、虫歯菌や歯周病菌の殺菌作用など、健康を保つためにさまざまな役割を担っています。
唾液の量が減ると、これらの自浄作用や殺菌作用が弱まり、虫歯や歯周病にかかりやすくなってしまうのです。
また、雑菌が増えると、粘膜や舌が荒れ、歯茎に炎症が起きるといったトラブルも起こりやすくなります。


口の中の乾燥が風邪を引き起こす!?

冬になると流行するインフルエンザや風邪も、お口の乾燥と無関係ではありません。
風邪やインフルエンザのウイルスは、ほとんどの場合、口から入ってきます。
このとき、中が唾液でうるおっていれば、唾液の殺菌作用で、ある程度ウイルスが体内に入るのを防ぐことができます。
ところが、乾燥している場合はウイルスを殺菌する唾液が少ないため、そのまま体内に入ってしまいます。つまり、風邪やインフルエンザに感染するリスクが高まってしまうのです。


冬のオーラルケアはうるおいを意識

冬のオーラルケアのポイントは、とにかくお口の中を乾燥させないこと。
水分をこまめに摂る、ガムを噛んで唾液の分泌を促進させる、唾液が出る箇所の唾液腺をマッサージして刺激し、唾液が多く分泌するようにするなど、うるおいを保つように心がけましょう。
水分を外に逃がさないように、外出時や就寝時にマスクをするのも効果的です。
水分を摂る際に注意していただきたいのが、コーヒー、紅茶、緑茶などです。
ご存じのように、これらの飲み物にはカフェインが含まれています。カフェインには利尿作用があり、体の水分を排出しまうため、注意が必要です。


清潔に保って風邪予防

風邪予防に大切なのは、風邪やインフルエンザウイルスの入り口であるお口の中を清潔に保ち、ウイルスを体内に入れないことです。
歯磨きは言うまでもありませんが、デンタルフロスなども使って歯と歯の間の汚れもしっかり取り除きます。
殺菌成分の入ったうがい薬でのうがいも効果的。
舌の粘膜についた細菌を落とすには、舌ブラシを使うとよいでしょう。
ただし、舌ブラシはやりすぎると舌を傷つけてしまうため、軽く1回程度なでるくらいで十分です。


お酒を飲んだ後は要注意

年末年始は、忘年会や新年会など、お酒を飲む機会が増える季節です。
夜遅くまで飲み歩き、家に帰ってそのまま寝てしまう……というケースもあるのではないでしょうか?
お酒は酸性度が強く、睡眠中は唾液の分泌量が減るため、虫歯になるリスクが高くなります。
酔って帰ってきた日でも、簡単で構いませんので歯磨きをするか、最低限うがいはするようにしてください。
(天野歯科医院 院長 / 天野聖志)
【関連記事】
【医師監修】歯並びがいいと、シワが少なくて若く見えるってホント?
【医師監修】歯並びに悪影響も? 睡眠時によい姿勢・悪い姿勢
【医師監修】年齢を重ねてからも歯並びは変わる?
今の磨き方、歯にも歯茎も劣化させているかも!正しい歯の磨き方とは
【医師監修】ランチの後は歯を磨くべき!?

このページのトップへ