カンジダ膣炎になった時のおりものの色・臭い・量は?

デリケートゾーンにいつもと違う不快感があると感じたことはありませんか?それはもしかしたら「カンジダ膣炎」が原因かもしれません。よく聞く病名だけど、恥ずかしくて聞けない女性も多く、重症化してしまうこともあります。そこで、今回は「カンジダ膣炎になった時のおりもの」についてまとめてみました。
カンジタ膣炎とは

女性特有の病気でもっとも多いのが「カンジダ膣炎」です。特にかかりやすいのが「性器カンジタ膣炎」で、膣粘膜で生息しているカンジダ細菌が炎症を起こし、菌が繁殖すると陰部に異常を感じるようになります。成人女性に多い病気ですが、稀に幼児や抵抗力の低い老人の方にも起こる可能性のある病名です。
体内に生息する「カンジタ菌」
では「カンジタ」とは一体どういう物でしょうか。人間にはもともと持っている常在菌があり、誰にも存在する菌があります。例えば「善玉菌や悪玉菌」もその一部ですが、肛門の周りにも常にその付近を清潔に保つ常在菌が付着しています。その細菌類の「カンジタ」も常在菌で、女性の体内に普通に生息している菌なのです。

常在菌なので有害ではないのですが、実はいろんな原因が重なると体内で「カンジタ菌」が増え、体に異常を起こしてしまいます。それが「カンジタ膣炎」という症状を引き起こして、痒みなどの不快を感じるようになります。
カンジダ菌は「カビの一種」
カンジダ菌はカビの一種で「真菌」と呼ばれ、酵母菌の仲間でもあります。悪玉菌として体内に生息しますが、体内で酸性に守られているため体に影響はありませんがバランスの変化でアルカリ性になってしまうと小腸内で「菌が増殖」すると、膣内まで感染してしまうのです。
妊娠初期に多い「カンジタ膣炎」
妊娠中にカンジダ膣炎を発症した場合、気になるのが「胎児への影響」です。妊娠初期の時は胎児への影響は心配ありませんが、妊娠後期のお産が近い時期まで長引いてしまうと出産のときに、赤ちゃんに感染してしまう危険性があります。完全に完治しないままで出産すると、赤ちゃんが産道を通る時に「感染」してしまい「鵞口瘡(がこうそう)」といって、生後7日~10日頃に股の部分や舌が白くなるなどの症状や皮膚炎、重度のオムツかぶれが起こります。

もし、妊娠初期でかかってしまった場合はお産までの完治と、妊娠後期に発症した場合はお医者さんにきちんと報告し、感染予防の処置を行ってもらいましょう。
カンジダ膣炎の原因

カンジダ膣炎はちょっとした原因で簡単にかかる病気で、炎症を起こす原因は個人によって様々です。一番多いのが、性行為からの感染ですが体調やホルモンバランスの変化でも症状が現れ、特に妊婦さんや子育て中の女性の方は、過剰なストレスや極度の体調不良でもカンジダ膣炎は発症します。

カンジダ膣炎の主な原因は「免疫力の低下」が大きく関わり、妊娠初期でホルモンのバランスが崩れると発症しやすいので注意が必要です。とはいっても症状が起こる前触れは「倦怠感・めまい・頭痛」など、なかなか分かりにくく陰部に痒みやおりものに変化が起こってから気付くケースがほとんどなのです。
ホルモンバランスの乱れ
カンジタ膣炎で一般的に多いのが「ホルモンバランスの乱れ」から患うケースが9割を占めています。寝不足やストレス・栄養不足など何かの原因でホルモンバランスが乱れると、抵抗力や膣内の自浄作用が弱まり常在菌である「カンジダ菌」が化学反応を起こし、体内で繁殖します。特に、出産後の育児疲れ・子育てによるストレスが感染しやすくしてしまう原因なので、自分では大丈夫と思っている時は無理が生じているので十分な休息が必要です。

ホルモンのバランス低下は目に見えにくいのでとても分かりづらいですよね。ホルモンバランスが乱れると肌に影響が出やすいので「肌荒れ」を目安にすると、分かりやすいかもしれません。
パンの食べ過ぎでも感染する
意外なことに「パンの食べ過ぎ」でも発症してしまうこともあるのをご存知でしたか?カンジダは、パンに含まれる酵母菌(イースト菌)と同じ性質の菌類なので、パンを過剰に摂取すると体内で酵母菌が増殖して感染してしまうケースがあります。もし1日3食パンだけ食べている方や、ご飯よりパンが多い食生活の方は食生活を見直しましょう。
マウスウォッシュなど抗菌剤の多用
女性にとって気になるオーラルケア、お口の中が不快感になると口臭対策でマウスウォッシュなど使うことが多くなります。妊娠中でも、口内の粘つきや乾燥による口臭で不快感がストレスになり口臭剤を多用する妊婦さんも多いですが、1日に数回の使用は十分注意が必要です。
締め付け感のある下着の着用
出産後、体形を戻すために締め付ける下着を着用することがありますが、それが原因で感染してしまう事があります。それは「通気性の悪さ」が原因で、外陰部と下着の間に通気性がないと菌の温床になり繁殖しやすい場所になるのです。菌類は生暖かい場所を好むので、通気を良くすることが重要です。
カンジダ膣炎になった時のおりものの症状

カンジダ膣炎で一番わかりやすいのが「おりもの」の変化です。正常な時のおりものは「サラッとしていて水の様な液体」ですが、感染してしまった場合は正常の時と比べ全然違います。そこで、カンジダ膣炎を患ってしまった時のおりものの症状を、わかりやすく項目別にまとめてみましたのでご紹介します。

正常の時のおりものは無透明ですが、カンジダ膣炎を患うと濁った白い状態に変化します。カンジダ膣炎で起こる白いおりものは一般的ですが、稀に黄緑色や黄色が混ざったおりものが出てくる可能性もあります。どちらも同じ膣炎ですが色で症状が変わることがあり、黄緑色のおりものは「淋病」黄色がかかったおりものは「トリコモナス病」の疑いがあるので、少しでも違ったおりものが現れた場合は診察することをおススメします。
臭い
カンジタ膣炎で感染した時のおりものは基本「無臭」ですが、ちょっと鼻を突くツンとした臭いがある場合は炎症が悪化している可能性があります。

もし臭いがひどい悪臭を感じた場合は、他の病気を疑いましょう。ただ、排卵日が近くなるとおりものに微かな臭いが発生します。特に膣内で痒みを少しでも感じなければ心配はありません。どうしても気になるようなら、産婦人科やかかりつけの病院で診察してみるのも安心ですよ。

カンジダ膣炎で炎症した膣から出てくるおりものは、ヨーグルト状で少し粘り気があるのが特徴です。これは、初期段階の症状で、炎症が悪化すると白く固まりの様なおりものが発生します。症状がひどくなると、外陰部にも固まった苔の様に張り付いてしまう事もあります。量は症状によって異なりますが、白くポロポロしたチーズ状のおりものが現れたら「カンジタ膣炎」に感染している可能性が高くなります。

また、感染してもおりもの自体に異常が見られないときもあり、その場合は膣内の奥深くで感染していることが疑われます。
おりもの以外のカンジダ膣炎の症状

ふだんのおりものの違いで分かる「カンジダ膣炎」ですが、おりもの以外でも気付く症状もあります。白いチーズ状の固まったおりものが出てきた時は、すでに感染しているので病院で診察を受けなければいけません。なるべくなら感染する前に発見したいですよね!では、ここで早めの段階で分かる症状をいくつかご紹介します。
カンジダ膣炎にかかる前に「早期発見チェック」
カンジタ膣炎は「免疫力低下」が大きな原因です。それにはホルモンバランスの作用が関わり、そのホルモンバランスが崩れると膣内の自浄作用が弱くなります。まずは、次の項目をチェックして見ましょう。

1.イライラが続く

2.便秘や下痢を繰り返している

3.トイレが近くなる

4.排尿の後、膣内に痛みを感じる

5.睡眠不足

6.過剰なストレス

など、ホルモンバランスが崩れると起こる体の異変です。もし、1つでも当てはまる部分があるなら早めの改善をしましょう。
外陰部の強烈な痒み
上記でご紹介したチェック項目ですが、ホルモンバランスの乱れは個人で判断すると難しい部分でもあります。なぜなら妊娠初期と似たような症状なので、勘違いしやいのですが「免疫力の低下」には繋がります。その他の症状では、外陰部の強烈な痒みがあります。例えば、尿をした後の膣内付近で「ウズウズするような痒み」を感じた場合は注意が必要です。

時間が経つと少しだけ感じてた痒みが、我慢できないほどの強烈な痒みを引き起こします。カンジタ膣炎は感染すると時間の経過ごとに悪化してくるので、少し痒みがある場合は要注意です。
「無症状」には気を付けよう
カンジダ膣炎で一番厄介なパターンが、「症状が現れない」場合です。痒みやおりものの変化で異常が分かると気付きやすいですが、中には感染しているのに症状が出にくい方もいます。感染経路は、膣内が一般的で、そこから外陰部に感染して痒みと腫れ・ほてりを発症しますが稀に「おりものもいつもと同じで、痒みもなく痛みもない」という無症状があります。

その時の発見するポイントは「おりものの量」が疑うポイントで、いつもより量が多い・1日に数回おりものシートを取り替えるなど、普段と違う量であるなら婦人科で診察してみましょう。
病院に行くときの目安

「カンジダ膣炎」はかかりやすい病気ですが、感染場所が陰部ということで女性はなかなか診察を受けにくいと思います。ですが、診察を受けずに放置すると「慢性化」してしまい完治するまでに時間がかかります。なるべくなら軽い段階で診察するのが一番なのですが、気付かずに重症化することもあります。
おりものの量が普段より確実に増えた
一番のポイントは「おりものの量」です。ちょっと増えただけでは分かりにくいですが、確実に普段の倍、量が増えた場合はお医者さんに診てもらいましょう。目安としては「おりものシートを1日に使う回数」です。1日に何回も取り換えるほどの量や、もしくは取り替えなきゃいけないほどの量がある場合は早めの受診をしましょう。

これは感染症状が「無症状」の場合でも、受診する目安にもなるので覚えておくと「もしかしたら」の場合に診察を受ける判断がしやすくなりますよ。
デリケートゾーンの不快感
排卵日や生理日まで、まだまだ先だけど何だかデリケートゾーンに刺激のある不快感が…。と感じたら、迷わず病院で診察を受けましょう。トイレで用を足している時、ヒリヒリする痛みや痛痒い刺激がある場合も「カンジダ膣炎」の可能性があります。ここで「膀胱炎かな?」と誤解するケースも多く、そのため時間が経ってから診察を受けてしまい、症状が重症化してしまう恐れがあります。

「あれ?」と思ったら、直ぐに病院へ行きましょう。
放っておくと「慢性化」するカンジタ膣炎
カンジタ膣炎の初期症状は、おりものシートや生理用品の素材で陰部がかぶれる時と似ているので「自己判断」で見送ってしまう事も良くあるケースです。シートでのムレや繊維でかぶれると赤く腫れ、時には「チクチク」とした痛痒い感覚が現れますので、「かぶれ」だと放ってしまう事があります。

一度感染してしまうと「慢性化」になり、少しのストレスや日常の変化で簡単に再発するのが「カンジタ膣炎」です。そうなると、ちょっとやそっとでは完治しません。お医者さんに「完全完治」の報告を受けるまでは、通院を余儀なくされます。病院での診察や治療は簡単なものですから、自己判断で解決せずきちんと診てもらいましょう。
まとめ

いかがでしたか?感染すると診察するには少し勇気がいりますが、いつまでも不快感なままでいるより、思い切って治療を受ける方がずっと楽です。カンジダ膣炎は多くの女性が経験しているポピュラーな病気なので、あまり不安にならず信頼のある医療機関で治療しましょう。

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