乳がん闘病の北斗晶が1年2ヶ月ぶり復帰。術後の経過と“乳房再建”のこと

昨年9月に乳がんのため右乳房の全摘手術を受け、芸能活動を休止していたタレントの北斗晶さんが、自身のブログでテレビ復帰することを明かしました。術後1年が経ち、検査の結果、転移が見られなかったことから決断した北斗さん。乳がん手術後の経過と乳房再建についてご紹介します。


全摘か温存か…変わる乳がん手術の傾向

乳がんが発見され、外科的に取り除く場合、乳房の全摘術か乳房温存術による療法が行われます。以前は乳房内にできたがんが進行してリンパ節に転移し、全身に広がると考えられていたため、生存率を上げるには、手術で健康な周辺組織も広範囲に切除すれば転移や再発が防げると考えられてきました。

ところが、研究が進み、初期であっても一部のがん細胞は全身へ転移することがあると判明。周辺の健康な組織やリンパ節を切除・温存しても、生存率は変わらないことが明らかになったのです。
そこで現在では、必要以上に健康な組織を大きく切除するより、初期であってもがんの全身転移がないかを注意深く検査・予測することが重要視されるようになりました。


乳がん手術による後遺症について

腋の下のリンパ節に乳がんが転移していた場合、乳がん切除とともに、脇の下のリンパ節を全て取り除く腋窩リンパ節郭清(えきかりんぱせつかくせい)が行われます。この場合、後遺症として、腕が重い、手に力が入りにくいなどの違和感が生じる、リンパ浮腫(ふしゅ)が起こりやすくなります。

腋窩リンパ節郭清を行うと、腕や肩が動きにくくなる運動障害が起こるため、リハビリテーションをしっかり行うことが大切です。腕を駆使する仕事の場合、術後3〜6カ月程度はリハビリを続ける必要があります。


乳房を取り戻す「再建手術」のこと

乳がん手術で乳房の一部、または全部を摘出した場合であっても、形成外科手術で乳房再建を行うことが可能です。女性にとって乳房を失うことは精神的ショックが大きく、QOL(生活や人生の質・内容)の低下にもつながるため、健康保険適用で可能な手術もあります。

患部の状況と本人の意向を医師と相談した上で、どのような方法がよいかを判断します。再建術には、自分の体の皮膚や脂肪を胸に移植する方法や、シリコンなどの人工乳房を使った方法などがあります。
乳がん手術後も転移や再発の恐れはついて回りますが、社会復帰へ向けて動き出す勇気を持つことはすばらしいですね。北斗さんのご活躍を応援しましょう!

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