期間限定の愛人 完結編

服役囚を待つ女の、はかないひと時のラブアフェア…。 貴方は 期限付きの私の愛人…。

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潜入する女 1⃣

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2013/07/19 17:35:04

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マキが 巨大サイトmixiに移ってから程なく、ルリが 彼との経緯を綴ったブログ 「期間限定の愛人」は完結した。



これでもう、自分はブログを書く必要も 無くなってしまったのだと、その時ルリは 心からそう思っていた。


そこまでのルリにとって、ブログは マキへの パフォーマンス…、つまり 彼に対するラブレターの意味合いが強かったからだ。


しかしその為に、シマとの逸話に始まり 巡りめぐってマキとこうなるまでの半年間、毎夜遅くまで ああでもないこうでもないと 文章を捻る作業は、いつの間にかマキとは無関係の、 ルリだけの秘かな楽しみになっていたのである。


以前 livedoorで、シマとの同棲生活ブログを書いていた頃のルリとは、全く違う。


あの頃のブログは、ただの日記のように 日々のたわいない気持ちを、ただ 漠然と 楽しく書き綴っていただけであった。


本来ブログとは、そういうものなのだろう…。


しかし 今回アメーバで書いた自叙伝ブログは、楽しいだけではなく、実際に過去を振り返る作業が、ルリにとって苦しい時もあったのだ。


けれども、苦しみながら一度産み落とした物語は、まるで我が子のように愛しく、書く事が辛かった記憶さえ、今では懐かしい思い出なのだ。


考えてみれば、すでに半世紀近い年月を生きているルリには、これまで 様々な出来事が 、雨あられのように 降り注いでいたわけである。


( これを もうしばらく続けて 書いてみるのも、意外に面白いかもしれない…。)


ふと、ルリは そう思った。


他人の人生なんて、人それぞれで別段 珍しくもなく、読み手にとっては気まぐれな興味かもしれないが、ブログと言うツールがあれば、自己満足で書く物語が、他人様の迷惑になるものでもない。


しかも livedoorの時と違い、アメーバでは ルリの自叙伝モドキの拙い私小説を、いつも読んでくれる ありがたい読者まで 居てくれたわけだ。


書いた本人としては、本当にハッピーで、 ワクワクするような初めての感覚であった。



ブログは もうやらない…と、一度はマキに宣言したルリであったが、よく考えてみれば、なぜそんな個人的な事で わざわざマキに許可を得る必要があるのだ?



自分は サッサと 他サイトで ルリには見せないブログをやっているクセに、ルリには 書くのを止めろ!…とは 言えないはずではないか。


そうして 再びルリは、自己満足のブログを 強引にアメーバで 書き進めることになったのだ。


このことを、ルリはマキへ、律儀に 電話で報告したのである。



「 私、アメブロ もう少し 続けてみたいの。
もう 貴方のことは 書かないから、 いいでしょう?
マキさんに 絶対迷惑は かからないから。」


すると マキは、面倒臭そうに こう返した。


「 別に、いいんじゃない?
俺 もう アメブロには 殆どアクセスしてないんだよ。
mixiの方が 忙しくてね(笑)コミュには 結構オモシロイ人たちも居てさ(笑)
ルリは アメブロで 好きな事を 書けばいいのさ。」


今となれば、いかにもマキらしいセリフだと、苦笑するのだが、当時のルリは、こんなマキの 冷淡な反応に、またもや神経を逆なでされる。


( そう…。マキは もう 私のブログなんかには 何の興味も湧かない…って事ね。
mixiのコミュニティでは そんなに 楽しい事?があるってワケですか?!)


マキに対する ルリのやるせない焦燥感は、再び 激しいストレスとなって 沸き上がる。


そんな気持ちは、なんとか マキのmixiでの動向を掴んでやりたいと、ルリの中で 再び 蛇のように邪悪な感情を抱かせるのだ。


だが マキは、そんなルリの感情を見抜き あざ笑うかのように平然と 言ってのけた。


「 ルリもmixiがやりたければ、 誰かに 招待状を 貰ったら?
貴女の読者の中にも、mixiをやってる人は 結構いるんじゃない?(笑)」



自分では 決して ルリを招待するとは言わず、こうして意地悪なセリフで ルリの女心を翻弄するマキ…。


それにしても、こんな 冷たい仕打ちを受けると、がぜん燃え上がるルリの性格も、マキは すでに見抜いているのだろうか…?


子供のように稚拙な感情で、マキに振り回されていると自覚しながらも、ルリは そんな自分をどうしても抑制することが出来ない。


それからルリは、何とかして mixiに 潜入し、マキを見張る事ができないものかと、一人 あれこれと不毛な策を練るのであった。


以下 次号

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