期間限定の愛人 完結編

服役囚を待つ女の、はかないひと時のラブアフェア…。 貴方は 期限付きの私の愛人…。

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立場逆転!恋する女の爆走 1⃣

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2013/07/17 15:55:11

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この夜 、ルリがアメンバー限定公開した記事には、すぐに常連の読者からのコメントが 付いてきた。



当時 、ほぼリアルタイムに近い記事を書いていたブログには、服役囚を待つルリの 都合の良い浮気話に、賛否両論のコメが付いた。



期間限定の愛人などと言っても、本当に好きにならずに 付き合えるのか?…という 意見が大多数だったように思う。



だが、ルリは その都度 達観した大人の女を気取り、「 キッパリ別れて見せる。」と言った、突っ張りコメを返していた。



そんなルリが、「 やっぱり マキに惚れた。」…と言う グダグダ記事を公開したものだから、この日付いたコメントは、「 あ~あ、ホレ、ルリさん やっちゃったんだね~^^;」と言う感じの叱咤激励がほとんどで、正直ルリが一番欲しかった 的確な反応であった。



この時ほど、ルリはブログ読者を ありがたいと思ったことはない。


当人のマキでさえ わかってくれない ルリの気持ちを、みず知らずの読者は 、ずっと前から読み取り 気付いてくれている。


「 ルリさんの女として揺れ動く気持ちは 当然のことです!
そんな風に 付き合ってたら、絶対にのめりこんじゃう。感情がダダ漏れしますよ!
ただ、マキさんに 恋心を 知られたらマズイです(~_~)
ルリさんは どうしたいの?
そういう男は扱いにくいですよ。 
ただのシマさんの代用品と思わせないと! 」


「 好きになるのは 当たり前ですよ。
私は 最後まで ルリさんの 恋の行方を見守りますから、ブログを辞めないでね!」


…と 言った、若い独身女性たち。



「 実在の登場人物なんだから、感情移入するのは 自然の成り行きですよね。
マキさんの行動が、ある程度 リアルに描かれるのも 仕方ない。
実録ブロガー ルリさんとして、容赦なく 書いてください!^^」

…と言う、男性ベテラン小説ブロガー。


また、同じ男性でも、

「 男と女の恋には優位性があるよね。
勝ち負けではないけど、恋愛するならやっぱり強気で付き合いたい。
この場合、マジな恋心を知られたら、悔しいけどちょっと負けてる。
たとえ相手が別れると言っても、絶対に自分からは別れてやんないこと!
そいで、マキさんが他の女に目を向けるなら、ルリさんもつまんないヤキモチ妬いてないで、他の男に目を向けてみれば?(^O^)」

…と 書いてくれた 恋多き男性ライダーブロガー。


あるいは、

「 モノを書く人間の周りにいる人物が、ネタにされるのは 当たり前のこと!
その覚悟も無く、安易にモデルを了解する方が 間違ってる。
そんな根性のない奴は つまらん! 書かれて上等 …くらいに 考える男じゃなきゃ!
ルリさん、負けずにこの先も 必ず書いてね!」


といった、経験豊富な女性小説ブロガーなど、その多彩なコメントの数々は、ルリのマキに対する恋心の負い目とは逆に、これは やはり 実録ブログを投げ出してはいけない!…と言う 意欲を掻き立てたのだ。



一方 アメンバーをイキナリ削除され、記事を読めなくなった当人マキは、ルリの「 彼が激怒するだろう …」と言う期待を、完全に裏切る反応を返して来た。


マキのよこしたメールは、相変わらず 少しも激することは無く、


「 ルリがそういうつもりなら、俺たちは もう無理だね…。」


と言った内容で、自分は決して悪くない…と言う、女に対して常に強気のマキらしい、 クールで残酷な別れの宣告であった。


アメンバー削除の経緯と、マキのブログの件だけは 伏せていたが、この時の ルリのマキに対する 見苦しいほどの執着とあわてぶりの顛末は、当時の記事 「 最後の恋 告白~結末 」(GTブログでは5/25〜29に掲載)に、ほぼ書いた通りである。



それにしても、あの時 ルリはマキに、いい年をして恥ずかしい程に素直な恋心を告白し、さらに今後一切 アメンバー限定記事は 書かない…と、約束までしている。



つまり、とうとうルリは 愛人関係を継続することを条件に、マキと言う 煮ても焼いても食えないモンスター男に屈服させられたのである。



屈服…という言葉が 適切かどうかは不明だが、惚れた弱み…と言うか、この日から二人の愛人関係が 立場逆転したことは、 もはや明白である。


これは 果たして本当の恋心か?


それとも、ブログネタと 刹那的な快楽を与えてくれる男に対する、ルリの執着だけなのだろうか…?


その後ルリは、マキの都合に合わせて、彼の住む近くの町まで 毎回 往復4時間、セッセと高速を爆走することになるのであった。


次話へ続く

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