幸せは自分の心のなかに…

ダメな自分。ダメな男。 果たしていつになればダメな人生卒業できるの!?

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緊急臨時全校集会。

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2013/07/17 09:06:43

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翌日緊急臨時全校集会だった。
先生の話なんて耳に入るわけなく、ただただ泣いていた。

お通夜は地元の会館で行われた。
たくさんの人で溢れかえった。

お通夜の前、両親に呼ばれ彰くんとの時間を過ごした。棺のなかで眠る彰くんは化粧を施されていた。
とても綺麗だった。
触れるともうあの暖かさはない。
冷たくてかたくて…。抱きしめても抱きしめ返してくれない。

『一緒にいるって約束したじゃん。』身内の手前、感情をあらわにしないようにしていた。でも無理だった。

『ふうちゃん。ありがとう。』彰くんのお母さんが抱きしめてくれた。
ワンワン泣いた。それを見ていたみんなが泣いていた。

お通夜が終わり、みんなの御焼香が終わり、会場は静かになった。
帰った方がいいのかな…って思ったけど、彰くんのお兄ちゃんがいていい。いてやってくれ。と言ってくれたから一緒にいた。

たくさんの話を彰くんとしたんだ。
返事が返ってこない話。

4時頃、彰くんのお父さんが来て話をした。
『ふうかさん、ごめんね。彰も幸せと思う…』と。
また涙が出てきた。
『彰くん、お父さんとお母さんみたいな家庭を築いていきたい。裕福じゃなくてもめちゃくちゃ幸せでさ、本当に尊敬する。お父さんとお母さんの子供でよかった。生まれ変わってもお父さんとお母さんの子供になりたいって言ってました』と伝えると声をあげて泣いていた。
『単身赴任で家を空けていたのに。彰のこと怒ってばかりだったのに…』お父さんは悔しい悔しいと泣いていた。

夜が明けるのはこんなにはやいっけ?と思うくらいあっという間に朝が来た。

トイレも我慢して彰くんと離れなかった。冷たくなった手をずっと握りしめていた。
それでも、暖かくなることも握り返してくれることもなかった。

移動まであと2時間。
続々と親族が起きてくるなか、お兄ちゃんが『おはよう。』部屋に入ってきて、彰くんの隣に座った。

『彰?!』お兄ちゃんが大きな声を出した。
その声にみんなが集まった。


……

『彰が泣いてる。目が少しあいてる。彰、やっと目ぇさめたんか?起きれよ起きろっていってんだろ!!』泣き叫びながら問いかける。
でも、彰くんから返事があるわけがなかった。

確かに彰くんの目がうっすら開いていて一筋の涙が流れたあとがあった。
『たまに、ごくまれにあるんですよ。故人は嬉しいのですかね。』斎場の人が言った。

彰くんの死因は溺死だった。
滝つぼの底から救出されたのは2時間半後のことだった。
なのに苦しそうな顔はしてなかった。
むくみもひどくなかった。

お葬式の準備が始まり、少し仮眠させてもらった。

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