最後の恋を思い出して書いてみる

思い出せる限りの恋愛(不倫)回顧録。誰よりも大好きだった…。

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16.してあげたい

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テーマ:小説 > 回顧録

2018/05/18 13:50:22

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いつの間にか服も下着も全部脱がされていて、すっかり蕩け切った体でベッドに沈み込む。
ユキさんはそれを嬉しそうな顔でじっと見ている。

急に堪らない恥ずかしさが込み上げて顔を逸らすと、ユキさんは自分もTシャツを脱いだ。

そうしたらすごく『してあげたい』衝動が湧き上がってきて、あたしも体を起こして目で訴える。
ユキさんはジーンズを脱いでベッドの上に脚を投げ出した状態で座って、あたしはその前に肘を付いた。

そしてゆっくり、それを口に含んだ。

根元の方から舌を這わせながら、唇で包み込むように動かす。
舌が裏筋に触れるとユキさんが吐息を漏らして、嬉しくてあたしもより丁寧に舐める。


…あたしは、男の人に『してあげる』のがけっこう好き。
以前関係を持った人に、
「こんな気持ちいいの初めて。気持ち良すぎてずっとイってるみたいだった」
と言われたことがあって……それからというもの、自分で相手が気持ち良くなってるのが嬉しくて。

多分、どっちかっていうとSな方。笑


ユキさんの吐息がどんどん荒くなっていって、
あたしは調子に乗って、口の中をすぼめて刺激を強くした。

「うっ…それ、ヤバい…!」

ユキさんは一瞬止めようとしたけど、
そのままちゅーちゅー吸うように舐め続けてたら…


「っ……!……ごめん……」


ユキさんは若干落ち込みながらも、慌ててティッシュを差し出してくれた。
あたしがそれを吐き出すとそのティッシュを捨ててくれて、その後ぎゅーっと抱き締められた。


その夜は、それだけ。
結局いつも通り付き合ってもないのにやることやった(未遂だけど)だけなんだけど。

でもあたしの気分はなんだかふわふわして、ちょっと嬉しくて、とにかくユキさんが甘々な…そんな夜だった。


そしてそれっきりになった、甘い思い出。

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