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明日のきみ。昨日のわたし。

城くんはいつまでも私の中で生きている。大学生の息子と、弟、秋くんと、3人暮らしです。

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2015クリスマス②

しおりをはさむ

テーマ:恋愛 > 熱愛

2018/05/18 12:40:47

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私の心は、張り裂けそう。



だけど、そんなところは見せてはいけない。




城は、同じ年の子と、付き合って、




うまくいったら結婚すればいい。







離婚届けの、半分側に名前を書いてたら





知らないうちに涙は流れたけど、





そんなのは、いい。





印鑑を押して、封筒に入れて、







ダイニングのテーブルに置いておく。





決意が揺るがないように。












1週間後の、土曜日に、





がいこつみたいに痩せた、城を連れて来たのは、






秋だった。







その頃は、まだ大学2年生。







『姉さん。城が、具合が悪いみたいなんだけど、


一人で帰れない、って、ゆうべうちに来たよ。』






その頃だから、国立の実家。







「ありがとう、秋くん、ごめんね、迷惑かけて。





城、大丈夫?しっかりしてよ、もう、病気じゃないんだから。」





見た目は、すっかり病人だけど…。








スーツケースを廊下に置いて、




城を椅子に座らせて、





「城、大丈夫?



クルミさんは、どうなったの?」






隣で、秋も聞いていた。








「ごめんなさい、って言ってきた。


俺は、奥さんがいるから、帰る、って言った。」






もう、ここまでの時点で秋くんは呆れ顔に。





それで?



クルミさんは、納得したの?







「どうしても、いっしょに暮らそう、って言われて、


最初の3日は、部屋に泊まったけど…。






ずっと、泣いて、吐いてたから、追い出された…。」









え…。吐いてたの?





よく会社行けたよね、そんな顔で。





おしゃれな城くんが、ワイシャツもよれよれ、




スーツも、しわだらけ。



きっと会社ですごい噂になっちゃってるな…。











「あのさ、離婚するなら、これ、



離婚届け、書いておいたよ、私の分。




あとは、城が書いて出すだけだから。





好きにしていいんだよ。」







秋は、驚きの表情。




『離婚…。もう?』




そ。もう。

結婚して1年で離婚する人なんか、いくらでもいるしね。







城くんは、もう嗚咽をあげるほど泣いてた。








『やだ…。離婚しない…。やだ、やだ、





ごめんなさい…。離婚しないで、





おねがい…。』






はあ…




ため息しか出ない。







秋くんは、




「ま、二人のことは、二人にしか分からない。



俺、帰る。」





たぶん、その時、手に離婚届けを持って出て行ったんだと思う。









ねえ、城くん、こっち見て。





私のこと、どう思ってるの?







泣きじゃくって、言葉にならないね







城くん、どうして、あたしたち、いつもこうなっちゃうんだろうね






城くんがいない間、私も、いけないこと、してたよ、
遊びだけど…。





聞いてる?







もう、子どもみたいに、



えーん、えーん、











城くん、泣かないで。





クルミさんに謝らないと。









『俺が、たくさん、あやまったよ…。



馬鹿やろう、って言われた…。』









そっか…。






私だって、本当は離婚したくないよ、城くん。










『あいな、、、ごめんね。。。。。



ごめんね、、、、、』









仲直りするまでには、相当、かかったけど、






私たちは、離婚をまぬがれた。


















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