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不器用なわたしたち

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テーマ:小説 > 男女関係

2018/05/16 15:54:13

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ある朝、最寄り駅のホームで長瀬にそっくりな人を見つけた。
とは言ってもその男の子は学生さんで、正確には長瀬の大学生の頃にそっくりな子。

長瀬より華奢だけど、背丈もよく似ていて、無愛想でムスッとした顔がそっくりだった。

あまりにも似すぎていて、ついつい目で追ってしまい 、傍から見たら私は完全に不審者だ。

それ以来その子を見かけるのがちょっと楽しみになった。

その日は帰りが遅かったので、電車が空いていて珍しく座れた。
本を読んでいると、ドカっと隣に人が座った。
その男の子だった。
最初は携帯をピコピコ触っていたけど、そのまま居眠りして眠ってしまい、どんどん私の方へもたれ掛かって来た。

お、おもい。。。

降りる駅が次に迫っても起きそうにないので、トントンと握っている携帯を叩いてみた。

男の子はビクンと起きて、キョロキョロして状況がつかめていなかった。

とりあえず駅に着いたので一緒に降りた。

「すみません、もたれかかっちゃって。重かったですよね。」

「少しの間だったし。気にしないで。」

「起こしてくれてありがとうございます。たまに乗り過ごしちゃうんです。ははは」

笑うとあどけなくてカワイイ。

「お姉さん 、たまに電車で会いますよね。」

見てたのがバレてたら死ぬほど恥ずかしい。。。

「どっちの方ですか?遅いし送りますよ。」

「だ、大丈夫大丈夫。」

男の子はキョトンとした顔をしていた。

あぁ何か自意識過剰の痛いオバさんだと思われちゃったかも。。。

「すみません。怪しっすよね。」

何かもうホント申し訳ない。

「じゃぁ、またって事で。」

ペコッと頭を下げて改札を出たら、同じ方向だった。

「俺、○○町っす。」

そう言って車の免許証を見せてくれた。

「これなら怪しくないっしょ。」

ニカっと笑った。

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