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過ぎたるは及ばざるが如し。 ☆ヤンデレ注意☆

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テーマ:小説 > 男女関係

2018/05/13 08:02:44

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☆ちょこっとだけグロあります☆
苦手な方はスルーでお願いします(;_;)






その夜。
私は夢を見た。






『参ったな。あと少しだったのに。』



『…………蛭間……さん?』


真っ暗な空間に私と蛭間さんが向かい合わせで立っていた。



『君のせいで、皆の死が無駄になったんだよ。』



は?



『何いってんの!全部あんたのせいでしょ!』




『正論ぶってるけど、君は本当は自分さえ良ければいいと思ってるんでしょ?』



『そんな事思ってない!それはあんたでしょ!』



『そうだね。
でもそれはあの殺し屋君だって同じだよ。』

『違う!』

『違わないよ。彼は君さえ無事なら他はどうでもいいと思ってたから、君の側を離れなかったんだよ?
やっぱり人殺しは思考が似てるのかなー。』


『うるさい!うるさい!そんな訳ない!』



『酷いなー。ねぇ?まどか。』



はっと顔を上げて前を見ると
いつの間にか蛭間さんの手には三森まどかの首が乗っていた。


そして、その目が急に開いた。


『ひっ………』






『あなたの脚を頂戴。』


『や、やだ………』


『どうして?頂戴?お願いよ。それが欲しいの。』



怖い…………



とにかくその場を離れたくて後退りして
背を向けて逃げようとすると、何かに足首を掴まれて
派手に転んでしまった。




『いたッ………』


足首を見ると、私は再び固まった。


足首を掴んでいたのは人間の手。
それも肩の部分から先のみ。


『……腕……早坂先輩………?』


腕だけなのに、足首の骨が軋むほど強い力。



『離して……』


私も必死に剥がそうとしても、全然意味がない。

そうしてるうちに
あのとき見た刃物と同じ物を手にした蛭間さんが追い付いて来た。



『さぁ。脚を貰おう。』

『やめて!』



あのときとは違って、サクッと皮膚が切れて
血がじわりと吹き出し、ブチブチと筋肉が切れる音がした。


『嫌だ!やめて!』


『はい。次は左ね。』


『………!』


私の体から右足が切り取られ、それを見せられた。




『……や、やめ……』



『助けを呼べば?あのときみたいに。』




いつの間にか横に転がってる三森まどかの首が
笑みを浮かべて言った。




『き、きりたに……助けて………』




その瞬間、私の左足を切り始めていた蛭間の手が止まり

口から大量の血を吐いた。
喉には銀色の傘の先端部が突きだしていた。




『ほら。君も自分さえ良ければいいんだよ。』



血がだらだらと流れ出る口元に笑みを浮かべながら
蛭間は私に言った。



『………え?』

『また1人。彼に人を殺させたのは君だろ?』



バタリと蛭間は倒れた。


そして、後ろには斬谷が立っていた。






『良かった。優子ちゃんが無事で。』


血塗れの斬谷が笑った。



『斬谷………斬谷…………』

手を差しのべる斬谷の腕を掴んで
私は子供みたいに泣いた。






『………あれ?でも優子ちゃん。
脚が無くなっちゃったのォ?』

『……え?』



私の右足は既に無く。
左足は皮1枚で繋がってる感じだった。




『あーあ。せっかく大事にしてたのに。
勝手に動いて、勝手に壊れちゃったのかァ。』









『もう、要らないや。』

『きり……たに?』








『バイバイ。優子ちゃん。』






…………………………………………………………………………………





『浅見さん!浅見さん!落ち着いて!』


『先生まだ!?早く鎮静剤を!』


『今向かってます!』



気が付くと、看護師さんが3人がかりで私をベッドに押さえつけていた。




『大丈夫よ!落ち着いて!息をゆっくり吐いて!』

背中をさすりながら言った。

『怖いのは全部夢よ。大丈夫だからね。』


私の顔は涙でめちゃくちゃで
全身汗だくなのに、すごく寒い。




『先生来ました。』




医師が私の腕に注射器を刺そうとした。



注射器を持ってた蛭間の姿がすぐに浮かんできた。


『嫌!それ……嫌だ!』

再び暴れだした私を看護師さんが必死に羽交いじめにして、医師が鎮静剤を打つ。


『大丈夫よ。深呼吸して。』


呪文みたいに繰り返す。



嘘みたいに気分が落ちた。


『大丈夫…大丈夫……』



全然、大丈夫じゃない。





この日から、眠れない日々が始まった。

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