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【BL小説】最終作はNL

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【32】一軒家

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テーマ:小説 > BL

2018/05/01 19:52:53

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~風になりたい~     




大きな玄関ドアを開け、トシキが先に入る。


「どうぞ、あがって」

「お邪魔します」


ヨウヘイはペコっと会釈をして中にはいった。
ふわふわのスリッパを履いて、廊下をすすむ。

白い壁には幾何学模様の小さいタイルが一列
に並んでいて、目に留まる。


「ヨウヘイ君はリビングへどうぞ、お茶を
入れて持っていくよ」

「はい」


ヨウヘイは開け放たれたドアからリビングへ
はいった。
モノトーンでそろえられた室内はとても落ち
着いた感じでレザーのソファに浅く腰かける。


「紅茶でいいかな?」

「はい」


緊張で肩に力がはいり、返事も固くなる。
あまりジロジロと見るのも失礼とは思う
ものの、見ずにはいられない。

大きなテレビやグネグネした観葉植物、
生活感が感じられない、モデルハウスの
ようだった。


「おまたせ」


そこへ、紅茶を乗せたトレイを持った
トシキがやってきた。

目の前に置かれたティーカップからふんわり
リンゴの香りがする。


「いい匂い」

「フフ、女の子みたいでしょ。俺、フレーバー
ティーが好きなんだ」

「フレー?バー?」

「そう、紅茶にフルーツとかの匂いをつけた
ものなんだよ」

「へぇ~」


ヨウヘイはこんな小じゃれた物を飲んだこと
がない。そっとカップを持ち上げ口をつける。


「………はぁ~♡いい香り」

「でしょ、いつもPCに向かって、文字と数字
ばかり追ってるから、こういうのでリラックス
してる」

「なるほど」


トシキはヨウヘイの斜め向かいにすわり、ソー
サーごと持ち上げ、香りをかぐ。
そして、ゆっくりフレーバーを味わっていた。

その優雅な動作をポーっとみていると、トシキ
が視線だけヨウヘイにむけてきた。


「あわわ…」


恥ずかしくて、急いで紅茶を飲む。


「フフ、俺のギャップにドン引き?」

「い、いいえ。あの、その、なんていうか…
カッコいいです」

「やだな、そういうの」

「え?」

「照れる」


2人して顔を赤くし、お茶をすすった。






☆彡( 〃▽〃)

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