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【BL小説】最終作はNL

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【24】ケーキ

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テーマ:小説 > BL

2018/04/27 20:36:05

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~風になりたい~     




マサシはズカズカと上がり込み、持ってきた
白い箱をヨウヘイに渡す。


「はい、お見舞い」


箱の横に有名なケーキ店の名前が見える。


「ケーキですか?」

「そう、これ俺が大好きなの」

「自分で食べる気マンマンですね」

「へへへ」

ヨウヘイのアパートに来たのは2度目なのに
勝手にやかんを取り出し湯を沸かす。

その様子を止めることもしないで、唖然と
見ているヨウヘイ。


「紅茶の茶葉ってある?」

「ないです」

「え~」

「インスタントコーヒーならありますよ」

「このケーキには紅茶なの!」


何を女子みたいな事をいっているんだと思い
つつ、日本茶の茶筒を棚からだした。


「煎茶ならありますよ」

「緑茶ぁ~」

「文句あるなら、帰ってください!」

「緑茶でいいです」


今度は勝手に折り畳みテーブルを取り出し、
カチャンカチャンと足を出しセッティングする。

お茶が入るのを待っていると、マサシがクンクン
と鼻を鳴らした。

その様子にヨウヘイがギクッとする。


「なあ、ヨウヘイ」

「な、なんですか?」

「何にもにおわないな」

「はい?」


自慰の残り香が匂うと言われると思ったら、
逆に匂わないと言われる。これいかに?


「何がですか?」

「ヒートのフェロモン」

「は?」

「お前、ヒートが酷くて退社しただろ、
もっと部屋ん中、ムンムンしてるかと
思ってたんだ」


マサシは更にクンクンと匂いをかぎながら
立ち上がり、ヨウヘイの背後にせまる。

そして、首筋に鼻を近づけ、クンクンと
匂いをかいだ。


「や、やめて下さい」

「ほ~ら、全然におわない」

「それは、会社の女医さんが、俺にあう
制御剤を処方してくれたからじゃないで
すか?」

「あ~、あの高杉女史ね」


マサシは合点がいったらしく、ヨウヘイから
離れた。背後から気配がなくなりホッとした
のも束の間…


「でもさ、あの人の処方って、即効性ない
よね」

「え?」


マサシはニヤリとした。






☆彡((((;゜Д゜)))

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