ドリーさんのブログ

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事件…4。

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2018/03/08 07:48:45

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応接室の電気をつけ、支配人は私に座るように促してくれた。









「失礼します。」






私がソファーに座ると支配人は前屈みになりながら聞いてきた。








「で、早速だけれど何がドリーさんをここまで追い込んだのか聞かせて欲しいんだけれど…何があったの?」









支配人はさっきの迫力は嘘のようになくなり、
いつもの穏やかさを取り戻していた。









「本当に、今日の出来事が全てではないです。
今までの小さな事の積み重ねで張り詰めていたものが一気に私の中で切れてしまっただけです。」








こんな始まりで私は今日起こった事を支配人に話をした。









支配人はなぜ他の人間は知らない顔をして助けようとしなかったのか、ボス猿はなぜ板さん達ではなく私にそんな当たり方をしたのか理解出来ないと言った感じだった。







そして数十分ほど話した後で




「今日はもうお互いが顔もみたくないだろうから
帰りなさい。
けれど、このまま辞めてしまうとかはやめて欲しい…
そしてお互い大人なんだからきちんと話をして理解出来る事なら理解し合って…ドリーさんもボス猿に言いたい事があるのなら我慢しないで言ってやって欲しい。」








そう言いながら私を出入り口まで送ってくれた。









私は寮へ向かい着替えてロッカーの中を綺麗にし帰宅した。








帰宅するとカズさんがあまりの帰りの早さに驚きながらも出迎えてくれた。








「ねぇ、私辞めてもいい?」






私の問いにカズさんは





「何があったのか知らないけど
お前が辞めたいのならいつでも辞めればいい。」






そう言ってくれた。






「ありがとう。」





私はカズさんの顔を見ることなくそう言って
便箋を出し退職届けを書いている時だった。







「ドリー、携帯鳴ってるよ。」






カズさんが私の携帯を手に部屋へやってきた。







「ありがとう。で?誰から?」






この日はもう誰とも話したくなかった…






「ノリさん。出た方がいいんじゃない?
どうせ心配かけちゃったんでしょ?」







カズさんはそう言いながら私に携帯を渡し部屋を出て行った。







「もしもし?」






出ようかどうしようか少し悩んだけれど勇気をだして電話に出てみると






「もしもし?もしもし?」





と、早口で慌てている様子のノリさんの声だった。







「はい?もしもし?」






私は平静を装い穏やかにいつもよりゆっくりとした口調で対応した。







「あ、今いいか?ってか、今から出れるか?
自分の家の近くに◯◯って店あるだろ?
そこまで出て来て。何ならお父ちゃんも一緒に。」








「…私、怒られる?」








「怒られる!ワシは腹が立ってる!」







「ですよね…分かりました。今から行きます。」







私はノリさんとの電話を切りカズさんにノリさんの待つであろうお店に送ってもらう事にした。








この時のカズさんの言葉を私は忘れない。


事情を話し送ってもらってる最中

「お前はちゃんと可愛がってもらいながら仕事してたんだね。こうして心配して仕事が終わってから連絡くれるなんて良い先輩だよな…羨ましいよ。
ノリさんみたいな先輩はそうそう居ないから
ちゃんと怒られて来なさい。」



そう言ってくれた。







私はカズさんの言葉を噛み締めながら
素直に「はい。」と答えた。

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