堕ちて彷徨う

bdsmの精神的な面と、心理描写をたっぷりと描きます。

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2017/11/01 14:00:35

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インターフォンを押す指が震えた。
「入れ」
震える脚で部屋に入ると、Sさんの部屋の匂いが鼻孔をくすぐり、反射的に深く息を吸った。それだけで脳髄が痺れて考えが遠のく、これは麻薬だ。
グレイで統一されたシンプルな意匠の廊下を進みながら、心臓の音が鼓膜を破りそうなくらい、ばくばくと高鳴ってゆく。

わたしは仕事をおえたままの姿で、シャワーも浴びられなかった。脇の下は汗だくで緊張の匂いがするかも知れない。1日働き詰めた足も気になるし、なにより、調教器具をつけたままの蒸れた股間はねっとりと淫汁が絡みつき、見るに絶えない汚さだろう。絶対に見せたくないし、はしたない牝の匂いがしているに違いない。その上、尿意も我慢してタクシーに飛び乗った。
散々な状態で、愛しい人の家に来てしまった。涙で化粧もぐちゃぐちゃになっていることだろう。なんて惨めなんだろう。消えてしまいたい。

Sさんの気配のする奥の書斎まですすむと、デスクに向かい淡々と仕事をするSさんがいた。
「32分。2分遅刻したな。」
ラップトップから目も上げずに静かに言った。
胃が捩れる。
「あの、あれから真っ先に、タクシーに乗ったんです! でも、道が混んでいて…」
「詫びる前に言い訳するのか。お前にはがっかりだよ。」
「ごめんなさい! あの、おねがいですから、棄てないで…」
頰を涙が伝う。
「笑。くくっ。不様だな。」
Sさんは、やっと顔を上げ、大慌てでやってきた哀れな奴隷見て、満足そうに笑った。
「……っう、すみませ…」
「服を脱いでガニ股でポーズ。モタモタするな」
「……………っ」
Sさんの手が、ぐいっとわたしの顎を掴んで冷たい目でわたしの涙で汚れた顔を覗き込んだ。
「返事。」
「は、はい、」
「はい、ご主人様だろ。教えた返事くらい、まともにしろ。 本当にお前は馬鹿で疲れる。」
「はぃ、ご主人さま、、」
ガニ股のポーズ。
これはSさんが好きな服従のポーズの一つで、初めに教えられた。女としてのプライドをへし折る最も醜くて惨めなポーズだ。

わたしは、急いで服を脱いだ。

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