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*秘密の日常*15

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/10/13 22:59:24

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「結衣っ!いるっ!?」



勢い良く保健室のドアを開く
ガラガラガラッ!!
って音に驚いて、私と翔ちゃんは
パッと身体を離した。

翔ちゃんが
私の寝ているベットの側にある
カーテンを静かに開くと
真利奈ちゃんが
勢い良く走ってくる。



「結衣っ!平気?大丈夫?気分はどう?」



まくし立てるように
質問を投げかけてくる真利奈ちゃんに
私は小さく頷いて曖昧に笑う。



「心配かけて、ごめんね?もう大丈夫だよ。」


「本当に?」


「本当、本当。」


「良かった〜!!」



そう言って
私に抱きついてくる
真利奈ちゃんの身体から
ふわりと甘い香水の匂いがした。



「…藤井さん、花岡さんの事よろしくね。」



翔ちゃんはそう言って
保健室を後にした。

翔ちゃんが出て行く姿を
目で追っていると
保健室のドアの前に
夏向くんがいた。

夏向くんは
一瞬だけ翔ちゃんの方を見ると
すぐに視線を逸らして
こっちに向かって歩いてくる。




あれ?
気のせいかな…?

今一瞬、翔ちゃんの事睨んでた?




「花岡、大丈夫?」



夏向くんは
心配そうな顔をして
私の方へ視線を向けた。




ーー私の気のせいかな。




さっき、一瞬だけ覗かせた
(ように見えた)
ギラリと光るみたいな
鋭い目つきはしていない。



「あ、うん。大丈夫…心配かけてごめんなさい。」


「念のためにもう少しココで休んでた方が良いよ。もし、しんどくなったら俺が家まで送って行くよ?」


「えっ?い、いやっ…本当っ、大丈夫!元気だよ私っ!ただの貧血だと思うからっ!」



ワザとらしく笑顔を作り
右手でガッツポーズをしてみせる私に
夏向くんは明らかに
疑う目をしてる。



「本当?」


「本当、本当っ!」



そんな私達のやり取りを
黙って見ていた真利奈ちゃんが


「あんた、下心見え見えだし。笑」


と夏向くんに言ってケラケラ笑った。



「は?下心とかねーよ!バーカ!」


「嘘つけ!あわよくばとか思ってんでしょ?」




あ。また始まった。
いつもの2人の口喧嘩。笑




「思ってねーしっ!」


「へー。」


「何だよその疑うような目は。」


「疑ってんだよ。」


「あーもー!本っ当、ムカつくなお前っ!」


「勝手にムカついてろー。笑」


「陸のやつ、何でこんな女なんかと付き合ってんだ?マジ意味不明だわ。」


「彼女も作れねーお前には言われたくねーし。」


「あ?うっせ!ぶす!」


「お前に言われたくねーよ不細工っ!」



夏向くんと真利奈ちゃんは
いつもこんな感じ。

小学校から一緒みたいで
口喧嘩ばかりだけど
何だかんだで仲良しだ。

私にも、こんな風に
口喧嘩が出来る友達が
欲しいなぁ…

なんて思いながら
2人のやり取りを
眺めてた。

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