*恋愛 小説*

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*秘密の日常*11

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/10/13 11:49:57

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「しっ…翔ちゃんっ!!!」



無意識のうちに叫んでた。

それも私にしては珍しく、大きな声で。

周りの生徒が一気に
私の方を見る。

私は途端に恥ずかしくなって
制服のスカートをギュッと握って俯いた。




恥ずかしいっ!
…でも、でも、間違いないよね?
翔ちゃんだよね?
私の…私の翔ちゃん…




そっと顔を上げると
翔ちゃんと目が合った。

ふっ、と柔らかく笑う彼に
胸がキュンと甘く鳴って
思わず笑顔が溢れる。



「っ、翔ちゃ…」


「えーっと…ごめん。どっかで会ったかな?覚えてなくて…あー、君は…えっと…花岡、結衣…さん?」


「えっ…?」



クラス名簿を眺めながら
苦笑いして首を傾げている翔ちゃん。




え、人違い?
そんなハズ、ないよ…
絶対間違いない。
私が翔ちゃんを見間違うなんてこと
絶対にない。




「せんせー花岡さんと知り合いなのー?」


「もしかしてせんせー花岡さんを街でナンパしてたとかぁー?」


「うわぁ〜せんせーやるぅ〜っ!!」



周りの生徒が野次を飛ばしても
当の本人は涼しい顔して
適当に遇らっている。



「そんな訳ないでしょwナンパはしない主義だよ俺。」


「えー?本当〜?」


「ほんと、ほんと。」


「じゃあ彼女はいるの〜?」



1人の生徒が翔ちゃんに
質問を飛ばすと
一瞬、翔ちゃんと目が合った。

その目はすぐに逸らされて翔ちゃんは


「いないよ。」


と静かに言った。




ねぇ、翔ちゃん。

私は翔ちゃんの何?

ただのお隣さん?幼なじみ?

''特別な存在''だと思っていたのは
私だけだったの?

それとも目の前にいる貴方は
本当に私の知ってる翔ちゃんではなくて
赤の他人なの?

ねぇ、翔ちゃん…
こっちを向いて。

私を見て…

胸が、痛いよ…

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