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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/10/13 17:40:03

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「あー、懐かしいな。この写真。」

長男の幸太がアルバムを指差した。

「え?どれどれ…ぷっ…だっ誰かと思うよな…この天使みたいな笑顔…」

次男の千幸がそれを見て笑う。

「こうして見ると…千里も小さな頃は天使みたいだったなあ…」

「本当に…年が離れてたから、可愛かったな……あ、千秋も。」

俺は後付けか。

「…幸介は?」

約束の時間が過ぎても姿が見えない三男の幸介。

俺が幸太と千幸に問いかけると、二人は首をすくめて。

「あいつが時間に間に合った事なんて、一度もないだろ?」

顔を見合わせた。

…ま、その点では俺もあまり人の事を言えないか。


今日は…じーさんの七回忌で、親族一同が屋敷に勢揃い。

以前は俺もあまり法事とか…親族が集まる行事に顔は出さなかった…

て言うか、連絡取り合ってなかったしなー…


だけど、千里がキッカケで…連絡を取るようになったし、こうして顔も出すことにした。

それこそ、じーさんより馴染みのない両親も…もう高齢だし。

会えるうちに…会っとかなきゃな。


「千秋、研究の方はどうだ?」

「…説明してもいいのかよ。千幸に分かんのか?」

「あっ、バカにしたな~?可愛い弟の仕事に興味を持とうとしてるだけなのに…」

「ははっ。仕方ないだろ、千幸。どうせ俺達にゃ分からない。」

「幸太まで…」


うちの兄弟には、『兄貴』って呼び方がない。

最初の内はあったのかもしれないが…

特に千里からみると、『兄貴』は四人いるわけだからな。


「千里が三歳の頃だっけな。俺の事を『おっきい兄ちゃん』、千幸の事を『二番目兄ちゃん』幸介の事を『真ん中兄ちゃん』、千秋の事を『ちっこい兄ちゃん』ってさ。」

「あはは。あったあった。」

幸太と千幸は二人で思い出して笑ってるが…

当時四歳だった俺は、『ちっこい兄ちゃん』と呼ばれるのが大嫌いだった。


「…あんな事があって…ナイフみたいな奴だって言われるようになったが…」

「俺らにとっちゃ、可愛いままだけどな…」

そう言う幸太と千幸の視線の先には…

じーさんと、千里と嫁さん…随分古い写真だが、じーさんが気に入ってずっと飾っていたもの。

…千里をやっかんで、邪魔した事もあるが…

俺にとっても…


千里は可愛い弟だったんだ…。

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神家の息子達、名前がてんやわんやです(・ω・;)
覚えてやって下さい!
そして私が間違えてたら、あざ笑って下さい!

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