*恋愛 小説*

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*秘密の日常*6

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/10/12 18:15:48

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何とか顔を上げてくれた夏向くんは
何でいきなり私に頭を下げて
謝ってきたのか、その理由を
話してくれた。



「…実はさ、何度か見かけた事があって…」


「えっ、見かけたって…」


「その…花岡が痴漢されてるとこ。」


「あ、あぁ….そっか。笑」




やだな。
見られてたんだ。
恥ずかしいな…




「ごめんっ!!本当はずっと助けたいって思ってたんだけど、なかなか勇気が出なくてっ…自分でも情けないって思ってるんだけど…」


「そっ、そんな事ない!そんな事ない!夏向くんは全然悪くないしっ!むしろされるがままな私の方が悪いしっ!」



また頭を下げようとする
夏向くんを慌てて止める私。



「でもっ…」


「本当、夏向くんが謝る事なんてなにも無いから。」


「…うん、ごめん。」




ーーいや、謝らないでよ。笑




「…でさ、なんて言うか…言いにくいんだけど。」


「んん?」


「…花岡さ、電車に乗る時とかその…スカート、少し長くした方が良いんじゃ、ない?」



夏向くんは
気まずそうに視線を逸らしつつ
私の制服のスカートを指差した。



「えっ…?あっ、う、うん。そっ…そうだよねー…あはははは。これからは気をつけます…」




自分でも自覚はあるw

スカートが短めな事くらい。

でも、あえて言い訳をさせて頂くと
この制服、実は従姉妹のお姉ちゃんの
お下がりだったりするの。

お姉ちゃんはかなりイケイケのギャルで


「曲げるのが面倒だしぃ折り曲げて履くと太って見えるからぁ」


とか言ってスカートを
短く切っちゃったのよ。

母さんは私の制服代をケチって


「短いスカート履けるのは今だけよ〜」


とかなんとか言って、新しい制服
買ってくれなかったの。


ーーやっぱバイトでもして
新しい制服買おうかなぁ…




「あのっ…べっ、別に俺っ…花岡を責めてるんじゃなくて…その、ごめんっ!」



私がシュン….
としているのを見て
またまた夏向くんが
慌てて頭を下げて謝ってきた。




「あっ、違う違う!別に落ち込んでる訳じゃないの。ゴメンね?ほら、頭を上げてよ夏向くん。」


「…うん、ごめん。」




ーーなんか、夏向くん
さっきから謝ってばっか。

夏向くんは何も悪くないのにな。

優しいんだなぁ、夏向くんって。

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