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*恋愛 小説*

主に青春恋愛小説を書こうかなと。

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*秘密の日常*5

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/10/12 14:08:47

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「汚ったねぇ手で触ってんじゃねぇよオッサン!!」



急に後ろの方から声がした。

それと同時に
私のスカートの中にあった
気持ちの悪い手の感触が消えるーー



振り返ってみるとそこには同級生の

黒 崎 夏 向
(くろさき かなた )くんがいた。



彼のビックリするくらい
大きな声に、周りの人が
一瞬ハッと息を呑む。

するとタイミング良く電車が停まり
私達が降りる駅のホームに到着した。

夏向くんに腕を掴まれてるオジさんは
バッと勢い良く夏向くんの手を
振りほどくと、一目散に逃げて行く。



「あっ…てめぇ待てコラっ!!」



夏向くんは
慌ててオジさんの後を
追いかけようとするものの
そのオジさんの逃げ足の速さは
尋常ではなくて。

結局、逃げられてしまった。




「…花岡、大丈夫か?」



ホームに降りると
人混みを掻き分けながら
夏向くんが私の所へとやってきた。



「あっ…うん。大丈夫…夏向くん、あの…ありがとう。助けてくれて…」



私が小さく頭を下げると
夏向くんはホッとした様な顔をして

「無事なら良かった。」

と笑顔を見せる。




「花岡さ、もうちょい気をつけた方が良いよ。」




ーーはて?
気をつけるとは何に?
いや、何を?かな?




向う先が同じなので
自然と並んで歩く
私と夏向くん。

急に夏向くんにそう言われ
私は夏向くんの言ってる
意味が分からずに
首を傾げた。




「…どういう意味?」


「…いや、だからさ…なんて言うか…」



急にモジモジと
恥ずかしそうに前髪を
弄り出す夏向くん。

私はますます意味が分からずに
首を傾げて尋ねてみる。



「えっ?な、何?私バカだからよく分からなくて…ゴメンね。あの、どういう意味かな?」


「えっと…お前さ、何気に電車ん中でよく痴漢されてるだろ?」


「えっ…?」




ーー何でそれを夏向くんが
知ってるの?




「…っ、ごめんっ!」


「へぁっ!?」



いきなり夏向くんに
思いっきり頭を下げられて焦る。



「かっ…夏向くん?どどどどうしたの急にっ?や、やめて、やめてっ!頭を上げてよっ!」




皆んな見てる!

皆んな見てる!

皆んな見てる!

恥ずかしいから本当やめてっ!




慌てて夏向くんの背中を
バシバシ叩いて
顔を上げろと懇願した。

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