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*恋愛 小説*

主に青春恋愛小説を書こうかなと。

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*秘密の日常*4

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/10/12 11:54:41

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朝の電車の中は大嫌い。

ぎゅうぎゅう詰の電車の中は
色んな人の色んな匂いが混ざり合い
時々、気分が悪くなる。

加齢臭キツめのおじ様が近くにいたら
その日は最悪。

匂いが鼻にこびり付いて
なかなか消えてくれないんだよね。

今日もそんな最悪な日の朝だった。




うう…目の前の人
匂いがキツいよぉ〜…
早く駅に着かないかなぁ…




私は出来るだけ息をしないように
鼻からではなくて、口から浅く
呼吸を繰り返してた。




するとお尻の方に
何かが触れた気がして
思わずビクッと身体が強張る。




き、気のせい。
…だよね?




お尻の方に神経を集中させてみる。
ーーやっぱり、気のせいなんかじゃない。

これは痴漢だ。




何でだろう、
私は昔からよく痴漢にあう。

見た目が大人しく見えるから
コイツは何も言えないだろうと
思われているのかな?

きっと気が弱くて、引っ込み思案で
声だって小さいんだろう?

なんて思われて、
甘く見られてたりするのかな。

いや、実際当たってるんですけどね。




呑気にそんな事を思っていると
私のお尻をいやらしく撫でる手が
なんとスカート中へと伸びてきた。

さすがに焦った私は
両足にグッと力を入れて
出来る限り足を閉じてみる。

身体を小さく捻り
私の中では最大限の抵抗をしてみるものの
そんな私の行動をあざ笑うかの様に
その手は私のスカートの中の
パンツに触れた。




…っ!ヤダっ!!
助けて翔ちゃんっ!!




両目をギュッと強く瞑り
右手で右耳のピアスを触る。


翔ちゃんと一緒に
ピアスを開けた日から
不安な時や怖い時、辛い時や悲しい時に
無意識に右耳のピアスを触ってしまう。

そうすると不思議と
力が湧いてくる。


''大丈夫、いつでも俺がそばにいるよ''


と翔ちゃんの声が聞こえる気がするから。



でも今日は力が湧いて来ない。

''やめて下さい!''

と大きな声で言いたいのに
喉の奥で声が詰まり
震えて出て来ない。




どうしよう、どうしよう、どうしよう…
怖い、気持ち悪い、誰か…
翔ちゃんっ…助けてっ!!

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