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【小説】ボク恋~カオル編~

性懲りもなくBLです。BLとは男と男が愛し合うことです。くれぐれもご注意ください。

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ひとりで…《400》

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テーマ:小説 > BL

2017/10/11 21:55:34

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☆ボクはそれでも恋をする☆       





そして、迎えた大晦日。

タクミは相変わらずせっせとレポートと企画書
を仕上げている。

たまにスマホの画面を覗きながら、淋しさを
紛らわす。


「ふぁぁ~~~~~~~」


大きく背伸びをして、首をグルグル回した。


「年内の作業終了!疲れたぁ~」


しかし、その言葉に応えてくれる人はいない。
何度もカオルの番号を呼び出しては閉じるを
繰り返していたが、発信ボタンを押せない。


「スーパー銭湯にでも行こうかな。2日も
お風呂入ってないし、へへへ、ゆっくり
お湯に浸かって、ご飯食べよ…」


タクミは一人で行ったことのないスーパー
銭湯へ行くとこにした。

トートバッグに着替えとタブレットを入れ
部屋を出る。


「うわぁ~寒い」


その年の暮れは、寒波がやってきていて、
かなり寒かった。寮の共同自転車に跨り
大学から自転車で10分ほどのところにある
スーパー銭湯へ向かう。

道中、迎春準備に忙しい人々を見ながら
ペダルを漕ぐ。

何度か赤信号に止まりながら、やっとの
思いで到着。


「なんだか緊張するなぁ~、ふふふ」


タクミはバッグを肩にかけ、「湯」と書いた
暖簾をくぐった。

靴を脱ぎ、券売機で入場券を買い、受付へ
行くと、背の高い男性が簡単な説明をして
くれる。


「……お帰りの際は、こちらで下駄箱の
カギを受け取ってください。では、ごゆっく
りおくつろぎ下さい」


と、下駄箱のカギとロッカーのカギを交換
する。タクミはにっこり笑って会釈をし、
温かい廊下を進んでいった。

大晦日にもかかわらず、たくさんのお客さん
がいて、込み合っていた。

タクミはキョロキョロしながら、脱衣場へ
入っていく。


「1013番はどこかなぁ~」


L字になった端っこにタクミの「1013番」が
あった。


「あ、あそこだ」


カギを挿し、ロッカーをあけ、カバンを放り込む。
着ているものをスバババと脱ぎ、タオルを腰に
巻き、再びロッカーを閉めた。


カチャン


カギをかけ、手に持っている鍵を手首に
通した。







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