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【小説】ボク恋~完結編~(BL*R18)

性懲りもなくBLです。BLとは男子と男子が愛し合う事です。くれぐれもご注意ください。

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年末《395》

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テーマ:小説 > BL

2017/10/09 20:06:07

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☆ボクはそれでも恋をする☆       





『むしろ、お前がもう寝ていたら、申し訳
ないと思ってた』

「寝てたって、カオルさんの電話なら飛び
おきるよ!」


2人の間に柔らかい空気が漂う。


『………(店長!そろそろ!)……』


電話の向こうでカオルを呼ぶ声がする。


「あ、カオルさん。呼ばれてませんか?」

『無粋な奴らだ』

「まだ、終わってないんですか?」

『もうお開きだ。俺の挨拶待ち』

「じゃあ、早くいかないと。もう切りますね」


と、タクミが耳からスマホを離すと…


『タクミ』


かすかに呼ぶ声が聞こえた。タクミはスマホ
を耳に戻す。


「はい」

『メリークリスマス。愛してるよ』

「……(ぶわぁ~~)……」

『じゃあな』


プツッ、ツー、ツー、ツー、


タクミは沸騰するほど体中が熱くなり、
しばらく動けなかった。







年末はカウントダウンライブの為、Butterfly
はクリスマスに増して忙しい。

タクミはカオルに今度こそ手伝いたいと申し
出たがそれも却下されてしまった。

せめて近くにいたいとマンションへ帰ること
を伝えると、それも却下。





迎えた大晦日前日


1人で寮のサロンにいると、清掃業者が
やってきた。


「あれ?学生さん?」

「はい」

「地元に帰らないのかい?」

「ええ、まぁ…」

「友達は?」

「みんな、実家へ帰りました」

「だろうな」


数人の業者はさして興味もなさそうに、共同
部分の清掃を始めた。

タクミはしかたなく寮を出て、迎春準備に
忙しい京都の街へ向かった。



フラフラと当てもなく彷徨っていると、よく
いくカフェに見覚えのある顔があった。


「あれは…」


タクミはカフェに入ると、手っ取り早く
コーヒーを買って、その人物の傍へ向かう。


「もしかして、アツシさん?」


雑誌を読んでいた人物が顔を上げる。


「あっ、タクミさんだ」

「やっぱり、アツシさんだ」


タクミは嬉しそうに微笑んだ。







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