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【小説】ボク恋~カオル編~

性懲りもなくBLです。BLとは男と男が愛し合うことです。くれぐれもご注意ください。

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深夜の電話《394》

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テーマ:小説 > BL

2017/10/09 20:04:43

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☆ボクはそれでも恋をする☆       





深夜12時を過ぎ、一段と冷え込んでくる。


ピリリリ、ピリリリ、ピリリリ……


机のかなり真ん中あたりに置きなおされた
スマホが鳴る。


ピリリリ、ピリリリ、ピリリリ……


机に顔をふせ、眠ってしまっていたタクミが
ふと、顔をあげる。


「電話!」


慌てて着信相手も確認せず、通話をフリック
した。


「もしもし!シン、やっぱりかけなおして
くれたんだ」


と、数時間寝ていたのにもかかわらず、つい
さっき自分から通話を切ってしまったという
錯覚を起こしていた。


『………』

「シン?怒ってるの?」

『(ざわざわざわざわ)』


電話の向こう側がやけに騒がしい。


「あれ?」

『タクミ』


自分を呼んだ声がシンの物ではなかった。


「!?」

『淋しがってるかと思って、仕事を抜けて
電話をしてみれば、第一声が俺じゃない
男の名前とはな~』

「っ!!!!!」


電話をかけてきたのは、カオルだった。


「わぁぁぁぁ!ごめんなさい!ごめんなさい!
ごめんなさい!ごめんなさい!」

『しかも、元彼の名前ときたもんだ…』

「あぁぁぁぁぁ!ごめんなさい!ごめんなさい!
ごめんなさい!ごめんなさい!」

『クリスマス、俺といられないくても、平気
ってわけか。ああ~悲しいなぁ』

「ひぇ~~~~~ごめんなさい!ごめんなさい!
ごめんなさい!ごめんなさい!」


タクミはスマホを耳にあてて、土下座している。


『……っ』


すると、電話の向こうからクスッと笑う声が
聞こえた。


「カオルさん?」

『からかってごめんな』

「(ぷしゅ~~~)←気の抜けた音」


ゴンと額が床にぶつかる。


『タクミ?』

「本当にごめんね。今日、シンの誕生日でね
おめでとうの電話をしようかどうしようかずっ
と迷ってたの。そしたら、シンの方から電話
かかってきて……ボクが意地悪して、一方的
に切っちゃったから……だから……」

『そうか。別に怒ってないよ』

「ホントに?」

『ああ』

「はぁ~よかった。これでカオルさんが怒って
電話きっちゃったらボク、立ち直れなかった」

『そんな事するわけないだろうが。バカだな』


カオルの優しい声に、タクミはキュ~ンとした。





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