夢見るように出会いたい。

ミステリー全般。なんでもアリ?のラブコメ小説。不定期更新。《フィクション》

  • 記事数 24
  • 読者 2
  • 昨日のアクセス数 2

学園祭《事件編》その9

しおりをはさむ

2017/10/07 23:47:33

  • 0
  • 0

『岩元雪菜さんを迎えに行きましょう!』
ユメちゃんの言葉に起こされてこんなに朝早くやって来たのに、なんで俺ここで菓子パンかじってるんだろう…

ユメのアパートの沓脱ぎに腰掛け、隣に熱いコーヒーが入ったマグカップを置くと、慎は溜め息をついた。
『…ユメちゃん?』
ドアの奥に呼び掛けると、ユメが慌てて飛び出してきた。
何だか制服がよれよれだ。

『どうした?何だからしくないよ?』
慎の言葉に、ユメは姿見を覗き込みながら襟元とスカートの裾を少し引っ張った。

『歩きながら話します。出掛けましょう』
言うと、慎の手を引いてアパートを出た。
ドアを施錠し、岩元の家に向かって歩く。

『慎くん、追けられていないか気を配っていてください。実は、夕べ慎くんが帰った後にドアの下にこれが差し込まれていました』
慎はユメの手元を見た。
白い封筒。中には便箋のような物が入っている。
『慎くんの字ではありません。誰かが、慎くんの帰った後に入れて行ったんです。わたし、慎くん以外の人をアパートに連れてきたことありません。部屋を教えたこともないです。誰かに追けられたのかもしれないです。恐らく、この手紙を入れた人に…』

ユメは言いながら、封筒を開いて中の紙を取り出した。
そこには、汚い走り書きのような文字でこう書いてあった。

演劇部の件から手を引け。次は怪我だけでは済まさない。

同じテーマの記事

コメント0

しおりをはさむ

関連するブログ記事

  1. 選択

    2016/06/04

    中に入ると大きなタッチパネルがあった。川田さんがタッチパネ...

    深みへ

    • 28
    • 0
  2. 家に帰って急いで着替えた。まさか高宮の家に行くなんて…...

  1. ジョイの自宅アパート前に車を停めた。私は、きなこ飴を口に...

  2. 413

    2016/02/17

    ぶはっ!あははは‥、あははは‥‼︎(何をそんなに大笑...

このページのトップへ

GIRL’S TALKにログインする

Ameba新規登録(無料)はこちら

6/20 編集部Pick up!!

  1. 付合い辞めたら悲劇のヒロイン化
  2. 何もない所で何かを呼ぶ娘が怖い
  3. 育休復帰時既に妊娠3か月の同僚

人気ブログ記事ランキング

  1. 1

  2. 2

  3. 3