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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/10/07 23:02:53

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「知らなかった…」

ルームで聖子が絶句した。

今日、知花は体調不良で休み。

さっき瞳さんがルームに入って来るや否や…

「サクちゃんが婚約解消した話、みんな知ってるの?」

眉間にしわを寄せて言った。

「えっ?」

「サクちゃんが?」

驚いた声を上げたのは…聖子と光史とまこ。

俺は…華月ちゃんから聞いた。

陸は…まあ、知ってるか…。

「…言わなくて悪かったよ。でも俺も知花から聞いたわけじゃねーからさ…あいつが言わないなら俺から言うのもどうかと思って。」

陸がそう言って。

「…俺もごめん。華月ちゃんから聞いたけど…陸が言うように知花が話さないのにと思って…」

俺が同調して話すと…

「もう。これだから男は…」

聖子が額に手を当てて、溜息をついて。

「うっかりあたし達が『このウエディングドレス、サクちゃんに似合いそう~』なんて言ったらどうしてくれんのよ。」

うっ…

「そうよ。新しいホテルにウェディングホールが出来たらしいわよって、パンフレット持って来たりしてたら、どうしてくれたのよ。」

瞳さんまで…。

「俺なんて、挨拶みたいに『サクちゃん元気?』って知花に聞く事あんのに…教えろよな。」

あ、光史まで…

「そんな重大な話を知花が言えないのは分かるけど、陸ちゃんとセン君は知ったからには僕らに話す義務はあったと思うけど?」

…まこの的を得た言葉に、陸と二人して小さくなった。

確かに…俺達は家族同然でここまでやって来た。

「悪かったよ…けど、なんつーか…こんな残念な話…」

陸がそう切り出すと。

「残念?」

聖子と瞳さんが同時に言った。

「婚約解消自体はそうかもしれないけど、婚約して二年以上よ?サクちゃん、大好きな相手に二年以上も待たされてたのよ?」

「……」

「残念どころか…あたしは、新しい出会いのチャンスって思うわね。」

「瞳さんに同感。あたしもサクちゃんには早くいい人見付けて、結婚して欲しいわ。」

さすがに…それには俺も陸も黙るしかなかった。

俺だって、サクちゃんには幸せになって欲しい。

サクちゃんの事は…たぶんみんな、娘のように思ってるはずだ。

俺達はトントン拍子にアメリカデビューを果たしたように思われてるけど、苦難がなかったわけじゃなかった。

そんな時、知花が産んだ華音とサクちゃんには…

相当癒されて励まされた。

可愛くてたまらなかった。

今、みんなそれぞれ子供がいるけど…

たぶん、長男長女は華音とサクちゃんって、勝手に思ってる所があるんだよな…

…俺の場合は海がいるから、華音は次男って感じだけど。


「そういうわけで…」

腕組みしたままの聖子が、コホンと咳払いをして。

「光史、知花が来たらフォローよろしく。」

光史を指名した。

「はっ?」

光史が丸い目をすると。

「ああ、適任ね。」

「僕も賛成。」

「異議なし。」

「よろしく。」

いつも、こういう役回りになってしまう光史。

だけど…頼れるんだ。

光史は小さく溜息をつくと。

「…分かった。その代わり…」

「その代わり?」

「あの話、進めさせてもらうぞ。」

「……」

みんなが緊張するような事を言った。

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コメント1

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  1. カオリさん(47歳)ID:6611471・10/07

    あの話ってなーにー?

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