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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/10/07 10:56:17

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「咲華と志麻が別れた。」

仕事から帰ると、ノン君と華月が大部屋で紅茶を飲んでて。

親父と姉ちゃんが風呂から上がって来ると、さりげない笑顔でシュークリームやら麦茶をポットごと持って。

着替えるって言ってる俺の部屋に入って…その言葉。


今日、華月は咲華と映画に行ったらしい。

で、ノン君には…あいつから連絡が。

あいつ。

東志麻。

咲華と連絡がつかないって言われて、咲華に電話したら電源オフられてて。

華月に連絡したら…

「別れたっ。て明るく言われて…なんかもう…あたしが泣きそうになっちゃったよ。」

…華月は唇を尖らせて、今にも泣きそうな顔。

「待ち疲れたっつってたらしい。」

「…待ち疲れた。咲華が?」

普通の奴なら待ち疲れても仕方ねーけど…

咲華が待ち疲れた。

…あいつの事、相当好きなはずの咲華が。


「…ま、いんじゃねーの?こんだけ待たされたんだから、咲華も次見付けた方がいいって。」

元々、あいつの事があんまり好きじゃなかった俺は、つい…そっけなく言ってしまった。

だってさ…

うちの近くで咲華にキスしようとしてたんだぜ?

西野と別れてすぐの咲華に。

つけこんでるとしか思えなかったっつーの。

第一印象がアレだから、どんなにあいつが優秀な人間かって聞かされた所で…

俺の中での東志麻は、全くレベルが上がらなかった。

…何だろーな。

泉と近い人間って事で、妬いてたのもあるのかもな。


「いつ別れたって?」

「七夕の日。」

…二週間も前かよ。


「…全然気付かなかった。普通に笑ってたよな…」

誰にも言えなかったとしても…ずっと普通にしてた咲華を思うと、胸が痛んだ。

俺は、泉と付き合ってた事…そんなに周りに言ってなかったから…

何となくフェードアウトって感じでおさまってるけど。

…咲華は婚約してたからな…


「あいつ、何で言わねーんだよ…ってマジムカついた。俺、知らなかったから…あいつが別れた次の日、紅美と付き合ってるって言っちまったんだよなー…」

ノン君が頭をくしゃくしゃにして言った。

そう。

ノン君は…イトコの紅美と付き合ってる。

何でも、昔から好きだったみたいで…

紅美と言えば沙都。みたいな図式が昔からあった俺としては…

すげー違和感もあるんだけど…


付き合い始めて間もないのと、紅美が慎重になってるからって事で。

まだ親父も姉ちゃんも知らないらしい。

…あんま慎重になってると、タイミング逃しちまうと思うけどな…

俺とか咲華みたいに。


結婚考えてるなら…

結婚は、勢いだ。

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